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私立中高進学通信

2019年6月号

目標にLock On!! 私の成長Story

桜丘中学校

生徒の多様性に合う指導
「誰もが本気でがんばる」学校に

生徒の多様性に合う指導で「誰もが本気でがんばる」学校に

早稲田大学政治経済学部 国際政治経済学科1年
OG 矢萩千紘さん

武蔵大学人文学部 英語英米文化学科1年
OB 石川慶巳さん

「国際連合の仕事に就きたい」思いを胸に努力した6年間

矢萩さん

「桜丘は、母の母校でもあるのです」と矢萩さん。親子2代にわたり、同校で夢に向かって努力しました。「桜丘は、母の母校でもあるのです」と矢萩さん。親子2代にわたり、同校で夢に向かって努力しました。

 小学生の頃、ユニセフ募金の活動に関わったことをきっかけに、国際連合の仕事に興味を持ったと振り返る矢萩千紘さん。「将来のために確実な英語力を身につけたい」という明確な決意で臨んだのが、中学受験でした。

「桜丘は、勉強でも部活動でも、自分の極めたいことを極められる学校です。私の場合、それが英語でした。ネイティブの英語に触れることができる日常も、ホームステイ体験も、すべて自分の将来のためにあると思って真摯に向き合った6年間でした」

 中学入学まで特別に英語を勉強したことがなかったと語る矢萩さんですが、文字どおり“初志貫徹”を貫く姿勢で努力を重ね、中学卒業時には英検準2級、高2では英検準1級を取得しました。

「中3でオーストラリアの姉妹校留学のメンバーに選ばれ、自分が身につけた英語力が、実際に使えるものと証明されたことが何よりもうれしかったです。自分自身でも負けず嫌いな性格はよく理解していますので、それを良い方向へと導いてくれた桜丘の先生方に感謝しています」

人知れず努力する姿勢は恩師や受験生たちの模範に

 一般受験で臨んだ大学受験を振り返り、「楽しまなければ続かないと思っていたので楽しみました」と笑顔で話す矢萩さん。周囲も驚くポジティブ思考は、現役合格に挑む仲間たちにも好影響を与えたようです。そんな矢萩さんの姿を、付かず離れずの適度な距離で温かく見守ってくれたのが、高3の担任を務めた枝村啓先生です。

「中学主幹として中学3年間を矢萩さんと接し、人知れず努力し続ける姿勢を高く評価していました。口では絶対に『がんばっている』とは言わない生徒ですが、目標達成に対して挑み続ける集中力は、自ずと周囲の生徒たちの模範となるものでした。そんな姿に触発されて、冬休み中の自習室に集まってくる受験生たちの信頼も厚く、共に切磋琢磨しながらも、どこか受験を楽しんでいる様子は、私たち教員から見ても実に頼もしい存在でした」

 高3の引退時まで女子硬式テニス部で汗を流し、文武両道の学校生活を満喫した矢萩さん。母校の良さを問うと、「誰もが本気でがんばる学校です」と語ってくれました。

勉強に向かうきっかけは懐かしい『家庭学習帳』

石川さん

「いつでも恩師と再会できる環境がうれしい」と石川さん。取材中も思い出話が尽きませんでした。「いつでも恩師と再会できる環境がうれしい」と石川さん。取材中も思い出話が尽きませんでした。

 息子の健やかな成長を願う親心から、父親に中学受験を勧められたという石川慶巳さん。

「正直に言いますと、勉強は嫌いでした。そんな僕が桜丘をどんどん好きになっていったのは、居心地が良かったからです。集まってくる生徒は誰もが個性的で、先生方もそんな一人ひとりを愛してくれました。卒業した今でも堂々と、『先生大好き!』と言える学校です。一番の良さは、先生と生徒の距離が近いところにあると思います」

 中学時代はなかなか勉強に身が入らなかったと振り返る石川さんですが、ターニングポイントは高校生になった時、半ば必然的に訪れたそうです。

「中学には3年間、安定した学力と学習習慣の定着を図るための『家庭学習帳』という学習ツールがありました。先生も両親も目を通すものなので、勉強嫌いの僕には窮屈なものでした(笑)。ところが、高校生になって家庭学習帳がなくなると、なぜかとても寂しくなったのです。そこからですね、誰が見ていなくても、『ちゃんと勉強をしないと申し訳ない』と思うようになりました」

英語に触れる機会が多く、それが自身の成長にプラス

 好きな科目は英語という石川さん。高校時代は軽音楽部で活躍し、英語の歌詞を歌う時間が心地良かったそう。

「桜丘は国際交流が盛んで、ネイティブの先生方も身近にいるので、英語に触れる機会がとても多い学校です。中3でオーストラリアのホームステイ体験ができたことも有意義でした。自ら率先して英会話に挑戦した経験は、自身の成長に欠かせないものでした」

 中学主幹を務めた枝村先生によると、たくましく成長していく石川さんの一番の理解者はやはり、石川さんに中学受験を勧めた父親だったそうです。

「お父さまは6年間、すべての保護者会に参加されました。たまたま私と同い年ということもあり、ざっくばらんにお話ができたことも良かったです。三位一体となって生徒に向き合う、言葉を変えれば、伝統の“桜丘イズム”の真価を最大限に発揮できた貴重な6年間でもありました」

 石川さんは心なしか恥ずかしそうに、「父がどうして中学受験を勧めたのか、卒業までの6年間でわかりました」と一言。「将来は好きな英語を活かせる仕事に就きたい」と語る表情が爽やかでした。

仲間たちと一緒に前向きにチャレンジ

矢萩さんと石川さん

 卒業式以来、久しぶりの再会で照れ合う矢萩さんと石川さん。在校中のお互いの印象をうかがうと、「石川くんは面白い人」、「矢萩さんは頭の良い人」と即答してくれました。

 2人の座右の銘をつなげると、偶然にも『何事にも楽しく全力で挑戦しよう』との一文が完成します。校訓の「たゆまぬ努力と創意・工夫が新しい自分を作る」にあるように、前向きにチャレンジしてお互いを高みに引き上げる校風が伝わってきます。

恩師からの応援メッセージ
今、改めて贈りたい言葉は「高校からの入学者には負けるな!」
中学の3年間、中学主幹として2人と接した枝村先生。中学の3年間、中学主幹として2人と接した枝村先生。

 個性がまったく異なる2人のように、多様な考え方を持った生徒たちが集まり、それぞれに有意義な学校生活を送りながら、成長していくのが桜丘です。それだけに100人100通りの指導があります。そこで共通して言い続けているのは、『高校からの入学者には負けるな』です。大学入学を間近にした2人に、改めてその言葉を贈りたいと思います。
(枝村啓先生)

(この記事は『私立中高進学通信2019年6月号』に掲載しました。)

桜丘中学校  

〒114-8554 東京都北区滝野川1-51-12
TEL:03-3910-6161

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