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私立中高進学通信

2020年特別号

The Voice 新校長インタビュー

東京女子学園中学校

文理一体型の教育を重視
世界を視野に活躍できる女性を育成

河添 健 (かわぞえ・たけし)
1954年生まれ。慶應義塾大学工学部数理工学科卒業後、同大大学院数理工学専攻修士課程、同博士課程を修了。理学博士(1985年、東京大学)。慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部部長兼任、慶應義塾大学総合政策学部学部長を歴任。2020年4月より慶應義塾大学名誉教授、また東京女子学園理事・校長として赴任。

河添 健 (かわぞえ・たけし)校長先生
1954年生まれ。慶應義塾大学工学部数理工学科卒業後、同大大学院数理工学専攻修士課程、同博士課程を修了。理学博士(1985年、東京大学)。慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部部長兼任、慶應義塾大学総合政策学部学部長を歴任。2020年4月より慶應義塾大学名誉教授、また東京女子学園理事・校長として赴任。

社会の出来事を
身近に考える習慣を
東京女子学園の進学目標
  1. GMARCH以上の大学に全員合格
  2. 海外大学への進学 10名以上
  3. 総合型選抜(AO入試)に完全対応
    ➡基礎学力の向上+語学力+DSDAプログラムで
    「世界とつながる女性」を育てる

 4月のはじめ、休校が継続する中、私は生徒たちに「新型コロナウイルス関連のさまざまなグラフを探しましょう」「芸術家を最も大切にする国はどこでしょう」という、2つの課題を出しました。私は数学者であり同時に芸術にも強い関心を持っています。創立120周年に向けての本校の教育の在り方ともリンクさせて、このような問いかけをしてみました。

 新型コロナウイルス関連のグラフには、感染者数を示す棒グラフ以外にもたくさん種類があります。「データビジュアライゼーション」といい、複雑で膨大なデータを可視化する手法として、ビッグデータ活用に必須のスキルです。そうした手法や専門分野の存在に気付いてほしいという意図でした。2つ目の問いの答えは「ドイツ」です。ドイツ政府は新型コロナウイルスによるロックダウン下で、いち早く芸術を保護しました。

 5月には、こうした話を交えた解説動画のビデオメッセージを生徒たちに配信しました。授業の学びを社会と関連付けて考える習慣を身につけてほしいと願っています。

創立120周年に向け
育てたい新たな女性像

 2023年に本校は創立120周年を迎えます。今年4月に就任した私の務めは2つです。1つは日本の数学教育を中学・高校の段階から立て直すことです。難関と言われる大学でも、数学に関しては「中学卒業レベル」の学生が大勢いる現実を長年見てきました。

 これからの日本を支えるには文系・理系の両方をバランスよく学ぶことが大切です。本校の高校はコース制を採っていますが、柔軟な履修ができるようにと考えています。中学校ではコースにつながる基礎をしっかり固め、将来、どのような学びをしたいか、どのように生きたいかの興味や関心、自分の特性を見出す教育を進めていくつもりです。

 もう1つは国際性を高めること。「世界でどう生きるか」という視点で、生き方を考える教育を行うことです。本校は『人の中なる人となれ』を教育理念としています。その人とは「世界を先導する人」だと言えるでしょう。

 こうした、めざす教育を実現するには、本校を卒業し、その先の10年、20年後も視野に入れた、新しい軸で生徒を評価しなければなりません。生涯学習と言われる時代に、仕事を持っていても、子育て期に入っても、社会に目を向け、国際的な問題に関心を持ち、学びたいと思ったときに自ら学んでいく。そのための教養と視野の広さ、行動力を育てるのが創立120周年に向けた思いです。

創立者の想いを
現代に伝える

 本校の創立者で、初代校長を務めた棚橋絢子先生と、私の母校である慶應義塾大学の創立者、福澤諭吉先生とは交流があったと聞いています。福澤先生が華族の子女の家庭教師を探していたときに、当時、すでに女子教育者として知られていた棚橋先生を頼ったことがあったそうです。

 また、慶應義塾大学の図書館史を紐解くと、図書目録を作成するのに、漢字の読み方がわからないと、教員たちが棚橋先生に教わりに行ったという記録が残っています。棚橋先生が明治時代、福澤先生たちとともに、近代日本の教育を支えていたのだと想像すると、縁を感じずにはいられません。

 教育理念『人の中なる人となれ』も、現代社会に置き換えれば、自立したリーダーとなり社会を動かしていく人材育成・教育観を表現したものです。 その目的達成に向け、「進学目標」を明確に定めました。基礎学力はもちろん、 DSDA(Data Science, Design & Arts)(※)プログラムを中心に、“ペーパー”の学力のみならず「世界とつながる女性(ひと)」に必要な行動力・実践知を養う教育活動を実践します。偏差値を上げるには、まずは問題解決力を養うことです。

 そのような教育活動の総体を通して、 国内・ 海外の大学にも、学力試験・ 総合型選抜(AO入試)にも対応できる人間性を養います。アメリカ・ イギリスなど合計70大学の海外協定校推薦入学制度も導入しました。

 そして、何より「どんな大人になりたいか」というモチベーション・可能性の芽を育み、本校の理念に共感してくれる皆さんと、ともに学校を創り上げたいと思います。

※DSDA(Data Science, Design & Arts)…いろいろなデータから有意義かつ新たな価値を引き出し、社会の役に立てるようにする分析の手法や、分析の結果を創造的に表現することを学ぶ学問。

[沿革]
1902(明治35)年、女子教育の重要性を痛感した棚橋一郎、山本宣喚ら7氏が私立高等女学校の設立を計画。1903年(明治36年)に棚橋絢子を校長に迎え、高等女学校令により、東京府(当時)下で初めての私立高等女学校として私立東京高等女学校を開校。1982(昭和57)年には高校で大幅な選択制を導入。1991(平成3)年に現在の校名に改称。国際・英語に特化したコースの設置や、都市型学園の教育施設の整備、2期制の導入などを進めた。2023(令和5)年には創立120周年を迎え、新校舎が竣工の予定。

東京女子学園中学校  

〒108-0014 東京都港区芝4-1-30
TEL:03-3451-0912

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