私立中高進学通信
2019年6月号
SCHOOL UPDATE
二松学舎大学附属柏中学校
グローバルコースによる学習発表会
プレゼンテーションを通して探究力・表現力を育む
世界の実情を知ることで広い視野を持つ

中3生は、自ら作ったパワーポイントの資料をスクリーンに映しながら、
「SDGs」をテーマにしたプレゼンテーションを行いました。

同校中学に2015年度に設立された『グローバルコース』では、異文化を理解し、多様な価値観を受け入れることができる真の国際人の育成をめざす独自のカリキュラムが実施されています。
そのうちの一つである「グローバル」授業の総決算として、3月12日、中3生、高1生がそれぞれ学習発表会を行いました。
中3では、「SDGs※」を達成するために一人ひとりが考えることをテーマに、グループでプレゼンテーションを行います。
「生徒たちは、それぞれが興味を持ったテーマにアプローチして発表を作り上げます。環境問題や貧困について調べていく中で世界の実情を知り、広い視野を持ってもらいたいと考えています」(中学3年グローバルコース担任/福田真美子先生)
一方、高1の発表会では1人ずつ自分でテーマを決め、英語でプレゼンテーションを行います。
「英語を用いて、大人から子どもまで多くの方に伝えられるプレゼンをすることが目標です。テーマはオールラウンド。絶滅危惧種やスポーツ、ゲームなど生徒自身が興味を持ったテーマを自由に選んでいます」
(高校グローバルコース担当/今井恵達先生)
発表会では、身振り手振りを交えながら、堂々と発表する生徒の姿が印象的でした。今井先生は、「1年を通して、アクティブラーニングを取り入れ、英語で話すことを重視した授業を展開しました。そのため、生徒の積極性を養うことができたと自負しています」
と生徒たちの成長に目を細めます。
「積極的に英語を話せるようになったことで、英検の取得率も自ずと上がりました。学業全体にも良い影響が出ていると感じています」(今井先生)
※SDGs……2016年から2030年までに世界で達成すべき17の環境や開発に関する国際目標。Sustainable Development Goalsの略称で、日本では「持続可能な開発目標」と訳されています。
世界的な課題の解決に貢献する手段を考える「グローバル」授業






(この記事は『私立中高進学通信2019年6月号』に掲載しました。)
二松学舎大学附属柏中学校
〒277-0902 千葉県柏市大井2590
TEL:04-7191-3180
進学通信掲載情報

PICK UP!!
紹介する学校
- 壮大なスケールの合同入学式で晴れやかに学園生活をスタート帝京大学系属帝京中学校
- 中学3年間の「校外学習」で未来を見据えた「SDGs」に取り組む共栄学園中学校
- 自主性を重んじる創作ダンスで学び取る協働と創造文京学院大学女子中学校
- 「かのや100チャレ」最優秀賞 “新しい民泊スタイル”を提案し「最優秀賞」「事務局賞」をW受賞京華中学校
- グローバルコースによる学習発表会 プレゼンテーションを通して探究力・表現力を育む二松学舎大学附属柏中学校
- 翠陵グローバルプロジェクト学年末発表会 世界に広く目を向け解決策を考えて発表横浜翠陵中学校
- 在校生による学校紹介に充実の入試報告も!!共立女子第二中学校
- スピーチコンテストで英語の“発信力”を育てる浦和実業学園中学校
- 自ら考え発信する英語の授業 ICT活用で効率アップ光英VERITAS中学校(現校名 聖徳大学附属女子中学校)
- “哲学”を中高6年間で学びすべての教科の基礎とする東洋大学京北中学校
- 「ICT“を”教える」デジタルコンテンツ演習日出学園中学校
- 自分の興味や関心を掘り下げる中3の『卒業研究』富士見中学校
- ゲームで世界の課題を討論し協力して解決策を導き出す横浜創英中学校
- コースやクラスだけでなく上級生も下級生も全校で仲が良い学校です!昭和女子大学附属昭和中学校
- スリランカ青少年交流プログラムをきっかけに南アジアの研究をするため海外大学へ佼成学園女子中学校
- 生徒の多様性に合う指導で「誰もが本気でがんばる」学校に桜丘中学校
- 先生に相談しやすい校風のおかげでつまずいた問題は学校ですべて解決東京成徳大学中学校
- 厳しいことも楽しいことも経験しながら全力ですべてに取り組む力が身につきました桐朋女子中学校


