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私立中高進学通信

2020年1月号

私学の校外学習・学外交流

桜丘中学校

職業体験・ミニ屏風作り
日本の伝統工芸の歴史と
知恵や技に触れる職業体験

江戸文化とモダンが融合するものづくりの街・墨田区で、匠の技を学びます。
日本を代表する絵師・葛飾北斎の『富嶽三十六景』の中から『神奈川沖浪裏』か『凱風快晴』を選択してミニ屏風作りをしました。

日本を代表する絵師・葛飾北斎の『富嶽三十六景』の中から『神奈川沖浪裏』か『凱風快晴』を選択してミニ屏風作りをしました。

「勤労」と「創造」を校訓とする同校は、校訓に合致する取り組みとして、キッザニア・墨田区・JTBが共同開発した伝統的なものづくりに触れられる職業体験「ジュニアマイスター職人の仕事体験」に参加。屏風作り(伝統工芸)、ポーチ作り(革産業)、衣服作り(ニット産業)から生徒が選択します。東京都で唯一の屏風専門店「片岡屏風店」でのミニ屏風作りには、19名の生徒が参加しました。

「屏風を目にする機会はあっても、作ることはできません。ものづくりの仕事が実際にどう行われているのかを知り、また、歴史の大きな流れが感じられる貴重な体験になりました」と話すのは、中3担任の藤岡和宏先生。

「屏風は風をよけるための家具として千年以上前に中国から伝わりましたが、貴族など選ばれた人しか使っていませんでした。次第に汎用性が高まり、江戸の町人文化の中で庶民まで広がったのです。ただ、生徒にそう説明してもピンとこないかもしれません。でも、一度自分の手で作ってみれば、江戸の地に職人が増えて、文化や生活の水準がどんどん上がっていったことが感覚として伝わると思います。
 また、屏風は現代でも美術品として親しまれ、インテリアとして海外でも人気が高まっています。伝統的なものづくりの将来性、職業としての広がりも実感できました」

屏風の構造や歴史を学びながら屏風作り

「屏風は木の板と和紙でできています。木の板をつないでいるのは和紙です。金属ではありません。和紙でつなげば、隙間ができないのです」と説明するのは、屏風職人の片岡恭一さんです。

「"屏"には防ぐという意味があり、風を防ぐ、つまり隙間風を防ぐ実用品だったのです。昔の家は隙間風が入るので、屏風を立てて風が当たらないようにしていました」

 ミニ屏風作りでは、木の板の代わりに厚紙を使いますが、実際に和紙でつなぎ、隙間を開けずに折れ曲がる仕組みを確認することができます。

屏風文化を後世に伝えるマイスター、片岡恭一さんに屏風の奥深さを教えてもらいます。屏風文化を後世に伝えるマイスター、片岡恭一さんに屏風の奥深さを教えてもらいます。
和紙を使って、じょうぶに長持ちするよう作られている仕組みを学びます。和紙を使って、じょうぶに長持ちするよう作られている仕組みを学びます。
ミニ屏風作りに挑戦!

屏風の土台になる2枚の厚紙を、互い違いに組んだ和紙にのりをつけて貼り合わせます。1
屏風の土台になる2枚の厚紙を、
互い違いに組んだ和紙にのりをつけて貼り合わせます。
2枚の土台、その継ぎ目の絵を貼る側に、黒い和紙をかぶせて貼ります。2
2枚の土台、その継ぎ目の絵を貼る側に、黒い和紙をかぶせて貼ります。
和紙を互い違いに組んだ部分に、黒い和紙の上から切り込みを入れ、反対側にも開きます。3
和紙を互い違いに組んだ部分に、黒い和紙の上から切り込みを入れ、
反対側にも開きます。
絵に専用の刷毛でまんべんなくのりをつけ、ずれないように貼りつけます。4
絵に専用の刷毛でまんべんなくのりをつけ、ずれないように貼りつけます。
空気を逃がすための刷毛で、絵が浮かないようにしっかりつけます。5
空気を逃がすための刷毛で、絵が浮かないようにしっかりつけます。
絵と逆の面の継ぎ目に金色の和紙をかぶせて、しっかりと貼りつけます。6
絵と逆の面の継ぎ目に金色の和紙をかぶせて、しっかりと貼りつけます。
職人の方に、ずれがないか確認してもらいながら、切り込みを入れてもらいます。7
職人の方に、ずれがないか確認してもらいながら、
切り込みを入れてもらいます。
両側に曲がるようになりました。8
両側に曲がるようになりました。
反対側に金色の和紙をのりづけし、空気を逃してよく乾かして完成です。9
反対側に金色の和紙をのりづけし、
空気を逃してよく乾かして完成です。
グローバルな視野を広げるためにも
知ってほしい日本の文化
中3担任 進学副部長 社会科 藤岡 和宏 先生中3担任 進学副部長 社会科
藤岡 和宏 先生

 グローバリゼーションはローカリゼーションの下地があってこそ活きてくる面が多いと思います。英語は話せるけれど、日本の文化は知りませんでは本末転倒です。今回の取り組みが、もっと日本の伝統的な文化に目を向けるきっかけになればと思います。

進学通信 2020年1月号
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