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私立中高進学通信

2019年10月号

中学入試のポイント

足立学園中学校

やる気を評価するこころざし入試』
2020年度からスタート

新入試『志(こころざし)入試』をスタートさせる同校。抱負や将来の目標を持ち、学校に新風を吹き込んでくれる受験生を迎えたいと意気込みます。
将来の目標や夢を表明する新入試

 これまで同校では、2月1日の一般入試第1回は2科と4科の筆記試験を実施していましたが、2020年度からの2月1日の入試は、『志入試』が行われます。

『志入試』は、同校を第1志望とする受験生のための新しい入試です。出願時にエントリーシートと通知表を提出。試験当日は2科(国語・算数)試験と親子面接を行います。

 エントリーシートには「志望理由」「入学後の抱負や将来の目標」「その他検定などのアピール」を記入して、通知表とともに出願時に提出。

 2科試験の算数では基礎的な計算などを、国語は漢字や慣用句、基礎的な読解力を出題します。筆記試験後に、エントリーシートをもとに親子面接を実施します。

「志入試には受験を通じて子どもたちの成長を促したいという意図があります。将来、本当に伸びる人というのは、"人間力"のある生徒だと考えています。その土台になるのは基本的な生活習慣です。自分を律することができてこそ、将来やりたいことや夢が持てるのです。
 そうした生徒に入学してほしいのですが、筆記試験だけでは一人ひとりの内面まで見ることは難しい。そこで、あらかじめ自分の考えを表明できるエントリーシートと面接を導入しました」

 と、井上実校長先生は話します。

将来の夢を語り合い親子で共同作業を

 エントリーシートはどのように記入すればいいのでしょうか。

「お子さんが独力で書くことを想定していません。親子の共同作業で完成させてほしいのです。なぜなら、教育は保護者、子ども、教員が一体となって進めていくべきものだからです。子どもの願いや保護者の想いをすり合わせて表現し、そこに教員も加わっていく。そのための素材がエントリーシートなのです」

 エントリーシートは同校のWebサイトからダウンロードして印刷し、同校への志望理由と、入学後の抱負や将来への目標をそれぞれ100字程度にまとめて、子どもが直筆で記入して提出します。

「お子さんに将来、何になりたい? 夢は何? と問いかけ、本人の気持ちをくむことから始めてほしいですね。そして、その夢はどんな人たちを対象とするの? その人たちや社会がどうなればいいと思う? と話を発展させてほしいのです。自分が貢献すべき場所を見出すこと。それこそが志を持つことであり、本校の教育理念、育てたい人物像そのものなのです」

 井上校長先生の考えに、ほかの先生方も共感しています。

「これまで私たち教員が実践してきたことの意味がすとんと腑に落ちました。子どもたちが志を持ち、将来を切り拓けるよう育てていこう! という意識が学校全体で高まっています」

 と入試広報部部長の相澤智子先生は話します。

勉強をがんばった受験生は特別奨学生を狙う

『志入試』以外の一般入試は、第2回、第3回とも2科4科の選択になり、成績上位者は入学後、特別クラスに入れます。『志入試』を受けた受験生も、さらに第2回・第3回のいずれかを受験すれば特別クラス選抜の対象になるので、より高いレベルで力を発揮したい受験生には複数回受験を推奨しています。

 各日午後に行う『特別奨学生入試』は「勉強をしっかりがんばってきた受験生にチャレンジしてほしい入試」と、相澤先生は説明します。合格は成績順に①特別奨学生合格、②特別クラス合格、③一般スライド合格の3種類を出します。とくに公立中高一貫校をめざす受験生には、2月1日午前の適性検査型入試が併願にふさわしい回となるでしょう。

「入学後、学ぶのは夢や希望をかなえるため、自分の成長のためだと生徒が言える、モチベーションの高い教育環境を整えていきます」(井上校長先生)

(この記事は『私立中高進学通信2019年10月号』に掲載しました。)

足立学園中学校  

〒120-0026 東京都足立区千住旭町40-24
TEL:03-3888-5331

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