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私立中高進学通信

2019年12月号

私学の英語最前線

ドルトン東京学園中等部

主体的に学ぶ楽しさと喜び
『ドルトンプラン』が育む英語

学びを自ら設計する『ドルトンプラン』に基づく新しい教育法で注目を集めている同校。知的好奇心を持って主体的に探究と挑戦を続ける姿勢を育む英語教育を実践しています。
用例と問題が豊富な全文英語の教科書『engage』(オックスフォード大学出版局)と英語科の教員による手作りのオリジナル教材。英語に苦手意識を持たぬよう、楽しみながら学べる、わかりやすいテキストです。

用例と問題が豊富な全文英語の教科書『engage』(オックスフォード大学出版局)と英語科の教員による手作りのオリジナル教材。
英語に苦手意識を持たぬよう、楽しみながら学べる、わかりやすいテキストです。

オールイングリッシュ中心の
多彩な授業内容を実現

 2019年4月に開校した同校は、これまでの詰め込み型教育に対する問題意識から、アメリカの教育家ヘレン・パーカスト氏が提唱した「自由」と「協働」の2つの原理に基づく教育法『ドルトンプラン』を実践しています。

 この教育法は、複数の学年で形成されるコミュニティ『ハウス』、自主的な課題解決に向けて、生徒自身が学びを設計する『アサインメント』、そして、学習の目標や進め方を生徒自身が自由に設定し、専門化して学ぶ『ラボラトリー』の3つの概念を軸としています。

 このような独自の教育環境を通して、生徒それぞれの"もっと知りたい"という自発的な知的興味や探究心を育て、能力を最大限に引き出せるよう、工夫を凝らした授業や指導を行っています。

 なかでも、こだわりを持って進められているのが、ハイレベルで柔軟性の高い英語科教育です。現在、第1期生となる中1生144名の英語授業は週6回行われており、そのすべてが5名のネイティブ教員と3名の日本人教員によるチームティーチングで行われています。

「6コマの授業は、内容がA・B・Cの3種に分かれています。週4コマの『English A』は、オックスフォード大学出版局のオールイングリッシュ教科書『engage』を基に独自作成したテキストを使い、一般的にはアクティブラーニングと呼ばれる授業スタイルに近い内容です。
 BとCは週1コマずつで、『English B』はオンライン図書館『Xreading』を活用した多読の授業と、指導経験豊富なフィリピンの現地講師とマンツーマンで行う、オンライン英会話を組み合わせた内容です。
『English C』は、"家族への英語インタビュー"などのテーマを設け、生徒自らが学びを計画し、体験学習として掘り下げていく、最も『ドルトンプラン』を体現できる内容になっています」(英語科主任/乙守秀一先生)

習熟度別クラス分けによる
柔軟な発信型プログラム

 3つのプログラムのうち、最も授業数の多い『English A』は、まさに同校ならではの授業と言えるでしょう。2クラスの生徒をアドバンストクラスと2つのスタンダードクラスに3分割し、十数名の少人数で習熟度に合わせた内容のレッスンを行います。

「帰国生も在籍するアドバンストクラスは、中1から英語の授業はオールイングリッシュで行っています。このクラスでは、全文英語の教科書など授業で使用するテキストの内容をすでに理解でき、会話力があることを前提にした応用プログラムを実践しています。
 スタンダードクラスは、段階的に文法を学べるテキストを中心としながら、ネイティブ教員はオールイングリッシュ、日本人教員がサポート役となって課題に取り組みます」

 一般的に習熟度別クラスは成績で分けますが、同校は年4回、クラス分けの機会を設け、生徒が自主申告する希望制でクラス分けをしていることも特徴です。

「英語が得意だからとアドバンストクラスを選んでも、途中でついていけないことを自覚し、悔しいながらもスタンダードクラスへと切り替える生徒もいますし、その逆もあります。すべてにおいて自主性に任されるからこそ、生徒自身が自分の実力を正確に把握できるのです。自分の実力を認識したうえで、計画性と目標設定を明確にし、全員が高いモチベーションで授業に挑んでいます」

 さまざまな授業で使用されるテキストは、ネイティブ教員が中心となって作成しているオリジナルです。これらも、生徒のやる気を高める『アサインメント』プランに準じ、段階的に楽しく英語を学べる工夫が凝らされています。また、生徒には事前に、授業内容や課題の提出期間、テストやホームワークの範囲を詳細に通知し、自分で計画を立て、意欲的に学べるように促しています。

「オリジナルテキストやテストには、イラストや私たち教員の写真、身近なエピソードを盛り込んで、生徒が興味を持ちやすい内容を心掛けています。授業中も、オリジナルプリントで学んだ内容を整理させ、英語をより身近に面白く感じてもらう工夫をしています。
 中学英語で大切なのは、失敗や間違いを恐れさせないことです。私たちと英語で話すのは楽しい、難しい単語を知らなくても言い換えを覚えれば英語は通じるのだと、いろいろな英語体験をグループワークやプレゼンテーションなどの発信型学習で経験してもらいたい。そうした積み重ねが、しっかりとスキルアップにつながることを知ってもらいたいのです」(英語科/エリック・パトリック先生)

POINT1
スタンダードクラスではインタビュー取材を発表

 本誌取材時のスタンダードクラスでは、「can」と「can't」の違いを知り、「Can you~」を使用した文章を作る授業を展開。この日は、校内の教員にインタビューを行い、その成果を英作文にしたものを、クラスメートの前で発表する授業が行われていました。

 一生懸命に英文を読み上げる生徒に、クラス全員が拍手を送り、教員からは「Good job!」の声がかかります。発表の最中に文章表現があやふやな時は、聞いている生徒からも「そこは~じゃない?」というアドバイスも送られ、和気あいあいとした授業風景でした。

POINT2
アドバンストクラスではハイレベルな授業を展開

 アドバンストクラスでは、スタンダードクラスと同じく「can」を使った英語表現をアクティビティとして学ぶ授業を展開。生徒が2人1組になり、コマの中に決められた文法に従って指示を書き込んで、オリジナル英文スゴロクを自由に制作していました。

 自分たちのものだけでなく、ほかのグループが作ったスゴロクで実際に遊び、「窓を開ける」「ドアを開け閉めする」「先生に質問する」などの指示を実行しながら、英文法と単語の理解を深めていく授業が行われていました。ネイティブ教員を中心とする授業はもちろんオールイングリッシュ。生徒たちの表情は笑顔がたえず、自由闊達に行動していた姿が印象的でした。

担当の先生より
来年度以降につながる
進化する英語教育をめざす

 今年開校した本校では、現在の在校生は中1の1期生のみですが、秋には福島県のブリティッシュヒルズでの語学研修、中2では約2週間のオーストラリア英語研修を予定しています。今年経験している"自ら計画して学ぶ"を重視した授業で、英語力に自信をつけてもらいたいですね。
(写真左/乙守秀一先生)

 ほぼオールイングリッシュで行う授業やオンライン英会話は、中学生にはハードルが高く感じられますが、英語は学び始めるのが早ければ早いほど上達します。私たち教員もさまざまな教育手法にチャレンジしながら、英語アレルギーのない生徒を育てていきたいと思います。(写真右/エリック・パトリック先生)

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