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私立中高進学通信

2020年特別号

Student's chat spot

昭和学院秀英中学校

コロナ禍の中で模索するオンライン文化祭

オンライン文化祭や学校生活について語る生徒たち。左から、布川さくらさん、吉田有里さん、増田泰成さん、遠藤なゆさん(全員高2生)。

オンライン文化祭や学校生活について語る生徒たち。
左から、布川さくらさん、吉田有里さん、増田泰成さん、遠藤なゆさん(全員高2生)。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響は、私たちがあたりまえと思っていた日常を大きく変えています。

 学校に行き、授業を受け、友達と語り合う。部活動に打ちこみ、勉強に励む。生徒たちはそんなあたりまえの日常を送ることができなくなりました。学校行事もその多くが中止に追いこまれ、生徒たちも沈みがちな日々を送っています。

 千葉市にある昭和学院秀英も例外ではありません。例年であれば9月に開催される文化祭(雄飛祭)に向けて、中学生と高校生が力を合わせて企画し、準備に盛り上がっている時期でしたが、2020年5月に新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため文化祭の中止が決まったのです。しかし、そんな状況下にあっても、生徒たちから「例年とは違った形でも何か思い出に残ることをしたい」という声が上がり、同校ではオンライン文化祭を実施することになりました。前例のない取り組みを進める生徒の皆さんに、オンライン文化祭を実施することになった経緯などを語ってもらいました。

中学生と高校生が一緒に楽しめる文化祭を!

――9月の文化祭に向けて文化祭実行委員会が発足するのは、前年の11月だそうですね。

中学生のときから、クラスのまとめ役を担ってきた増田さん。中学生のときから、クラスのまとめ役を担ってきた増田くん。

増田くん
 はい。当時は高1でしたが、私が実行委員長に就任しました。周りからの推薦を受け、自分自身もクラスなどでリーダーをしていたこともあって、文化祭では学校のリーダーとしてみんなを引っ張っていきたいという気持ちから実行委員長に立候補しました。

――準備を進めようとしていた矢先に文化祭の中止が決定されたんですね。その後どのようにオンライン文化祭へと進んだのでしょうか。

吉田さんは、例年、文化祭の実行委員として活躍。オンライン文化祭では実行委員長を務める。吉田さんは、例年、文化祭の実行委員として活躍。オンライン文化祭では実行委員長を務める。

吉田さん
 文化祭は一年の中でも最も楽しみな行事といってもいいくらいなので、その中止は、大きなショックでした。それでも、このような状況だからこそできることがあるのではないかという声が上がりました。実行委員会の中でも小規模なイベントをしたいという意見や、オンライン文化祭をしようという意見などが出ましたが、なかなか話がまとまりませんでした。それで、いったん実行委員会を解散し、今年の状況に合ったイベントができるように編成し直そうということになりました。仕切り直すことで、例年の延長線上ではなく、コロナ禍を前提にして動く新たな委員会が立ち上がったのです。その実行委員長を私が引き継ぐことになりました。それまでいろいろ相談相手になってくれていた布川さんに副委員長になってもらいました。

――決定までは順調でしたか。

吉田さん
 みんなの意見を聞きながら、オンライン文化祭の実施をめざしましたが、いろいろな壁がありました。具体的に何をどうすればできるのか、どれだけ費用がかかるのかなどを検討するところから始めました。6月中旬ごろから、予算案や日程などを詳しく書いた分厚い企画書を先生に提出して、不十分なところは改善して再度提出するということを毎日のように繰り返しました。その結果、顧問の先生や、最終的には校長先生からもゴーサインをいただきました。

 当初、先生から高校生だけでやってはどうかという案も出ましたが、中学生も含む全校生徒でやりたいと思ったので、先生を説得しました。7月には生徒総会でみんなに発表し、協力を呼びかけました。

――オンライン文化祭では、具体的にどんなことをするのですか。

副実行委員長としてイベントの企画などにたずさわる布川さん。副実行委員長としてイベントの企画などにたずさわる布川さん。

布川さん
 今やろうとしていることは4つあります。まず、ネット上で部活動の発表などの動画コンテンツを配信すること。次に、各クラスにあるテレビでコンテンツを放送すること。校内に生徒の作品などを掲示すること。そして、全校生徒で『つまようじアート』を作り上げることです。つまようじアートとは、色を塗ったつまようじを発泡スチロールにさして作るドット絵のことです。

――いろいろと斬新なアイデアがあって、例年とはひと味違った文化祭が楽しめそうですね。

布川さん
 はい。

――遠藤さんは、生徒会長として文化祭実行委員会メンバーの姿を見てどう感じましたか。

遠藤さん
 とても感心しました。新型コロナウイルス感染症の影響で、学校として取り組んでいたオリンピック・パラリンピック関係のイベントや生徒会の行事もいろいろ中止になりました。そんな中で、新しいことに取り組もう、何かを始めようとする姿を見て、すごいなあと思いました。生徒会も動画で文化祭に参加するので、すごく楽しみです。

昨年の文化祭で中学1年生は合唱劇を発表しました。昨年の文化祭で中学1年生は合唱劇を発表しました。
模擬店やお化け屋敷など、文化祭の定番も。模擬店やお化け屋敷など、文化祭の定番も。
任されることで育まれる生徒の自主性

――さまざまなことを生徒が主体となって進めているようですね。

吉田さん
 基本的には生徒が自主的に企画して実行しています。これはできないんじゃないかということは先生から指摘されますが、それでも生徒がやりたいと言うと、どうしたらできるかを一緒に考えてくださいます。

現生徒会長の遠藤さんは、オリパラ推進活動にも熱心に取り組んでいる。現生徒会長の遠藤さんは、オリパラ推進活動にも熱心に取り組んでいる。

遠藤さん
 生徒会の活動も、完全に生徒に任されています。顧問の先生もそういう姿勢なので、生徒みんなでがんばるという空気ができています。

吉田さん
 部活動の練習メニューも生徒が考えて決めています。

――この学校を選んだポイントや、この学校の好きなところを教えてください。

増田くん
 小学生のときに、文化祭や学校説明会に参加して、ほのぼのとした雰囲気が自分に合っていると感じました。実際に入学した後もイメージ通りで、先生方も必要以上の指導はせず、生徒に任せてくれることが好きなところです。

吉田さん
 入学前に文化祭に来て、すごくいい雰囲気だったので、入学してからも文化祭に携わりたいという思いが強く、中1から実行委員会に入りました。そのときの先輩の、先生方と話し合いながら生徒の手で文化祭を作り上げていく姿がとても魅力的でした。今は実行委員長として、みんなから協力を得て、そのことに感謝しながらできる限り良い文化祭にしていきたいと思っています。

布川さん
 私も小学生のときに文化祭を見に来て、楽しそうな学校だと思いました。入学してみて、先輩・後輩の仲がすごく良くて、想像していたとおりでした。

遠藤さん
 中学のとき、生徒会の先輩がとてもいい人で、この学校に入って良かったと思いました。自分も先輩になったら後輩にあんなふうに接したいなあと。その思いがつながって今の校風ができていると思います。また、本校はオリンピック・パラリンピック教育推進校に指定されていて、5年ほど前から海外の方をおもてなしする取り組みを進めてきました。私も、千葉県の郷土料理『太巻き祭りずし』をふるまったり、バリアフリーを進めたりする活動をしてきました。オリンピック・パラリンピックが延期になって残念ですが、ぜひ来年に向けて、今後も活動を進めていきたいと思います。

――コロナ禍という逆境の中でこそのさまざまな体験は皆さんの成長につながるでしょうね。ありがとうございました。

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