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私立中高進学通信

2019年7月号

私学だからできるオリジナル教育

トキワ松学園中学校

アクティビティで培う
協働し課題解決する力

20年以上前から続く体験型プログラム『プロジェクトアドベンチャー』は、
協調性や積極性を育むだけでなく、課題解決力を楽しく伸ばす教育です。
平均台の上でテーマにそって並ぶ順を替えるアクティビティ。身体的な距離が縮まることで相手を信頼する感覚が芽生えます。

平均台の上でテーマにそって並ぶ順を替えるアクティビティ。
身体的な距離が縮まることで相手を信頼する感覚が芽生えます。

体験型学習PAをいち早く学校教育へ導入

『グローバルな視野を持ち、クリエイティブに問題解決ができる探究女子』の育成をめざして「思考力教育」「国際力教育」「美の教育」の3つを柱とする教育を行っている同校。『プロジェクトアドベンチャー(Project Adventure)』(以下、PA)と呼ばれる体験型の心の教育を、20年以上前から取り入れています。

 PAは、アドベンチャー(冒険)の良さを学校教育に活かした教育手法です。心と体のバランスのとれた発達、円滑な人間関係を形成するプログラムとして、青少年教育やオリンピック選手のメンタルトレーニング、企業研修など幅広い場面で活用されています。このPAを1997年に日本で初めて学校教育に導入したのが同校です。現在はカリキュラムとして定着しており、全生徒が保健体育やHR、特別講座の授業で体験しています。とくに学年や学期の初めなど、新しいクラスメートとのコミュニケーションが重要な時期に有効とされます。

 4月下旬の保健体育の時間に行われた、中3のPAの授業を取材しました。

ルールのもとで挑戦し達成感を得る

 この日のPAでは、生徒たちが4つのアクティビティに取り組みました。どれも体育の要素を取り入れつつ、成功させるためには互いの協力やコミュニケーションが必要なものばかりです。

 PAには次のような原則があります。まず「チャレンジ バイ チョイス」。これはアクティビティに参加するか辞めるかは本人の意志に任されているという意味です。参加は強制せず、「逃げ道」も用意しておくことが大切なのです。

 もう一つは「絶対に他人を責めない」こと。お互いの人格を尊重し、けなしたりせず、努力を最大限に評価します。たとえアクティビティに参加しない友達がいても、また失敗した生徒がいても、それを受け入れるという約束です。

 そのうえで「一生懸命に」「ルールを守って公平に」「安全に」「楽しく」の4つを意識しながら活動し、最後に振り返りを行ってこれからの生活に活かしていく気づきを促します。

 最初のウォーミングアップとしてのアクティビティでは、少し遠慮がちにしていた生徒たちでしたが、最後には積極的に協力する姿が見られました。

「PAの経験によって、初対面の人にどのように働きかければ物事を進めていけるのかを自ずと理解でき、実行できるようになります。この力は社会に出てからも役立ちます」(広報部長/播磨康泰先生)

 他者と円滑にコミュニケーションを取る力は、課題解決力の育成へとつながり、今後の社会でますます必要とされます。その基礎を、楽しみながら自然な形で養うPAは、生徒の創造性を高めるうえでも一役買っていると言えそうです。

緊張を和らげるゲームからスタート
距離感が近づく楽しいアクティビティ

 PAは、簡単なゲームで心と体の緊張を取り除くことからスタートします。まずはカウントダウンの間にペアを作る「メイク2」にトライ。クラスの中でペアを作り、今度は別の人と新しいペアを作り……と繰り返して新しいペアを作ることをめざします。普段はあまり親しくないクラスメートとも触れ合い、人間関係を広げるきっかけになります。

 鬼ごっこ系のゲーム「ゴータグ」は少人数のグループになって座り、逃げる役の生徒がほかの生徒の背中にタッチをして、次の逃げる役を指名します。タッチされたら機敏に立ち上がって、また誰かをタッチします。単純なルールですが、いつタッチされるかわからないため緊張感や意外性があり、笑いの絶えないプレイタイムとなりました。ずっと座ったままの生徒はいないかと、気遣いもできるようになります。

新しいペアを作っていく「メイク2」のゲーム。新しいペアを作っていく「メイク2」のゲーム。
鬼ごっこ系ゲーム「ゴータグ」。いたずら心がゲームを盛り上げます。いたずらしても、軽く謝ることができる。相手も「いいよ!」と許してあげる空気が生まれ、和気あいあいとした雰囲気に。鬼ごっこ系ゲーム「ゴータグ」。いたずら心がゲームを盛り上げます。いたずらしても、軽く謝ることができる。相手も「いいよ!」と許してあげる空気が生まれ、和気あいあいとした雰囲気に。
力を合わせて問題解決にトライ
こんな時どうする!?
保健体育科/山崎智美先生「本校の生徒は、互いの意見を拾ってまとめるのが上手だと思います。多様なキャラクターがいて、それぞれの個性や活躍の場をみんなが知っているオープンな雰囲気があります」(保健体育科/山崎智美先生)

 気持ちがリラックスしてきたら、信頼関係を構築し、共に問題を解決するアクティビティに入ります。「電柱でござる」は、平均台にクラス全員が乗り、落ちないように「身長順」や「名前順」などのテーマで並び替えていくゲーム。平均台の上で並び替わるのは難しく、1回目はほんの数分で数人が落下してしまいました。

 保健体育科の山崎智美先生は生徒を集め、「言葉を交わさずに並び替わる方法を考えてみて」と提案。生徒たちは指示の出し方や入れ替わる方法を話し合います。

 次の並び替えは、言葉は交わさないルールです。並び替えの伝言方法を工夫しましたが、体を入れ替える動作がうまくいかずタイムアウトに。こうした失敗や話し合いも、このアクティビティでは想定内のことだそうです。

「周りの生徒が支え合いサポートしながら取り組めるのは、良いクラス運営ができている証拠です。成功しなくても意見や考えをわかち合いながら、実行に移すことを体験してほしいと思います」(山崎先生)

 クライマックスは「スウィングロープ」。天井から吊り下げられたロープを使って大きく移動するアクティビティです。ロープにつかまって渡る時は「がんばれ!」の励ましや「ありがとう」の感謝の声が自然に出てきます。全員が渡り切った時には、「やった!!」と大きな拍手と歓声が上がりました。

島から別の陸地に避難するという設定で、ロープを使って避難する「スウィングロープ」。
島と陸地の真ん中にぶら下がって手が届かないロープをどうやって手繰り寄せるか、
みんなでアイデアを出し合い、見事にロープで島から陸地への移動に成功しました。

「電柱でござる」のアクティビティ。平均台に乗ったまま順番を替えるのは難しい!「電柱でござる」のアクティビティ。平均台に乗ったまま順番を替えるのは難しい!
どうしたらうまくいくか、作戦会議。いつの間にか、みんな真剣な表情に。どうしたらうまくいくか、作戦会議。いつの間にか、みんな真剣な表情に。
チームワークが強まって、とても楽しかったです。工夫することの大切さを実感しました」(左:Kさん/中3)「平均台での並び替えは、最初はとても難しかったです。1分間で意見を出し合って、やり方を何度か試しながらやってみたことが良かったと思います」(右:Mさん/中3)

(この記事は『私立中高進学通信2019年7月号』に掲載しました。)

トキワ松学園中学校  

〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16
TEL:03-3713-8161

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