私立中高進学通信
2019年10月号
Students' Chat Spot
明治大学付属明治中学校
3年間の学校生活で
自然に“明治愛”が生まれました

明治大学の直系付属校として100余年の歴史を持つ同校。生徒は学校行事や部活動を通じて「質実剛健」「独立自治」の精神を培っています。中3生の4人に学校生活について語ってもらいました。

(中3)
陸上競技部に所属。修学旅行委員や体育祭準備委員など委員会活動にも積極的に参加しています。

(中3)
ダンス部に所属。体育祭でも応援ダンスの振り付けや選曲のためにがんばっています。

(中3)
中学野球部に所属。部活動はきついこともありますが、仲間と一緒に練習に励んでいる時が一番楽しいです。

(中3)
ソフトテニス部に所属。引退試合でベスト4に入ることが目下の目標。そのために練習に励んでいます。
入学のきっかけを教えてください

渡邉さん
文化祭に来た時に、案内してくださった野球部の先輩が親切で、高校生なのにとても大人っぽく感じました。明るくて穏やかな校風が気に入ったので、入学しました。
多喜さん
大学付属で共学の学校に入りたいと思っていたので、この学校を含め、3校の見学に行きました。校舎がきれいで、生徒が先生と話している姿が自然で、とても雰囲気が良かったので、入学を決めました。
植山くん
中高一貫の付属校に入りたいと考えていました。1日で5教科分の短い授業を受けられる体験授業に参加して、自分に合いそうな学校だと感じました。
海江田くん
テニスのクラブチームの先輩が通っていたので、興味があって紫紺祭(文化祭)を見にきました。テニスコートが5面もあって広いし、設備が整っていることや、学園祭でみんなが和気あいあいとしていて楽しそうな雰囲気がいいなと思いました。
明治大学の先輩は
部活動へ教えに来てくれますか?
多喜さん
ダンス部は、夏の大会や紫紺祭など、大事なステージの前や合宿に来てくださいます。その時に都合のつく先輩が2~3人ずつ来てくださって客観的なアドバイスをしてくれます。細かい部分まで見てくださって、「お客さんや審査員からはこう見えるからこう直したほうがいい」と、具体的に教えてくださるからとてもわかりやすいです。
植山くん
野球部は明治大学の2年生が2人で練習を見に来てくれます。中学野球部で、僕たちは最上級生なので、ふだんは先生が指導してくださいますが、大学生の先輩は年齢が近い分、話しやすいです。
海江田くん
ソフトテニス部は男女一緒に活動しているのですが、そこに5~6人の卒業生が来ます。一人ひとりにマンツーマンで指導してくださる時もあるので、ありがたいです。練習試合の相手をしていただくこともあります。
渡邉さん
陸上部は、先輩・後輩の仲が良くて、高校生の先輩がいろいろ教えてくださいます。
部活動と勉強の両立は大変ではないですか?
両立するために工夫していることは?
全員
大変です(笑)。
渡邉さん
陸上部の活動は週4日ですが、部活動の日は疲れてしまうので、部活動のない日にしっかり宿題を終わらせるようにしています。
多喜さん
ダンス部も週4日ですが、紫紺祭前などは毎日練習があります。部活動後に習い事に行く日もあり、帰宅時間が遅くなってしまいます。だから、「今日は1時間」とか、時間を決めて短い時間で自分のできる範囲で勉強しています。
植山くん
部活動だけでなく、テレビドラマなども好きなので、番組が始まるまでの間に、「勉強が終わったらテレビを見るぞ!」ということをモチベーションにして、集中してやっています。あと、野球部の場合は、朝、みんなで一緒に勉強する時間が設けられています。
海江田くん
僕は、一度にまとめてすることや、短い時間に集中してやるのは向かないタイプなので、毎日、学校帰りに「今日はここまでやる」と決めて、それをその日のうちに終わるようにしています。
渡邉さん
あと、テスト前1週間は部活動がないので、テストに集中することができます。
多喜さん
成績が悪くなると、部活動停止制度の期間が長くなり、2週間も練習ができなくなってしまうので、ふだんからみんながんばって勉強しています。
植山くん
大事な試合のある時期に、部活動停止になったら困るので必死です。
海江田くん
だらだらやるよりも、メリハリがつくので、部活動も勉強も両方がんばれます。
思い出に残っている行事は?
海江田くん
5月に行った修学旅行です。京都・奈良に行きました。班に分かれての自由行動が楽しかったです。自分たちで目的地を決めて、行き方を調べて、お金や時間の管理も自分たちでして、一日中行動できたんです。男女3人ずつの班で、最初は、男女で意見が分かれましたが、女子の意見に従うことになって、嵐山でトロッコ列車に乗りました。
多喜さん
私も修学旅行が一番思い出に残っています。1日目に、班に分かれてサイクリングをしたのですが、その途中で大雨が降ってきて、傘を差す間もなく、制服のままびしょぬれになってしまいました。それに、私の班は途中、迷子になってしまって……。地元の人に道を聞きながら、みんなで協力してなんとか他の班と合流できました。それも楽しい思い出になっています。
渡邉さん
私は体育祭です。小学校は赤と白で2チームだけでしたが、中学は縦割りに5チームもあるし、競争意識が高まります。チームの団結力も強くなるので楽しいです。今、ちょうど準備をしているところです。準備委員会の中で私は器具係なので、種目に使うものを用意します。中3は応援ダンスもあって、私のクラスではダンス部の多喜さんが中心になって、練習をしています。
多喜さん
うちのクラスはダンスの経験者がいないので、1人で振りを考えるのが大変です。あと、曲を決めるのにも手こずりました。ダンス時間は5分以内と決まっていて、クラスのみんなから候補の曲を挙げてもらったのですが、全部の意見を聞いてから決めようと思っていたので、話し合いの時間が足りなくなってしまいました。結局、5曲を組み合わせて使うことにして、やっと投票で最終の曲目が決まりました。
海江田くん
体育祭では、チームごとに応援旗やスローガンも作ります。
植山くん
僕たちのクラスは「疾風迅雷~築け我らの黄金時代~」です。1年生から3年生まで、各学年から一つずつ候補を出して、3年生が考えたスローガンに決まりました。ハチマキが黄色なので、サブタイトルに黄金が入っているんです。
渡邉さん
体育祭ではプログラム最後の種目となるリレーの応援が一番盛り上がります。
植山くん
あと、盛り上がる行事というと紫紺祭です。中学と高校が合同で行う行事で、卒業生も遊びに来ます。
海江田くん
紫紺祭では応援指導班による舞台披露が盛り上がります。閉会式の時にスクラムを組んだり、けっこう、熱いんです。最初はちょっと暑苦しいなと感じましたけど(笑)
渡邉さん
だんだん当たり前になっていくんです。行事や部活動を通して、3年間でだいぶ “明治愛”が生まれた気がします。
植山くん
「東京六大学野球」の応援にも行きましたが、「ああ、明治の応援はいいな」と感じました。そうやっていつの間にか、明治を好きになっていきます。
多喜さん
たしかに! 通うようになってから、明治生で良かったと思うようになりました。






(この記事は『私立中高進学通信2019年10月号』に掲載しました。)
明治大学付属明治中学校
〒182-0033 東京都調布市富士見町4-23-25
TEL:042-444-9100
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