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私立中高進学通信

2020年1月号

中学入試のポイント

文京学院大学女子中学校

生徒の個性を伸ばす“得意”を活かす新入試

創立当初から女子のキャリア教育に目を向け、100余年にわたり女子教育を担ってきた同校。素質や得意を伸ばし、学ぶ意欲を高める狙いで新入試を導入しました。
1教科で決まる『得意型文京方式』

 さまざまな得意分野を持つ生徒に入学してもらい、早い段階から素質や得意を伸ばしたいという思いから生まれたのが、同校の多彩な入試方式です。2020年はより得意分野を活かしたチャレンジができる新入試『得意型文京方式』がスタートします。それぞれの入試の特徴について、副校長の雨宮正典先生、教頭の佐藤泰正先生にうかがいました。

「これまで本校が実施してきたそれぞれの『思考力入試』や『インタラクティブ英語入試』に加えて、2020年は得意分野をより活かせる、1教科だけで合否を判定する入試を始めます。1教科だけでも学ぶ楽しさを味わうことができると、別の教科への好奇心も高まり、結果的にすべての教科の学びに結びつくと思うからです」(雨宮先生)

 同校がこれまで実施してきた『文京方式』は、国語と算数の2科目で受験、または、国語と算数にプラスして選択科目の理科、社会科、英語の各問題を見て、その中から得意な問題を選んで解答する入試形態です。

 この『文京方式』を継承しつつ、採点方法を変えたのが『得意型文京方式』です。国語と算数を受験しますが、2科目のうち、得点の高かったほうの教科得点を2倍にして計算し合否を決めます。得点の低かったほうの点数は加味されません。

「選択科目の問題は、各教科2題ずつの構成です。同じ教科から2題で解いてもいいですし、1題は理科、1題は英語というように、別々の科目を組み合わせて受けても結構です」(雨宮先生)

『インタラクティブ英語入試』は、英語のコミュニケーション能力で合否を判定する入試です。ネイティブスピーカーの試験官の先導で、アクティビティを行う試験と、英語による面接を実施する予定です。

「面接以外はグループで受ける試験です。昨年は試験の最中に周りの受験生の答え方を見ながら良い部分を学び、自分の答え方を成長させていく受験生も見受けられました。ネイティブ講師が上手に場を和ませてくれるので、リラックスして受けてください」(佐藤先生)

コース選択を見据えた『思考力入試』

 同校は早くから生徒の素質や得意を伸ばす教育を行うため、中2から「グローバル スタディーズ」「アドバンスト サイエンス」「スポーツ サイエンス」の3つのコースに分かれます。今年も実施される『思考力入試』は、このコース選択を見据え、3つの方式が用意されています。

『サイエンス思考力入試』は、入試で実際に実験を行って、実験の目的や結果の予想をし、結果からわかったことを解答用紙にまとめるという形式をとっています。この入試の面接では、実験で工夫した点、失敗した点などが聞かれ、受験者は口頭で面接官に説明します。

「実験がうまくいくかどうかではなく、一生懸命に考え、アウトプットする努力をしているかを見る入試です。
 実験がうまくいかなくても、それは失敗ではなく結果でしかありません。結果を受けて、どう感じ、どのような工夫が必要だと考えたかを表現してほしいのです」(雨宮先生)

『グローバル思考力入試』は、「強い日差しの国に行く時に必要な服装はどれか」など、世界に出る時に必要となる知識を問う問題が出題されます。

『スポーツサイエンス思考力入試』は、体育館で指示された活動を行い、そこからわかることをレポートにまとめる試験と、面接によって合否を決めていきます。

「大切なのは、自分の意見を伝える努力をしているかどうかです。何かに興味関心を持つことや、人に伝える表現ができる能力は、将来のキャリアにもつながると思います。その土台を中高時代にしっかりと築いていきたいですね」(雨宮先生)

(この記事は『私立中高進学通信2020年1月号』に掲載しました。)

進学通信 2020年1月号
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