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私立中高進学通信

2020年特別号

目標にLock On!! 私の成長Story

星野学園中学校

勉強に部活動に励み続けた中高6年間
互いに切磋琢磨し、夢への第一歩を踏み出す

東京大学 理科二類 1年 OB 中島優稀さん
東北大学 農学部 1年 OB 菊田啓公さん

学校生活で興味を育み
高校では理数選抜コースへ
礼儀作法、真面目に取り組む姿勢など「人として大切なことを学んだ」という中島さん。礼儀作法、真面目に取り組む姿勢など「人として大切なことを学んだ」という中島さん。

 同校に通っていたお姉さんに勧められ、学校説明会に来て「雰囲気が気に入りました」という中島優稀さん。

 また小4から競技かるたをやっていた菊田啓公さんは「家の近くで競技かるたができる学校」を探し、百人一首部のある同校に入学しました。

 同校では“文武両道”を掲げ、生徒全員が部活動に入ることを奨励しています。中島さんはサッカー部、菊田さんは百人一首部に入部し、中高6年間活動しました。

「中学でサッカー部の部長を務めて、良い経験ができました。リーダーとしてただ大声をあげるだけでは、部員は納得しません。自己中心的にならずに、相手の意見を聞くことの大切さを学びました」(中島さん)

「百人一首部の活動に打ち込むことができてうれしかった。高校3年間、連続で全国大会に出場できたことも良い思い出です」(菊田さん)

 部活動の練習はハードでしたが、決して学業もおろそかにせず、自分で工夫して勉強していたそうです。

「僕はなるべく家で勉強しなくてもいいように心がけました。まず授業中に内容を理解するようにして、あとは図書館や通学の電車の中で勉強していました」(菊田さん)

「教科ごとに最も効率の良い勉強法を模索して、それを実行しました。社会なら予習をして授業に臨み、数学なら授業中に理解して家で復習すると定着しやすかったです」(中島さん)

 2人は中3の時、高校の「理数選抜コース」に進むことを選択します。

「中学3年間で、担任の大坂怜太先生の教え方がわかりやすくて数学を好きになり、高1の時には理学部で数学を深く学ぶ道を志望するようになりました」

 と中島さん。

 また、もともと「研究者になりたい」という夢を持っていた菊田さんは、中学のオーストラリア修学旅行で4日間ホームステイしたことを機に、将来の目標を決めたそうです。

「オーストラリアでは、どの家庭でも『ベジマイト』という発酵調味料が食卓に出るのです。それを調べるうちに『小さくても人間の生活に影響を与えている微生物のことをもっと知りたい』と思い、農学部を志望しました」
(菊田さん)

クラスのみんなと互いに
認め合い、高め合って成長
母校について「勉学と部活動の両方を応援してくれる学校」と話す菊田さん。母校について「勉学と部活動の両方を応援してくれる学校」と話す菊田さん。

 同校では、自分の興味のある大学・学部について情報を集める「大学調べ」という課題があります。それを通じて2人は志望大学・学部を決めました。

「東大は3年の進級時に進学振り分け制度があり、1・2年次に文理を問わず幅広い分野を学べるところにひかれました。とくに僕は社会科が好きで、法学や政治経済も学べるところが魅力的でした。また東大はハイレベルな学生が多いので、入学後も自分を高められると思いました」(中島さん)

「東北大は研究内容や設備も素晴らしく、実学尊重の学風にひかれました。僕はAO入試を受けましたが、小作文と面接の対策で、生物の先生2人、国語の先生2人、担任の5人の先生に指導していただきました」(菊田さん)

 そんな2人は、中高6年間のうち5年間同じクラスで過ごし、お互いを認め合う友達です。

「僕は中島くんから良い影響を受けました。彼は高い目標を持ち続け、それを実現する力もあるので、身近にいると『がんばろう』と思えるんです。自分の知らない分野の知識も教えてくれましたし、本当に良い友人を持ったと思います」(菊田さん)

「僕もまったく同感です。僕は数学、菊田くんは国語と生物が得意だったので、お互いにわからないところを教え合っていました」(中島さん)

 クラスには他の教科が得意な人たちもいて、「自分が苦手な教科は得意な人に聞く」というスタイルで学んでいたとか。クラスのみんながお互いを認め合い、高め合って一緒に成長してきたのです。

「クラスメートとはお互いにライバル意識は持っていたけど、ギスギスした感じではなかったです。『次は負けないぞ』と、良い意味で切磋琢磨できました」(菊田さん)

「みんなに負けたくないという気持ちが自分の“燃料”になって成長できたと思います」(中島さん)

勉強、部活動、行事など
一日一日の密度が濃い

 勉強に部活動に6年間励んできた2人に、この学校で良かったと思うことを尋ねてみました。

「英語のいろいろなプログラムがあり、留学生と関わったり、現地で生の英語に触れたりと、いろいろな経験ができて良かったです。自分はシャイだけど、話し始めれば楽しいと思うことが多くなりました。英語に限らず、普段の生活もそうです。仲間がいたから変われたんだと思います」(中島さん)

「この学校は能動的にならざるをえないプログラムが多かったので、勉強も部活動も自ずと能動的に取り組める力がついたと思います」(菊田さん)

 最後に、これから入学してくる後輩のためにメッセージをくれました。

「勉強は量ではなく質だと思うので、とにかく効率良く、質を上げましょう。何より努力することは大切です。努力しても結果が出ないことはありますが、結果を出す人は絶対に努力していますから。また僕はこの学校で『社会で生きる人間としてどうあるべきか』を学んだので、皆さんもぜひ学んでほしいです」(中島さん)

「勉強や部活動、行事もあって、一日一日の密度が濃いです。何も学ばない日はないので、日々の学びを積み重ねてほしいですね。僕自身も一つひとつのことを積み重ねてきました。それがAO入試で評価されたのかなと思っています」(菊田さん)

恩師からの応援メッセージ
2人とも行事を通して
たくましくなったと思います
中学時代の担任・大坂怜太先生と。中学時代の担任・大坂怜太先生と。

 菊田くんは何事にも素直で実直で、一生懸命な生徒。中3の合唱祭では、ソロパートを歌って過去最高点を取りました。中島くんは入学時から高い意識を持ち、体育祭、合唱祭でも活躍してくれました。2人とも行事を通して一生懸命に取り組むことを覚え、たくましくなったと思います。

 これからの新しい出会いを大切にして、自分の目標実現に向けて一生懸命に励んでほしいです。菊田くんは微生物の研究者志望だそうですが、これは世の中のためになる研究なので、ぜひがんばってほしい。中島くんは数学の教師を志望しているそうなので、私から数学教師としてのテクニックを教えてあげたいと思っています。(大坂怜太先生)

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