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私立中高進学通信

2019年神奈川版

注目! News and Topics

北鎌倉女子学園中学校

生徒は1人1台iPadを持ち、授業で活用
施設のリニューアルを推進中

グループでまとめたことをホワイトボードに表示して、発表する様子。同じ内容が各自のiPadにも配信可能なので、全員が情報を共有できます。

グループでまとめたことをホワイトボードに表示して、発表する様子。
同じ内容が各自のiPadにも配信可能なので、全員が情報を共有できます。

 2020年に創立80周年を迎える同校は、「自主性の尊重」「英語教育の抜本的強化」「施設・設備の一新」「鎌倉に密着した体験学習」の改革を進めています。4つの頭文字を取った “ジエシカ改革”の中から、中1生~高2生へのiPad貸与と、施設・備品のリニューアル化の取り組みを紹介します。

授業の効率と学習意欲を高めるICT教育

 同校は生徒の自主性を育てる方針から、2018年度より中1~高2の生徒全員にiPadを貸与しています。授業やクラブ活動の連絡、課題の配信や提出はアプリケーションで行います。また、保護者との連絡もGmailを使うので、学内はペーパーレスが進んでいます。

 iPadの導入により、授業にも変化がありました。

「私の授業では、事前にまとめたパワーポイントの画面をホワイトボードに表示し、それを生徒に配信します。生徒はノートに写す作業から解放されて授業に集中できますし、私も黒板に書いては消すという手間が省かれ、その分の時間を問題演習やグループ学習にあてることができます。演習中に教員が机間巡視で自分の席の近くに来るので質問しやすくなったと言う生徒もいます」(入試広報部長/川島 彩先生)

 インターネットは写真や動画などのさまざまな情報が手軽に入手できるので、探究学習の内容はより深くなります。また、探究の成果などを発表するスタイルも、紙からデジタルに変わっているようです。

「アプリケーションで作成したレポートをモニターに映したり、クラウド上で共有・共同作業をしたりします。凝ったレイアウトや図表の作成ができる上に、修正も簡単なので、見せ方の工夫に挑む生徒が増えました。自分の考えを相手に効果的に伝える方法を考える姿勢にもつながっています」

 昨年『トゥワイス・アウォード全国大会』(※1)に出場するなど、同校には学内外での発表の機会が豊富にあります。

「現在、AO入試の形が変わってきて、レポート提出のほかに、プレゼンテーションやグループディスカッションを課す大学も増えています。普段の授業で鍛えられている “発信力”が、入試の舞台でどのくらい発揮されるかが楽しみです」

※1 実社会をテーマにした「課題解決型の学習プログラム」のワークに取り組んだ約10,000人の生徒・学生の中から第一次審査を通過した生徒が全国大会に出場できる。

開かれた明るい空間が心地よい学校づくり

「施設整備」の改革として、さまざまな施設と備品を刷新しています。職員室は壁がなくなり、先生と生徒が活発に対話できるようなりました。さらに、全館Wi-Fiを完備してネットワーク環境を整えたほか、たくさんの練習室がある音楽校舎、ネイティブの教員が常駐し英会話が楽しめるイングリッシュルーム、充実した自習室を備える図書室、最新機種を備えるPC教室など、施設の一部はすでにリニューアルされました。授業がなくても学校に行きたくなるような、開かれた空間をめざしています。

壁をなくし、カウンター形式に。明るくオープンな雰囲気の職員室。壁をなくし、カウンター形式に。明るくオープンな雰囲気の職員室。
PC教室には最新のノートパソコンを配備。社会で求められるパソコンスキルを身につけます。PC教室には最新のノートパソコンを配備。社会で求められるパソコンスキルを身につけます。
「英語教育」強化の拠点となるイングリッシュルーム。ゲームなどでネイティブ教員と交流しながら英語力を向上させます。「英語教育」強化の拠点となるイングリッシュルーム。ゲームなどでネイティブ教員と交流しながら英語力を向上させます。
広く明るい図書室。司書の先生が推薦する作品には、手書きのポップがついています。広く明るい図書室。司書の先生が推薦する作品には、手書きのポップがついています。
音楽校舎にはレッスン室が9室、練習室が12室あり、自由に個人練習ができます。音楽校舎にはレッスン室が9室、練習室が12室あり、自由に個人練習ができます。
授業に必要な資料は、インターネットで探します。膨大な情報から必要なものを見極める力を養います。授業に必要な資料は、インターネットで探します。膨大な情報から必要なものを見極める力を養います。
教員と生徒のコミュニケーションを深めるiPad
入試広報部長 川島 彩 先生入試広報部長
川島 彩 先生

 iPadを使うことは生徒のほうが慣れていますが、校長先生も含めた全教員が、ICT教育に欠かせない“Apple Teacher”(※2)の資格を持っています。iPadの導入で生徒の提出する課題やレポートなどを管理しやすくなりました。また、私がチェックして返却したレポートに対してコメントを送ってくる生徒もいて、コミュニケーションは以前よりも密になっていると感じています。当初はiPadに対してSNSのトラブルなどを心配する声もありましたが、「生徒たちを危険なものから遠ざける」よりもiPadやSNSの上手な使い方を考えさせるほうが生徒にとって有益だと思っています。

※2 ICT教育を行う教育者に対し、Apple社が行っているプロフェッショナルラーニングプログラム。合格すると、Apple Teacherの認定を受けられる。

(この記事は『私立中高進学通信2019年神奈川版』に掲載しました。)

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