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私立中高進学通信

2019年12月号

中1の始め方

開智日本橋学園中学校

生徒自ら運営することで
身につく〈主体性〉

磯のフィールドワークでは、東京海洋大学の学生からアドバイスをもらいながら、磯の生物を採取しました。生きている姿を見たり触れたりするうちに、生徒たちの中に好奇心がわき立ちます。

磯のフィールドワークでは、東京海洋大学の学生からアドバイスをもらいながら、磯の生物を採取しました。
生きている姿を見たり触れたりするうちに、生徒たちの中に好奇心がわき立ちます。

生徒が主体的に考え、行動し、判断することを求める同校では、「生徒自らが活動する探究型の学び」を重要視しています。中1から高2まで各学年で行われるフィールドワークを通して、生徒自らが計画し、実行する主体性が身につきます。

中2生との合同合宿で
大きな刺激を受ける
2泊3日の最終日に、フィールドワークの成果を発信するプレゼンテーションをします。2泊3日の最終日に、フィールドワークの成果を発信するプレゼンテーションをします。

 中学校に入学した生徒たちは、まずTeam Building Camp(以下、TBC)に参加します。TBCとは、新入生と中2の先輩たちが合同で行うオリエンテーション合宿です。2泊3日の日程で那須高原に行き、同校での学びがどのようなものかを体得します。オリエンテーションといえばその多くが教員主体の運営ですが、同校では、中2生が実行委員会を編成して運営しています。同校が重んじている主体性と、探究テーマ学習(疑問→仮説→検証・考察→発表というプロセスで探究する学び)を後輩に伝えるべく、先輩たちが準備・運営していくのです。

 TBCでは、中1生が先輩たちの学習成果の発表を聞き、彼ら自身も、みんなの前で発表します。中1生は、先輩たちが主体的に動く姿に接するとともに、自分たちの発表との差も感じ、大きな刺激を受けます。

生徒の試行錯誤を
教員がじっと見守る
TBCでの中2生の様子。入学したばかりの中1生は、上級生の姿を見て、自分も先輩のようになりたいとの思いを強くします。TBCでの中2生の様子。入学したばかりの中1生は、上級生の姿を見て、自分も先輩のようになりたいとの思いを強くします。

 一方、9月に実施される磯のフィールドワークは、中1生が自ら主体的に運営し、探究テーマ学習に挑む最初の機会です。各クラスから集まった実行委員を中心に、何をどのように進めていくかを議論し、実行に移していきます。初めての経験だけに、困難に直面することもありますが、教員はあえて口を出さず、生徒自らが考え、道を切り拓いていく様子をじっと見守り、生徒からの提案があれば一緒に考えます。

 今年の磯のフィールドワークでも、磯の生物の採取・観察、考察、発表と、生徒たちは意欲的に取り組みました。生徒たちの意見を取り入れて、新しくワークショップも実施され、生物の探究だけにとどまらない、環境全体の探究へと、広い視野を持つことができました。

 来年4月のTBCでは、経験を積んだ現中1生が次の新入生にたくましい姿を見せ、主体性を重んじる同校の理念が受け継がれていきます。

中1・磯のフィールドワークを振り返って

実行委員を務めた生徒と、良き相談役に徹した鎌田和宏先生にお話をうかがいました。

左から、鎌田和宏先生、羽田晃都さん、井元芽衣さん。左から、鎌田和宏先生、羽田晃都さん、井元芽衣さん。

貴重な経験を大きな成長につなげたい

 実行委員長を務めた井元芽衣さんは、「各クラスから4名ずつ集まった実行委員は、運営部と探究指導部に分かれます。運営部から実行委員長を出すのですが、私は自分で大きなことをやり遂げたいという気持ちがあったので立候補しました。運営部は、しおりの作成、東京海洋大学の方と企画の相談、バス内でのレクリエーション内容の検討などの仕事がありました。実行委員長は、クラスの代表のそのまた代表なので、学年全体に目を配るように心がけました。指示の意図が伝わらないこともありましたが、次第にどう指示を出せばいいかがわかってきて、うまくできるようになりました。ゼロから協力してつくりあげていくという貴重な経験ができました」と語ってくれました。

 探究指導部の委員を務めた羽田晃都さんは、「僕は探究が好きでこの学校に入りました。磯のフィールドワークでも多くのことを学びたいと思って実行委員になりました。活動内容は、みんながより良い探究ができるようにすることです。探究指導部のメンバーでミーティングをして、探究の目標などを決めて、それをどのように各クラスへ伝えるかを相談しました。あとワークショップを取り入れたいという希望も出しました。現地では、室内探究に予想以上の興味を持って取り組んでもらえたし、友達同士の仲も深まったと思います。来年4月のTBCもうまく運営できるという自信がつきました」と言います。

 生徒たちの活動を見守った鎌田先生は、「1年生は、経験がない中で自分たちで考えて動かなければならないので大変だったと思います。1学期には、『自分たちで動かなければ進まない』という基本を伝えました。磯のフィールドワークの準備段階では、教員は我慢して見守ることに徹しました。その中で、ワークショップをやりたいというアイデアが出てきたことを、とても頼もしく思います。企画内容について教員が口を挟んでいたら、このような要望は出てこなかったでしょう。みんな満足しているようですが、まだまだできる部分もあったと思っています。そこを踏まえて大きく成長していってほしいですね」と目を細めていました。

磯のフィールドワークを主体性を育む出発点に!
一円 尚 校長先生一円 尚 校長先生

 本校では、主体性と探究テーマ学習を、生徒にとって大切なものと位置づけています。すぐに正解だけを求める子どもが多い昨今ですが、正しい情報から真実を導いていく過程を重視してほしいと思っています。フィールドワークは、磯、森、都市、海外と、段階的に範囲を広げ、深めていけるようにしています。中1の磯のフィールドワークはその第一歩で、彼らが初めて主体性を発揮する大切な行事となっています。

(この記事は『私立中高進学通信2019年12月号』に掲載しました。)

開智日本橋学園中学校  

〒103-8384 東京都中央区日本橋馬喰町2-7-6
TEL:03-3662-2507

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