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私立中高進学通信

2019年9月号

グローバル特集 アイデンティティ

聖望学園中学校

「相手の考えを否定しない」
グローバル教育の土台を固める
『課題解決ワークショップ』

キリスト教の精神に基づく人間教育を行う同校。生徒の可能性を最大限に活かして未来へ挑戦できるように、さまざまなプログラムを実践しています。
多様な価値観を認め合う
新しい思考法を体験する1日

 同校が新たな試みとして今年から導入した『課題解決ワークショップ』とは、『デザイン思考とシステム思考』(※)というビジネス界で注目されている思考法を体験するプログラムです。中学3学年の全生徒が縦割り班に分かれ、朝から夕方まで、1日をかけてグループワークに取り組みました。

「多様な価値観を認め合い、さまざまな意見を集約し、解決方法を導き出す力を身につけさせること。これこそが本校が考えるグローバル教育です。そういう力を養うために、企業向けのワークショップを本校に合わせて設計しています」(教頭/犬束勉先生)

 今回は、デザイン思考の「手法」の中から、グループでアイデアを出し合う「ブレインストーミング」、アイデアをグループ分けし体系化する「親和図法」、課題の上位目標を見つけ出す「バリューグラフ」、問題点を観察する「フィールドワーク」を体験しました。

 この日のルールはたった一つ、「相手の考えを否定しないこと」です。自分とは異なる意見を「それ、いいね」とポジティブに受け止め、発展させていくことを重視しています。

「世界中の紛争や争いは、相手の考えを否定することから始まっているといっても過言ではありません。多様な考えを受け止めることは、キリスト教の精神の一つであり、本校のグローバル教育の根底を成すものです」(犬束先生)

※デザイン思考とシステム思考…デザイン思考とは、デザイナーがデザインを行う際の考え方や手法を使って、ユーザー起点で考え、対話をし、課題を解決する思考法です。システム思考とは、物事を俯瞰的に見て、系統立てて考える思考法です。両方の思考法を融合して活用してこそ、課題解決がなしえると考えられています。

ゆくゆくは地域活性化
課題解決プロジェクトへ
慶應義塾大学の白坂成功教授が率いるシステムデザインメソドロジーラボの飯盛豊さん。同大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科を卒業。同校の卒業生でもあります。慶應義塾大学の白坂成功教授が率いるシステムデザインメソドロジーラボの飯盛豊さん。同大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科を卒業。同校の卒業生でもあります。

 同ワークショップの設計者で、同校OBでもある飯盛豊さんは、

「中1から中3まで、みんなが自由にアイデアを提案し合う濃密な時間となりました。驚くべき速度で社会は変化・複雑化しており、もはや一つの学問だけでは解決できません。さまざまな学問や知恵を活かして課題解決方法を設計できる世界的リーダーが母校から出ることを、OBとして願っています」

 と取り組みの手応えと展望を話してくれました。

 時代の変化に揺るがない、国際人としての土台作りをめざし、ワークショップは年に2回開催の予定です。

「ゆくゆくは近隣地域と連携した『地域活性化プロジェクト』に発展させたい」と犬束先生。学校の枠を越え、さまざまな舞台で課題解決の手腕を発揮できる力を育んでいきます。

生徒インタビュー
いろいろな人の意見を聞くって、面白い!

 今回の『課題解決ワークショップ』では、新しいアイデアで解決方法を設計する「デザイン思考」の手法を体験しました。思考法に慣れるために、あえて「学園のゴミを減らそう」「文化祭を盛り上げよう」「部活動を盛り上げよう」という身近な課題をテーマにしています。

 ワークショップを体験した中3生に話を聞きました。

「中1から中3の生徒が集まってアイデアを出し合いました。活発に意見が出て、まとまらないかと心配しましたが、リーダー役を買って出た中2生が上手に仕切ってくれました」
(K.Sさん・中3・写真左)

「自分には考えつかない切り口で課題を語る班員がいて、新鮮でした。人の意見を聞くのもいいなあと思いました」(R.Hさん・中3・中央)

「いろいろな意見を『いいね』とポジティブに捉えるのは、とてもいいことだと感じました。普段、人の意見を否定しがちだということにも気づくことができました」(A.Fさん・中3・右)

課題解決ワークショップの流れ
1.校内フィールドワーク

 問題点を調査・観察。現状をヒアリングし、iPadで撮影も。

2.ブレインストーミング

 アイデアを出し合う。目標は1チーム100アイデア。

3.親和図法

「自分たちにしかできないユニークな分け方」でアイデアをグループごとに仕分け。

4.バリューグラフ

「アイデアが目的に本当に合っているか」を再検討し、iPadで発表資料を作成。

5.発表

 プロジェクターに資料を映し、解決策を発表。

(この記事は『私立中高進学通信2019年9月号』に掲載しました。)

聖望学園中学校  

〒357-0006 埼玉県飯能市中山292
TEL:042-973-1500

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