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私立中高進学通信

2019年9月号

グローバル特集 授業[学校生活]

淑徳SC中等部

ユネスコスクール加盟を経て
カリキュラム改革を推進中

本年度より、ユネスコスクール加盟校として新たな一歩を踏み出した同校。仏教校としての伝統を重んじつつ、未来志向のカリキュラム改革に挑む取り組みを紹介します。
伝通院に隣接する寺子屋からスタートした同校では、仏教に基づく平和教育を行っています。ユネスコスクール加盟にあたり、昔ながらの仏教教育、茶道や華道などの伝統文化教育が高く評価されました。

伝通院に隣接する寺子屋からスタートした同校では、仏教に基づく平和教育を行っています。
ユネスコスクール加盟にあたり、昔ながらの仏教教育、茶道や華道などの伝統文化教育が高く評価されました。

仏教校の伝統とグローバル教育を融合

 浄土宗の歴史ある寺院「伝通院」に創設され、120年以上にわたって才気あふれる女性を育ててきた同校。開校以来、少人数教育を守り続け、「よく学び、よく考え、よりよく生きる」女性の育成に努めています。

 同校は今年度よりユネスコスクールに加盟しました。ユネスコスクールとは、地球規模の諸問題に対処できるような新たな教育や手法の開発、発展をめざすスクールネットワークです。加盟にあたって1年間のチャレンジ期間が設けられ、社会課題に対する学校の取り組み、活動実績などを精査されました。とはいえ、申請にあたり特別な活動はしなかったそうです。

「これまで仏教校として平和教育に取り組んできました。SDGs(国連が提唱する持続可能な17の開発目標)(※1)に関するアクティビティにも、以前から力を入れています。本校の理念がユネスコの方針に合致していたため、従来通りの活動を評価され、申請が通ったのだと思います。
 古き良きものを大切にする仏教校の教育、これからの時代に即した新しい女性像をめざす教育、この2つの融合がユネスコスクールとして本校が果たすべき役割ではないかと思います」(進路指導部部長/吉井隆宏先生)

 ユネスコスクールへの加盟申請と並行し、昨年度から「グローバル・ICT」「キャリア育成」「地域交流」の3つをテーマにした3つのプロジェクトに取り組んできました。若手教員を中心に、カリキュラム改革、学校行事のリニューアルに臨んでいます。

「『今まではこうだった』という固定観念を捨て、新鮮な意見を積極的に取り入れながらカリキュラムを練っています。『みんなで生徒たちを伸ばすぞ』と、教職員の気運も高まっています」(入試広報部部長/安藤佑太先生)

 プロジェクトの中に、地域交流が含まれているのも同校ならでは。

「伝通院と隣接するため、檀家さんをはじめ、お世話になっている地域の方々がたくさんいらっしゃいます。これまでも近隣の小学生を集めて英語教室を開くなど、地域交流に力を入れてきました。地域に還元しつつ、その取り組みを生徒の人間的な成長につなげていきたいと考えています」(安藤先生)

※1 SDGs…Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。2015年に国連で採択され、2030年までに達成すべき17の国際社会共通の目標を掲げています。

体験を通じて視野を広げ
多様な考え方を身につける

 カリキュラムの改変において重視しているのは、「体験」です。高1・高2が取り組むのは、一人ひとりが自分の好きなことを掘り下げるキャリアプログラム『What's your favorite?』。興味のある職業に就いている方に取材し、Webマガジンとして発信。自身の職業選択につなげていきます。

「高1生はグループで、高2生は一人ひとりが地域の商店会に取材のアポイントを取り付け、インタビューを行います。取材を断られたり、想像とは違う仕事内容にギャップを感じたりするかもしれませんが、それも社会勉強になると考えています」(吉井先生)

 新潟食料農業大学と連携し、田植えからお米の収穫、製品への加工までの過程を体験する食育の授業もスタート。今年度は中3生と高1生が新潟へ行き、泥まみれになって田植えをしたそうです。

「SDGsに含まれる貧困、資源循環などの諸問題について、体験を通して学ぶカリキュラムです。お米を作って終わりではなく、甘酒を製品化し、JICA(国際協力機構)を通じて頒布することも考えています」(吉井先生)

 ユネスコスクール加盟校のネットワークを活かし、修学旅行で海外に行くことも検討中とのこと。英語の授業カリキュラムのさらなる拡充やグローバル教育、平和教育にもいっそう力を入れ、さらなる飛躍が期待されます。

「自国の価値観に捉われるのではなく、他国のことを知り、視野を広く持って多様な考え方ができるようになってほしいと思います。ゆくゆくは、『日本ESD学会(※2)』で本校の取り組みを生徒たちに英語で発表してほしいと願っています」(吉井先生)

※2 ESD(Education for Sustainable Development)…持続可能な開発のための教育。現代社会の課題を自らの問題として捉え、持続可能な社会の創造をめざし、研究者、教育者、生徒らが理論的・実践的研究、実践の情報交換などを行うのが日本ESD学会です。

食を通して「SDGs」に取り組むカリキュラム『食育ESD』では、田植えに挑戦。環境や飢餓など、食料をめぐる問題について体験を通じて学びます。食を通して「SDGs」に取り組むカリキュラム『食育ESD』では、田植えに挑戦。環境や飢餓など、食料をめぐる問題について体験を通じて学びます。
世界に視線を向けつつ、地域とのつながりも大切にする同校。地域交流の一環として、オープンキャンパスと連動して盆踊りを開催しています。世界に視線を向けつつ、地域とのつながりも大切にする同校。地域交流の一環として、オープンキャンパスと連動して盆踊りを開催しています。
右から安藤佑太先生、吉井隆宏先生。右から安藤佑太先生、吉井隆宏先生。
ニュージーランド海外語学研修では、英語力を磨くだけでなく、雄大な自然を感じてさまざまな体験が行えます。ニュージーランド海外語学研修では、英語力を磨くだけでなく、雄大な自然を感じてさまざまな体験が行えます。
ユネスコスクール加盟によってさらに充実化
語学力を高める英語科のカリキュラム

 現在、同校ではユネスコスクールの加盟にともない、英語科のカリキュラムの改革も進んでいます。すでに導入しているプログラムから現在検討中のものまで、英語科の新カリキュラムを紹介します。

1 ニュージーランド海外語学研修

 2017年度から、中3から高2の希望者を対象に実施。10日間にわたり、ホームステイしながら現地の学校に通います。生徒たちはアクティブラーニング型授業を体験し、音声論をはじめとする語学の授業や、数学や物理の授業も受講します。

2 ライティングシステム

 英語による発信力を高めるため、英語のライティングの取り組みを始動。中1からスタートし、最初は自分が好きなものや夢を語ることから始め、学年が上がるにつれて社会問題について論じられる力をつけていきます。外部の教育機関とも相談しながら、体系的なライティングシステムを導入します。

3 ACE(Action+Communication+English)

 英語のスピーキング力を強化するために、まずは「伝えたいこと」を身振り手振り(=Action)で表現。これを伝え合う(=Communication)体験をして、最後に英語での表現を学ぶ同校独自のカリキュラム。「Action→Communication→English」の順に学ぶことで、発信力を高めます。

(この記事は『私立中高進学通信2019年9月号』に掲載しました。)

淑徳SC中等部  

〒112-0002 東京都文京区小石川3-14-3
TEL:03-3811-0237

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