LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2019年神奈川版

未来を切り拓くグローバル教育

橘学苑中学校

国際化時代だからこそ
感性を育てる教育を

『ネイチャーイン』で自然に触れる体験学習
自然に親しみながらクラスメートと打ち解け合うネイチャーイン合宿。田植えや農作業など貴重な体験により、感性を育みます。

自然に親しみながらクラスメートと打ち解け合うネイチャーイン合宿。
田植えや農作業など貴重な体験により、感性を育みます。

創立の精神を引き継ぐ
生命尊重の考え

『心すなおに真実を求めよう』『生命の尊さを自覚し、明日の社会を築くよろこびを人々とともにしよう』『正しく強く生きよう』の3つを創立の精神とする同校。グローバル教育においても、語学や国際理解教育と同等に力を入れているのが感性教育です。豊かな感性は豊かな体験により育まれるという考えのもと、『ネイチャーイン』という自然体験プログラムを続けています。

 中1生は年に4回、長野県飯島にある学校施設で農業体験を行います。4月のネイチャーイン合宿は、入学式の翌日に出発。学校生活がスタートする前に、自然観察やアスレチックなど、3泊4日の合宿でクラスメートや教員たちと過ごします。今年もすでに4月のネイチャーイン合宿、5月の田植え合宿を終えたところです。

「入学式翌日から合宿を行うのは、学校生活が始まり『自分』という壁ができてしまう前に、生徒たちの『感性』を目覚めさせるためです。現地に着いて早々、まず目を閉じて空気を吸い込み、じっと耳を澄ます時間を持ちます。すると、小川の流れる音や鳥のさえずりなどが聞こえてきます。このように “自然の音”を感じる力を取り戻せるのが、ネイチャーインの体験です。入学後すぐに親元を離れ、自発的に動いたり、仲間を作ったりする体験にも価値があります」(小岩利夫校長先生)

 5月の田植え、9月の稲刈り・脱穀も長野県の施設を訪れ、収穫までの農作業を体験。年間の収穫高は約800キロにもなり、校内で販売するなど保護者にも好評です。

「お米を育てる工程で、生徒たちは充実した良い表情を見せます。農作物を育てることで、目に見える成果だけでなく、感性が育ち、意欲や前向きな気持ちもわいてきます。その積み重ねが自分から進んでやってみよう、努力してみようという主体性の原動力になると考えています」

グローバル、AI社会にこそ
人には感性が必要となる

 同校はクラス全員が1年間ニュージーランド留学をする『国際コース』を高校に設置するなど、海外研修のノウハウが豊富で、中1から参加できる希望制のカナダや中3で全員が行くオーストラリアでのホームステイによる短期研修を実施しています。校内でも世界各国から外国人講師を招いて、異文化を体験できる授業『世界との出会い』を行っています。

「今後、さらにグローバル化する多様な世界に向き合う生徒たちに必要なものは『感性』だと考えます。言葉が通じなくても相手の気持ちを察したり、状況を感じ取ったりという部分は人間にのみできることであり、AIにはできないことです。そうした感性を磨き、人間としての総合力を高めることが、本校の役割だと考えています」

Action Report File001
ネイチャーインで始まる学校生活
米作りで友達づくり!
小岩校長先生。ネイチャーインを通して生徒には「自分も植物と一緒に生きているんだという喜びを感じてほしいですね」小岩校長先生。ネイチャーインを通して生徒には「自分も植物と一緒に生きているんだという喜びを感じてほしいですね」

 入学式の翌日から始まる中1のネイチャーイン合宿は長野県飯島町にある『アグリネーチャーいいじま』で行われます。ここは学苑が保有する施設で、同校が教育活動に際して活用するほか、一般の方々にも農業体験や里山体験のプログラムを提供しています。

 4月のネイチャーイン合宿では、自然観察やフィールドアスレチックのほか、ブロッコリーとキャベツの苗の植え付けにも挑戦。初対面の生徒たちはバスの中では少し緊張していたようですが、さまざまなアクティビティを通して友達の輪を広げていったそうです。

 5月の田植え合宿では、全員が素足で田んぼに入り、手で苗を植えます。

「田んぼの中で前に進む時は、植えた苗をつぶさないように、慎重にゆっくりと足を抜いて移動する必要があります。そんなところからも、生徒はいのちを大切にすることを学んでいるのです」(小岩利夫校長先生)

アスレチックや自然観察 カレー作りで仲良くなる

アスレチックや自然観察
カレー作りで仲良くなる
入学してすぐのネイチャーイン合宿

Action Report File002
多彩な機会を通して育む感性
学校農園や海外プログラム

 学校の敷地内にある畑では、ジャガイモやナス、ニンジンなどたくさんの野菜を作っています。

「自分が手間をかけて育てたものに関心を向けることは、感性を育てるうえで重要な要素です。学年が上がるにつれて作物に対する知識が増えていき、土や虫に触れることに慣れたり、嫌いな野菜を食べられるようになったりと、変化を体感できるようになります」(中学部主任/上之原真一先生)

 さらに感性を磨く機会として、中学生から参加できる海外研修プログラムがあります。中3を対象とするオーストラリア短期海外研修では、約10日間をかけて、ホームステイをしながら現地の語学学校に通います。スポーツや文化体験、観光などもあり、生徒たちはさまざまな刺激を受けて過ごします。

言葉や文化の違いに触れる オーストラリア短期海外研修言葉や文化の違いに触れる
オーストラリア短期海外研修
敷地内にある畑で生徒も先生も一緒になって育てています敷地内にある畑で生徒も先生も一緒になって育てています
Action Report File003
自然や人と触れ合い「できること」が増えていく
生徒たちの声
左から上田頼さん(中1)、岩佐小春さん(中3)、金子遥菜さん(中1)。左から上田頼さん(中1)、岩佐小春さん(中3)、金子遥菜さん(中1)。

 同校の『ネイチャーイン』プログラムについて、生徒の皆さんにお話を聞きました。

 中1の金子遥菜さんは、4月のネイチャーイン合宿で、友達ができたそうです。

「勇気を出してバスの中で隣の子に話しかけたことで、仲良くなるきっかけがつかめました。初めて会う人ばかりでしたが、合宿中はクラスにとらわれず、学年のみんなとたくさん話せたのが良かったです」

 中1の上田頼さんも同じ思いだったようです。

「合宿では初対面の人ばかりで緊張しましたが、バスの中でゲームなどをするうちに少しずつ仲良くなっていきました。最終日に雪が降って、かまくらを作ったことも楽しくて、印象に残っています」

 中3の岩佐小春さんは、「入学するまで、学校で田植えや敷地内に畑があるとは知りませんでしたが、とても貴重な経験ができたと思っています」と振り返ります。学校独自のプログラムなどを通して、友達の輪を広げたり、苦手なことを克服したりと「できるようになる」経験ができたそうです。

 岩佐さんはオーストラリア短期海外研修にも参加しました。

「研修に行ってみて、海外では必ずしも文法通りに話さなくても英語は通じること、自分の意思表示をはっきりさせたほうが良い結果を生むことがわかりました。そこに気づいてからは、気持ちが楽になって誰とでも話せるようになりました。ホストシスターとお互いに好きなYouTuberを紹介し合ったりしてすっかり仲良くなれました」

進学通信 2019年特別号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ