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私立中高進学通信

2019年神奈川版

注目! News and Topics

自修館中等教育学校

新図書館“com+com”オープン
生徒によるフェアトレード活動

明るく開放的な雰囲気のcom+com。休み時間や放課後になると、読書や調べ物、自習、司書とのおしゃべりなど、さまざまな目的で生徒がやってきます。

明るく開放的な雰囲気のcom+com。
休み時間や放課後になると、読書や調べ物、自習、司書とのおしゃべりなど、
さまざまな目的で生徒がやってきます。

 自主・自律の精神に富み、自学・自修・実践できる「生きる力」の育成をめざす同校。2018年に創立20周年を迎え、記念事業の一環として図書館を大きくリニューアル。生徒自身の手により、本好きな人が集まる部屋から、さまざまな活動ができる空間へと変わりつつあります。

生徒と教員が一緒につくりあげていく図書館

 2018年10月、新図書館がオープンしました。それまでの図書室は普通教室の1室分のスペースでしたが、1フロアへと拡大し、面積が8倍になりました。現在、生徒たちがイベント企画の考案などの形で “図書館づくり”に参加しています。

「私は開校2年目から勤務していますが、当時は毎日、教員と生徒が一緒に “学校づくり”をしていました。文化祭もその一つ。しかし新しい施設や行事をつくることが久しくなく、新図書館は生徒の学校づくりの絶好の機会となりました。図書館づくりを手伝ってくれた生徒は、愛着をもって新図書館を利用しているのがわかります」(司書教諭/勝田理香先生)

 オープンした図書館には、 “com+com”という愛称がつきました。 “communication(対話)” “community(共同社会)” “common(公共の)” “comfortable(快適な)”といった英語の接頭辞comを含む活動を行える空間に設計されていることに由来します。

「単なる図書館ではなく、本のある空間を生徒がどう使うか楽しみです。実際、生徒から “社会にかかわる活動に関する資料を集めて、生徒たちの興味を広げたい”と提案がありました。司書とは違う視点の利用法は勉強になりますね」(司書/室井久美子先生)

 館内には、同校が力を入れる探究学習の成果を展示するディスプレイ台、行事や教科と関連したコーナー、写真を展示するギャラリーなどがあり、さまざまな企画に柔軟に対応できます。

「教員たちも調べ物やポスターの制作にやってきます。また、豊富な資料を使い、古典の授業やロングホームルームを行う先生もいます。用途の可能性は無限大です」(勝田先生)

com+com人気スペース
この日のディスプレイ台では『昆虫すごいぜ!』と題し、海外のゴキブリを展示。主催した生徒は昆虫の特性などを熱く解説していました。この日のディスプレイ台では『昆虫すごいぜ!』と題し、海外のゴキブリを展示。主催した生徒は昆虫の特性などを熱く解説していました。
卒業生が寄贈したソファーのあるcomポート。ゆったりとくつろいで過ごす生徒が見られます。卒業生が寄贈したソファーのあるcomポート。ゆったりとくつろいで過ごす生徒が見られます。
生徒の視点で館内の本をセレクトし、来館者にPRするコーナー。「陳列されている本から、生徒の興味や性格が見えます」(室井先生)生徒の視点で館内の本をセレクトし、来館者にPRするコーナー。「陳列されている本から、生徒の興味や性格が見えます」(室井先生)
懐の深い空間com+com
勝田先生(右)と室井先生。勝田先生(右)と室井先生。

「リニューアルにより8倍の広さになったので、利用する生徒の数も8倍になりました。訪れる生徒のタイプはさまざまです。朝は静かに勉強をする、真剣な人。昼は本を借りる人や、私たちと話をしにくる人。放課後は勉強する人や、何か面白いことはないかという気持ちで来る人など。生徒にはいろいろな角度でcom+comを楽しんでほしいです」(室井先生)

「ゴキブリ展示に集まった生徒から生き物好きのコミュニティができ、みんなで生き物展に行くなど、人との交流が生まれる場所でもあります。学校の勉強が苦手な生徒でも、興味をていねいに拾いあげて光を当てサポートする。そんな懐の深い場でありたいですね」(勝田先生)

自主的に生徒が始めた
フェアトレード活動
インターアクトクラブ副代表・冨岡拓海さん。インターアクトクラブ
副代表・冨岡拓海さん。

 2019年2月、国際的な奉仕活動を行うインターアクトクラブは、フェアトレード認証製品販売イベントを企画・開催しました。このイベントの経緯について、同クラブ副代表の冨岡拓海さんがこう話します。

「貧しい国でつくられた商品が正当な値段よりも安く売られている問題を知り、自分たちも問題解決の力になりたいと思いました」

 冨岡さんたちは先生に相談し、サポートを受けながらこのイベントの準備を進めました。販売するチョコレートやコーヒーなどの商品はNGO団体と直接連絡をとってそろえました。

「企画を立てたのが1月だったので、準備時間が短かくて大変でした。また、お客さんに商品の紹介をするので、事前に覚えなければならないこともたくさんありました」

 当日は用意した商品が完売するほどの盛況ぶりでした。

「接客は初めてだったので最初は緊張していましたが、時間が経つにつれて慣れました。お客さんからの難しい質問にもうまく説明することができましたし、商品が売り切れたので達成感がありました」

 来年の2月には、com+comでフェアトレードに関する展示を企画しています。インターアクトクラブの今後の目標について冨岡さんに聞きました。

「最終目標は、カンボジアに小学校をつくることです。そのために今は日韓アジア基金の人たちと活動して、いろいろな支援について学んでいます」

販売イベントの様子。同クラブは世界に向けた活動をめざしているので、中国語や英語の解説文も用意しました。販売イベントの様子。同クラブは世界に向けた活動をめざしているので、中国語や英語の解説文も用意しました。
イベントの企画・実行は生徒が中心になって行いました。イベントの企画・実行は生徒が中心になって行いました。
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