私立中高進学通信
2020年特別号
行ってきました!学校説明会レポート
千葉明徳中学校
卒業生・在校生の生の声を聞く学校説明会

同校メビウスホールにて、参加人数を絞って開催された学校説明会。
コロナ対策を万全に開催した学校説明会

9月20日(日)に、今年度初めて来校者を招いての学校説明会を開催した千葉明徳中学校。密を避けるため、30組という人数制限を設けましたが、オンラインでの同時中継も行い、多くの受験生に同校の理念や入試制度の変更点などを紹介しました。
「行動する哲人」の育成を教育理念として掲げる同校では、「土と
学校説明会では、まず園部茂校長先生が、米や野菜づくりを通じて人と人、人と自然の関わりの中から学び、体験から得た知識を知恵へと昇華させていく教育方針を紹介しました。
続いて同校の教育の特徴として、自分の考えをきちんと持って行動する人材を育てるべく、朝学習などによる勉強の習慣づけ、グローバル教育の一環として英語でのレシテーション(暗唱)コンテストなどの校内行事を多数開催していること、ハワイ研修旅行をはじめとした海外体験の充実ぶりなどが紹介されました。
同校は開校から10年を迎え、志望者が増加していることを背景に、より優秀な生徒に入学してもらいたいとの考えから、2021年度入試では「特待生選抜」を拡充します。前年度までは、特待生入試を別途設定していましたが、2021年度入試では、1月入試のすべてが特待生選抜の対象となります。受験生にとっては、特待生として入学できる機会が広がることが説明されました。




卒業生、在校生による座談会コーナー

後半の座談会コーナーでは、卒業生2名、在校生2名(高校生・中学生各1名)が登壇し、同校で身についたことや英語教育について、また、グローバル教育をどう捉えているかなどについて、生の声を届けました。
1期生の黒田さん(文教大学教育学部4年)は、「在校中に、先生方からさまざまな話を聞いたことで多くの知識がつき、人脈を広げることができました。現在、本校に教育実習生として来ていますが、在校時と比べてICT教育が進んでいることに驚きました」と語りました。
3期生の松﨑さん(明治大学国際日本学部2年)は、「あいさつをきちんとすることや、時間を守るといった人間としての基本が身につきました。また、発表の機会が多いので、人前でも臆せず堂々と話せるようになりました」と同校での成長ぶりを披露してくれました。「英語力は大切ですが、海外で日本のことを聞かれることも多く、日本のことを知って発信できることがグローバル教育の目標ではないかと思います」とも言います。
高2の中村さんは、「小学校では英語は塾などで学んでいませんでしたが、中3で英検の準2級を取得できるほど上達しました」と、同校の英語教育の充実ぶりに触れ、「オーストラリアでの語学研修では、英語でホームステイ先のホストファミリーとコミュニケーションできたことが楽しかったです」と話しました。
校内レシテーションコンテストでの優勝経験のある中2の熊谷さんは、「英語の授業では、初めに英語の歌を歌うのが楽しみで、発音などの指導をしっかりしてもらえるので、英語に興味がわくようになりました」と笑顔で語りました。
同校での教育を体験した方々ならではの説得力ある発言に、参加者も納得した様子でした。

卒業生と在校生による座談会の様子。皆さん、自分の意見を臆することなく発表してくれました。
学校説明会について、宮下和彦副校長先生にお話を聞きました。

コロナ禍のもと、6月にはオンラインによる説明会を実施しましたが、やはり来校して直接学校の様子を見たいという保護者の方々のご希望が多く、ようやく今回の学校説明会の実施に至りました。密を防ぐために、参加者を30組に限定しましたが希望者が多く、オンラインでのライブ中継もしています。
初めての試みで、トラブルなどがないか心配な面もありましたが、こうした経験が新しい可能性を開いていくことにもつながると思っています。
新型コロナによる休校中は、以前から進めていたICT教育の経験を生かし、できる限り生徒の学びを止めない対策をしてきました。学校説明会では、私たちが新しい可能性を見出して取り組んでいるところをご覧いただきたいと思います。
今回行った卒業生、在校生を交えての座談会では、本校の開校以来10年の歩みを彼らの生の声を通して十分に感じていただけたのではないかと思います。
自ら思考し、その考えをもって自ら行動する。そして、社会や人のために役立つ人材を育成する本校に、ぜひ関心を持っていただければと思います。
千葉明徳中学校
〒260-8685 千葉県千葉市中央区南生実町1412
TEL:043-265-1612
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