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私立中高進学通信

2019年9月号

グローバル特集 授業[学校生活]

大妻嵐山中学校

英語劇で表現する喜びを体感
『イングリッシュフェスティバル』

中学生が各学年それぞれで英語劇を演じる『イングリッシュフェスティバル』。
英語力を高め、グローバル感覚を養いながら、表現することの難しさや喜びを体験します。
We're all hungry. But we don't say that.

We're all hungry. But we don't say that.
(僕たちはみんな、おなかが空いている。でも、それを言えないんだ)
『イングリッシュフェスティバル』中3英語劇『イクバルの話』より

中3生がSDGs(※1)の問題を英語劇で表現し、訴える

「雇い主は僕たちに成長してほしくないんです。僕たちが良いカーペットを作れなくなるから」

 今年の中3の英語劇『イクバルの話』で主役を演じたH・Jさんは、舞台の上でこのセリフを流暢な英語で語りました。イクバルは実在したパキスタンの少年活動家です。1980年代のパキスタンでは貧困のために、子どもたちが絨毯工場で働かされ、成長して背が高くなると良い絨毯を作れないからと、無理な姿勢で絨毯作りを強いられました。

 工場で働くイクバルが自由を求めて立ち上がった実話を、昨年の中3生が英語劇にし、『イングリッシュフェスティバル』で発表しました。『イングリッシュフェスティバル』とは、毎年2月に中学生全員が学年ごとに英語劇を披露する行事です。

 同校では他者や社会に貢献するために必要な力として「表現する力」の育成に力を注ぎ、グループワークやプレゼンテーションなどを授業で積極的に導入しています。こうした取り組みと英語教育を融合させたのがこのフェスティバルです。英語科の工藤貴子先生に話を聞きました。

「このフェスティバルは、アクティブラーニングの一環として行われています。生徒はみんなで意見を出し合いながら、作品を創り上げていく中で絆を強め、多くのことを学んでいます」

 これまでの中3生は世界の問題について英語でプレゼンテーションを披露してきましたが、昨年は初めて、『SDGs』の目標をどうすれば達成できるのかを考えるという社会問題への取り組みと英語劇を組み合わせました。

 中1・中2の英語劇は、英語でセリフを話し、演じることに慣れ、表現する楽しさを体感してもらうことが目的です。中2生はミュージカル仕立ての『アナと雪の女王』の英語劇を披露。生徒がこの歌を楽しそうに歌っている姿をALT(※2)の安宅ファートマ芽衣先生が目にし、この作品に決めたそうです。

「中1生は全員にセリフがある『アリとキリギリス』を演じました。アリたちが大きなカブを発見するオリジナルシーンを入れて、物語を大きくふくらませ、英語のセリフを覚えて言うことや演じることの楽しさを全員が体験できるように工夫しています。
 中3では物語の背景となる社会問題をしっかり学んでいるので、生徒たちの思い入れも強く、お母さんが貧困のために子どもを売るシーンでは、お母さん役の生徒は涙を流しながら演じていました」(工藤先生)

※1 SDGs…「Sustainable Development Goals」の略称。2015年の国連で採択された、世界を良い方向に向けるための17の「持続可能な開発目標」のことで、2030年までの達成をめざす。

※2 ALT…「Assistant Language Teacher」の略語。日本語では外国語指導助手と呼ばれ、オールイングリッシュの英語の授業などを担当するネイティブ教員を指す。

中3の『イクバルの話』。子どもが教育を受けるのは基本的な権利であることをステージから強く訴えました。中3の『イクバルの話』。子どもが教育を受けるのは基本的な権利であることをステージから強く訴えました。
主役や重要な登場人物は人気が高く希望者が多かったため、中2の『アナと雪の女王』では、オーディションで配役を決めたそうです。主役や重要な登場人物は人気が高く希望者が多かったため、中2の『アナと雪の女王』では、オーディションで配役を決めたそうです。
中1の『アリとキリギリス』で、アリたちが大きなカブを地面から引き抜くシーン。演技に熱がこもっています。中1の『アリとキリギリス』で、アリたちが大きなカブを地面から引き抜くシーン。演技に熱がこもっています。
『アナと雪の女王』でアナに結婚を申し込むハンス王子を演じるH.Mさん(中3)。衣装は、お姉さんのお手製です。『アナと雪の女王』でアナに結婚を申し込むハンス王子を演じるH.Mさん(中3)。衣装は、お姉さんのお手製です。
英語で育てるアカデミックな力
『イングリッシュフェスティバル』で大きく成長しました
写真左から、S.Sさん(中2)、H.Mさん(中3)、H.Jさん(高1)。S.Sさんはバドミントン部に、H.Mさんは剣道部に所属しています。写真左から、S.Sさん(中2)、H.Mさん(中3)、H.Jさん(高1)。S.Sさんはバドミントン部に、H.Mさんは剣道部に所属しています。

 3作品のシナリオが完成したのは昨年の秋。『イクバルの話』のシナリオを担当したALTの安宅先生は次のように述べました。

「昨年の中3生は知的好奇心が強く、多彩なことに興味を持っていたので、私の出身国パキスタンの社会問題と『SDGs』をからめた英語劇にしました。台本は私が書きましたが、生徒たち自身が調べ学習した成果も台本に盛り込んで、それぞれのパーソナリティーを活かした内容にしています」

 冬休みから猛練習を重ねて、2月9日(土)に『イングリッシュフェスティバル』の本番を迎えました。多くの保護者たちが見守るなか、生徒全員が自分の役を見事に演じ切りました。その中から『イクバルの話』でイクバル役を演じた現在は高1のH.Jさん、『アナと雪の女王』に出演したH.Mさん(中3)、『アリとキリギリス』に出演したS.Sさん(中2)の3人に話をうかがいました。

 H.Jさんは英検2級に合格した英語力を活かして、『イクバルの話』の台本の一部を書きました。

「『SDGs』の目標の1つであるジェンダーの問題を、パキスタンの既婚の女性は企業に就職できないという場面で取り上げました。この劇を通じて、世界に目を向けるようになり、貧困で苦しんでいる人、教育を受けられない人がいることを、もっと多くの人に伝えたいと思うようになりました」

 H.Mさんは『アナと雪の女王』でハンス王子の役を演じました。

「劇を通して意見を認め合うことの大切さにも気づき、人間的に成長できたと感じています。英語もますます好きになりました。高校生になったら、英語圏ではない国に1年間留学したいと考えています」

 S.Sさんは『アリとキリギリス』でアリを演じました。

「幼稚園から英会話を習っていたので、英語劇がとても楽しみでした。本番ではかなり緊張しましたが、英語で表現する楽しさを知りました。英語をもっと勉強し、世界中の人たちと話せるようになりたいです」

 来年は同校の創設者・大妻コタカ先生をモデルにしたミュージカル作品を中3生が演じる予定です。

(この記事は『私立中高進学通信2019年9月号』に掲載しました。)

大妻嵐山中学校  

〒355-0221 埼玉県比企郡嵐山町菅谷558
TEL:0493-62-2281

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