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私立中高進学通信

2019年11月号

大学合格力強化計画

東洋英和女学院中学部

「卒業生の言葉が受験を乗り越える励ましに」
医学部進学者に聞く真摯な受験サポート

この春、医学部に進学した卒業生3人。左から藤澤明日香さん(聖マリアンナ医科大学医学部1年)、飯田彩実さん(日本医科大学医学部1年)、瓜生理世さん(東京女子医科大学医学部1年)。進路指導主任の松木強先生を囲んで。

この春、医学部に進学した卒業生3人。
左から藤澤明日香さん(聖マリアンナ医科大学医学部1年)、
飯田彩実さん(日本医科大学医学部1年)、
瓜生理世さん(東京女子医科大学医学部1年)。
進路指導主任の松木強先生を囲んで。

医学部志望者の多い女子校
今春は15人が現役進学

 国公立大学、難関私立大学や医歯薬系、芸術系学部など、生徒本人の希望を尊重し、バラエティに富んだ進路実績を残している同校。毎年、一定数の医学部進学者を出していることでも知られています。

「一昨年に起きた女子を不利に扱う医学部入試の問題が解決されたことと、医学部自体の競争もやや緩和傾向にあったことから、今回は女子が医学部に合格しやすい外部要因があったと思います」

 と、進路指導主任の松木強先生は分析します。2019年春の卒業生は医学部志望者が大変多く、医学部受験者は例年約20名のところ、約30名となりました。うち現役生15名の進学は、入試適正化という背景を差し引いても素晴らしい実績と言えます。

 同校の進路指導の特徴は、生徒の希望と適性を最大限に尊重するサポート型であることです。高等部には大学別のコースなどはなく、自分の進路に合った選択科目をそれぞれの判断で選びます。

 では、どのようにして生徒たちは進学したい学部や大学を決めていくのでしょうか。同校では多方面で活躍している先輩たちの協力を受けながら、中3から進路学習が始まります。その一つが高3の春に、1つ上の先輩を招いて受験体験談を聞く『進路ガイダンス』です。大学受験を終えた直後の卒業生の話は、「教員が話すよりも在校生に影響力がある」と松木先生は言います。

『進路ガイダンス』の時に配付される参考資料が、卒業生による受験体験記『アドバイスシート』です。学年ごとの勉強方法や各教科の取り組み方、活用した参考書や問題集、模試などを卒業生が記入し、在校生の受験勉強の参考にしてもらおうというものです。シートを集約したファイルは、どの学年の生徒も自由に閲覧できます。

「進路指導室の前で、生徒が熱心にシートを読んでいる姿をよく見かけます。『後輩のために』という卒業生の思いが込められているからこそ、生徒の励みとなる価値ある資料になっています」

在校生の心に刺さる
リアルな合格体験記

 今回の取材には、医学部に通う同校の卒業生3人が参加してくれました。東京女子医科大学医学部に通う瓜生理世さんは、中学に入学した時から医学部進学を意識していたといいます。

「小3の時、ドクターヘリの本を読んだのがきっかけです。女性医師の少ない現場だと知り活躍できたらいいなと興味を持ちました」

 聖マリアンナ医科大学医学部在学中の藤澤明日香さんは、小学生の時には獣医師をめざしていたそうです。

「言葉を話せない動物たちの声を拾ってあげたいと思っていましたが、中3の時に動物アレルギーだとわかり、進路を変更しました。今は子どもたちの声をキャッチする小児科医をめざしています」

 日本医科大学医学部に在学する飯田彩実さんは、医師の家庭に育ちました。

「実際に医師になりたいと思い始めたのは、高1ぐらいです。医師として世界で活躍されている卒業生のお話を聞いたことが、きっかけになりました」

 この3人も『アドバイスシート』を大いに活用しました。

「本当はこうしたかったけれど、できなかった。だけどこうなった。という現実がわかる、理想論ではないリアリティが『アドバイスシート』にはあります。先輩のメッセージを切り抜いて何度も見返していました」(飯田さん)

「先輩方も苦しい思いをして乗り越えていったのだとわかるので、心に刺さるんです」(瓜生さん)

「勉強が前進していないのでは、と不安になった時に、励みになりました」(藤澤さん)

一人ひとりの存在が
尊重される中高6年間

 大学入試に向けて、生徒はさぞや勉強漬けの日々を送っているのかと思えば、まったく違います。高3も学校行事に参加しますし、部活動も早々に引退ということはありません。

 ハンドベル部に所属し、学校内外での演奏活動を経験した藤澤さんは「東洋英和は部活動が必須なのが特徴ですが、とても良い伝統だと思います。帰ってこられる居場所があると感じます」と言います。

 瓜生さんは生徒会や短期海外留学のほか、学外の高校生活動や大学インターンなど自由に参加を認めてくれた先生方に感謝しているといいます。

「自分が興味のあることを追求することで、充実した時間を過ごすことができました」

 飯田さんも茶道部の活動に打ち込んだことで、多くのことを得たと言います。

「受験第一ではなく、いろいろなことに挑戦させてくれる学校だったんだなと、卒業してからわかりました」

 さらに合格までの道のりを詳しく聞くと、小論文指導や面接練習、個人面談、話を聞きたい卒業生への取り次ぎなど、生徒のニーズに応じて柔軟に対応する先生方の姿が浮かんできます。「個人の希望を尊重する」だけでなく、その実現のため、生徒の求めにどこまでも手を差しのべる、それが同校の進路指導の神髄なのです。

高3の進路ガイダンスの『アドバイスシート』。上の冊子はガイダンス時に招く卒業生を中心とした抜粋。下のファイルには卒業生全員のアドバイスシートが収録されています。高3の進路ガイダンスの『アドバイスシート』。上の冊子はガイダンス時に招く卒業生を中心とした抜粋。下のファイルには卒業生全員のアドバイスシートが収録されています。
飯田さんが記入した『アドバイスシート』。卒業生が実際に使用した参考書の情報や、受験勉強の年間計画、受験直前の過ごし方、成功談・失敗談も含めた合格までの道のりが網羅されています。飯田さんが記入した『アドバイスシート』。卒業生が実際に使用した参考書の情報や、受験勉強の年間計画、受験直前の過ごし方、成功談・失敗談も含めた合格までの道のりが網羅されています。
2018年度(2019年春)
主な大学合格実績
大学名 現役 既卒 合計




東北大学 1 0 1
群馬大学(※1) 1 0 1
千葉大学 1 0 1
お茶の水女子大学 1 0 1
東京大学 2 0 2
東京外語大学 2 0 2
東京藝術大学 0 2 2
一橋大学 0 1 1
横浜国立大学 1 1 2
新潟大学(※2) 1 0 1
京都大学 0 1 1
国際教養大学 1 0 1
首都大学東京 1 0 1
横浜市立大学(※3) 1 1 2
大学名 現役 既卒 合計



青山学院大学 29 3 32
学習院大学 6 1 7
北里大学(※4) 8 2 10
慶應義塾大学 29 6 35
国際基督教大学 3 1 4
順天堂大学(※5) 1 3 4
上智大学 25 0 25
昭和大学(※6) 17 4 21
中央大学 13 9 22
東京女子大学 16 2 18
東京女子医科大学(※7) 7 3 10
東京農業大学 10 0 10
東京理科大学 7 5 12
日本大学(※8) 9 6 15
明治大学 19 1 20
立教大学 36 1 37
早稲田大学 31 2 33

※1 医学部1名含む ※2 医学部1名含む
※3 医学部2名含む ※4 医学部4名含む
※5 医学部4名含む ※6 医学部6名含む
※7 医学部9名含む ※8 医学部2名含む

(この記事は『私立中高進学通信2019年11月号』に掲載しました。)

東洋英和女学院中学部  

〒106-8507 東京都港区六本木5-14-40
TEL:03-3583-0696

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