Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2019年12月号

SCHOOL UPDATE

普連土学園中学校

モデルロケット国際大会出場
パリの大空に打ち上げた
ロケットで世界3位に輝く

「モデルロケット国際大会」の主催は、航空宇宙工業会。この大会では日本、アメリカ、イギリス、フランスの4カ国を代表する中高生たちが競います。出場した4名は、アポロ15号で月に行ったアルフレッド・ウォーデン氏と会うこともできました。フランスの元宇宙飛行士で、医師でもある

「モデルロケット国際大会」の主催は、航空宇宙工業会。
この大会では日本、アメリカ、イギリス、フランスの4カ国を代表する中高生たちが競います。
出場した4名は、アポロ15号で月に行ったアルフレッド・ウォーデン氏と会うこともできました。

パリの大空に打ち上げた
ロケットで世界3位に輝く

 パリで2019年6月に開催された「モデルロケット国際大会」。この大会に同校理科部の高2生4名が日本代表として参加。3位に入賞を果たしました。彼女たちのチーム名は「MERN(メルン)」。沢田桃子さん、細井江実理さん、小松﨑利奈さん、林音桜さん、それぞれの名前のイニシャルを組み合わせたそうです。「MERN」は昨年8月に秋田県能代市で行われた「ロケット甲子園」で優勝。パリへのチケットを手にしました。

 打ち上げたロケットを指定された高度や滞空時間にいかに近づけられるか、搭載した生卵3個を割らずに着地させられるか。国際大会ではこれらが審査されます。さらに、自作のロケットについて英語でプレゼンテーションしなければなりません。こうしたミッションをクリアして3位に輝いた4名に話を聞きました。

「私が担当したのはロケットの先端部分のノーズコーンの設計です。ロケットは、みんなと意見交換を重ねながら完成させました。この体験から大会のプレゼンではチームワークがいかに大切かを述べました」(沢田さん)

「私はエンジン部分の設計に携わることで、緻密に計画を立てることの重要性を学びました。ほかのチームメイトの作業進度を考えてスケジュールを組まないと完成が遅れてしまうからです」(細井さん)

「私は着地に必要なパラシュートを設計しました。パラシュートは滞空時間を守るために重要な役割を果たします。ロケットを都内で打ち上げられないため、実験はできません。そこで、計算だけで大きさなどを割り出しました」(小松﨑さん)

「私はロケットが着地したとき、生卵が割れないしくみを考えました。素材を選んで実験を繰り返し、記録していきました」(林さん)

 4名の快挙に触発され、彼女たちの後輩である理科部の部員たちが今年の「ロケット甲子園」でも優勝。来年、イギリスに旅立ちます。

アポロ15号の宇宙飛行士アルフレッド・ウォーデン氏も激励
1人では成し遂げられなかったビッグプロジェクト
左から沢田桃子さん、細井江実理さん、林音桜さん、小松﨑利奈さん。好きな科目は沢田さんが生物、細井さんが古文、林さんが地学と世界史、小松﨑さんが数学だそうです。左から沢田桃子さん、細井江実理さん、林音桜さん、小松﨑利奈さん。好きな科目は沢田さんが生物、細井さんが古文、林さんが地学と世界史、小松﨑さんが数学だそうです。
「ロケット甲子園」で打ち上げの準備をする「MERN」。「この大会では着地点が草地でクッションの役割をしてくれるのですが、国際大会は会場が空港のため着地点が固く、生卵を割らないよう工夫するのに苦労しました」(林さん)「ロケット甲子園」で打ち上げの準備をする「MERN」。「この大会では着地点が草地でクッションの役割をしてくれるのですが、国際大会は会場が空港のため着地点が固く、生卵を割らないよう工夫するのに苦労しました」(林さん)
 「ロケット甲子園」に出場した「MERN」。主催するのは、NPO法人の日本モデルロケット協会です。 「ロケット甲子園」に出場した「MERN」。主催するのは、NPO法人の日本モデルロケット協会です。
国際大会では10分間のプレゼンテーションを終えると、7分間の質疑応答(写真)が待っています。国際大会では10分間のプレゼンテーションを終えると、7分間の質疑応答(写真)が待っています。
「ロケット甲子園」の盾や賞状など。国際大会の銅メダルは各自、家で大切に保管しているそうです。「ロケット甲子園」の盾や賞状など。国際大会の銅メダルは各自、家で大切に保管しているそうです。
国際大会で3位入賞の銅メダルを手にする「MERN」。「この受賞を最も喜んでくれたのは、ヘリコプター設計の仕事をしていた祖父でした」(細井さん)国際大会で3位入賞の銅メダルを手にする「MERN」。「この受賞を最も喜んでくれたのは、ヘリコプター設計の仕事をしていた祖父でした」(細井さん)
フランスの元宇宙飛行士で、医師でもあるクローディ・エニュレ氏とも記念撮影。フランスの元宇宙飛行士で、医師でもあるクローディ・エニュレ氏とも記念撮影。
進学通信 2020年1月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ