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私立中高進学通信

2019年8月号

未来を切り拓くグローバル教育

実践学園中学校

国際人としての視点を育む海外研修体験

日本人のアイデンティティーを大切に
中3で行く13日間のニュージーランド語学研修。姉妹校の学校に通い、交流を深めます。

中3で行く13日間のニュージーランド語学研修。
姉妹校の学校に通い、交流を深めます。

6年間で必修の海外研修は
ニュージーランドとハワイ

 世界の人々と円滑な関係を築きつつ、グローバルな競争にも後れを取らないようにするために、世界の多様な価値観を理解・尊重し、さまざまな人たちとコミュニケーションできる能力が今、求められています。そのような力を養成するために、同校では『グローバル教育部』を発足。中高6年間を通じて、多角的な教育活動を企画・実践しています。

 同校のグローバルな学びは、中1・中2で日本の文化と歴史を学ぶことから始まります。鎌倉への校外授業や奈良・京都への研修旅行など、「日本を知る」ための取り組みを実施。これらの事前学習に教科学習も合わせて実施し、興味・関心のある事柄を発見し、探究する姿勢を育みます。

 中3になると、1学期に福島県にある語学研修施設「ブリティッシュヒルズ」で1泊2日の研修を実施。生徒たちは英語のみでコミュニケーションを取る環境を体験し、英語で話すことの楽しさを知り、海外への興味が一気に膨らみます。これを踏まえて、夏休みには全員がニュージーランドへの語学研修に旅立ちます。

「中3で訪れるニュージーランド語学研修は、本校のグローバル教育の柱の一つです。英語が思ったように通じないと感じる生徒も多く、その刺激によってさらに英語学習への意欲がわくようです」
(グローバル教育部長/岩内孝輔先生)

 注目は「ニュージーランド語学研修」に先行して姉妹校で学ぶ短期留学制度です。希望者は、ほかのクラスメートより一足早くニュージーランドに出発して姉妹校の国際学級の授業を受け、最終的には全員が合流して学ぶ日程となります。

日系移民やパールハーバー
異なる視点で歴史を探究

 グローバル教育のもう一つの柱は、高2の「ハワイ修学研修旅行」です。高1から「平和」をキーワードにした事前学習を行い、日本史や世界史の教科学習も行いながら、東京大空襲の体験者から話を聞くなど体験的な取り組みも組み合わせ、「深く考える」探究的な学びを行っています。

「日本とアメリカという異なる国の立場から平和について学ぶことで、複眼的に歴史を見つめ、世界を多様な視点で見る力を培っていきます」

 世界を多様な視点から見るためには、異文化理解をはじめ「真の教養」が必要だと考える同校。今年度から、高校に『リベラルアーツ&サイエンスコース(LA&Sコース)』を設けました。卒業までに英検準1級レベルの英語力の習得をめざして、コースの生徒は全員カナダへ約半年間留学して、英語力と国際理解力を磨きます。

 中入生は高校の「中高一貫コース」に進むのが基本ですが、希望があれば「LA&Sコース」への変更も可能です。今後の「LA&Sコース」の授業内容や活動にも注目が集まりそうです。

Action Report File001
世界を俯瞰して見つめる力を育てる
グローバル教育支援プログラム
ホームステイや現地交流で深まる

 同校ではグローバル教育を専門とする『グローバル教育部』が、中高6年間一貫の学びを統括。多彩なプログラムを一括して企画しています。

 柱となるプログラムは、中3の「ニュージーランド語学研修」と高2の「ハワイ修学研修旅行」。「ニュージーランド語学研修」は、2002年からの姉妹校であるニュージーランドのマルボロ校で授業を受け、ホームステイも体験する13日間のプログラムです。多くの留学生の受け入れを行っているニュージーランドならではの、現地の人たちの温かな歓待を受けながら、生徒たちは英語でのコミュニケーションにチャレンジします。

「ハワイ修学研修旅行」は、「平和」をテーマにパールハーバーで戦艦ミズーリ号を訪問するなど、国際理解を深める体験を行います。

「事前学習で日系二世兵士や東京大空襲について学んでいる生徒たちは、戦艦のデッキで複雑な思いを抱くことも。そうした葛藤も含めて世界を客観的に理解しようとする力を養っていきます」(岩内先生)

 このほか、希望制の海外留学プログラムも充実。中3・高1・高2が対象の「カナダ短期・中期留学」「ニュージーランド短期・長期留学」や、高1・高2対象の「オーストラリア語学研修」、高2・高3が対象の「アメリカ長期留学」、ニュージーランドからの留学生受け入れなども実施。海外大学への進学を希望する生徒への支援も行っています。

中3のニュージーランド語学研修中3のニュージーランド語学研修
現地の生徒との交流やホームステイも体験
高2のハワイ修学研修旅行高2のハワイ修学研修旅行
深く歴史を学んだうえで訪れるパールハーバーと戦艦ミズーリ
実践学園 グローバル教育支援プログラム

Action Report File002
注目の『リベラルアーツ&サイエンスコース』
グローバルな視点からの教養を身につける

 昨年度から高校で始まった『リベラルアーツ&サイエンスコース(LA&Sコース)』は、少人数制で先進的な教育にチャレンジしています。日本人の教員による担任のほか、ネイティブ教員が副担任としてクラスを受け持ちます。

 英語以外の授業もネイティブの先生が加わって教える試みも始まりました。

「ネイティブ教員が加わることで、学びにさまざまな視点を採り入れ、より深く学ぶことができます。英語で話を聞き英語で考えてみることにより、授業で習った知識をより一層定着させることをめざしています」
(岩内先生)

ディスカッションしやすい机のレイアウトが印象的なLA&Sコースの教室。さまざまなルーツを持つネイティブ教員が「視野を広げる」問いかけをします。ディスカッションしやすい机のレイアウトが印象的なLA&Sコースの教室。さまざまなルーツを持つネイティブ教員が「視野を広げる」問いかけをします。
『グローバル教育部』の部長を務める岩内孝輔先生。LA&Sコースの担任も担当されています。ご自身は帰国子女で社会科と英語の2つの教員免許を持つ国際派です。『グローバル教育部』の部長を務める岩内孝輔先生。LA&Sコースの担任も担当されています。ご自身は帰国子女で社会科と英語の2つの教員免許を持つ国際派です。

(この記事は『私立中高進学通信2019年8月号』に掲載しました。)

進学通信 2019年8月号
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