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私立中高進学通信

2019年6月号

実践報告 私学の授業

日出学園中学校

「ICT“を”教える」デジタルコンテンツ演習

千葉県下普通科高校一の「情報」の授業開講数を誇る
「デジタルコンテンツ演習」1年間の集大成となる「映像制作」発表会の様子。既存CMの手法を分析し、実際にショートムービーをグループで制作。優秀な作品は、「いちかわイイネ!映像・CMコンクール」(千葉県市川市やJ:COM市川などが参加する実行委員会が主催)に出品され、過去にはグランプリ、準グランプリを受賞しています。

「デジタルコンテンツ演習」1年間の集大成となる「映像制作」発表会の様子。
既存CMの手法を分析し、実際にショートムービーをグループで制作。
優秀な作品は、「いちかわイイネ!映像・CMコンクール」
(千葉県市川市やJ:COM市川などが参加する実行委員会が主催)に出品され、
過去にはグランプリ、準グランプリを受賞しています。

最先端のICT機器を導入
学際的な教科「情報」

『生徒自身が次なる時代に良く適応し新しい価値を生み出す基となる』という理念のもと、自主性と個性を活かす教育を行う同校。生徒が自分から興味を持ち、疑問に思い、求め、自ら進んで解決、獲得しようとする姿勢を育てています。

 生徒が情報化社会をより良く生きられるようにICT教育にも注力。「ICT“で”教える」のではなく「ICT“を”教える」ことを目標に、デジタルツールを使いこなし、自らを表現できる学びを実践しています。3Dプリンタなどの最先端機器をいち早く導入し、生徒自身がICT機器や情報化社会といかに関わっていくかを学べる、学際的アプローチが柱です。

 2017年度からは、高校での必修科目である「情報」教科を大幅に改革し、高2を対象とする必修2単位の「社会と情報」以外に、「デジタルコンテンツ演習」(高2選択制・2単位)、「情報の科学」(高3選択制・2単位)のカリキュラムを設けました。

 なかでも特徴的なのは、ICT機器を駆使した“ものづくり”を通じ、課題解決能力を高める「デジタルコンテンツ演習」です。指導に当たるのは、筑波大学情報学群情報メディア創出学類にて認知科学を研究してきた、情報科専任教員の武善紀之先生です。

「一億総クリエイター世代といわれる現代を生きるうえで、自己表現力は欠かせない能力の一つです。本演習では、個人制作・グループ制作を通じて表現メディアの知識と技術を習得。[作品作成~公開~発表~評価]というサイクルと学外コンクールへの挑戦により、“コミュニケーション力のある表現”を生み出す力を高めます」

授業の成果から東京大学や慶應義塾大学への合格者も

「デジタルコンテンツ演習」の授業では、3Dアニメーション制作、3Dプリンタを用いた造形実習、デジタル音楽制作(DTM)、プログラミング実習、得意ジャンルを持ち寄ったグループワークによる映像制作など、多彩な作品制作を行います。生徒は放課後の時間も活用しながら、熱心に取り組んでいます。

「最も体験してほしいのは、文系、理系、芸術などの分野を問わず、興味と知的好奇心から生まれる、ものづくりの楽しさと奥深さ。そして自分の可能性です。この演習を通じて新たな進路を見出す生徒もいます。また、情報の授業での成果物をAO推薦入試に活かし、東京大学や慶應義塾大学に合格した生徒もいます。今後も高度なものづくりを通じて入試に挑む生徒はさらに増えると思います。来年度からは専任教員も増えるので、さらに内容を充実させていきたいです」

Digital Contents
「デジタルコンテンツ演習」実習例

 現在、同校には生徒が自由に使えるiPadが52台、WindowsPCが76台あるほか、VR(バーチャルリアリティ)映像を制作するための開発者向けヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift DK2」や3Dプリンタ、空撮用のドローンなど最先端の機材が充実。多様なジャンルのデジタルコンテンツ制作を可能にします。また、授業ではデジタルのみにこだわらず、企業キャッチコピー作成など真の発想力、表現力を高めるアナログ手法のコンテンツづくりも経験します。

3Dプリンタ実習
3Dプリンタ実習

 3DCGソフトを利用して、立体的な造形物を作る3Dモデリングを学び、その知識を応用し、実際に3Dプリンタを使用して「動くもの・使えるもの」をテーマに立体物を制作。写真の観覧車は久徳彩音さんの作品。

DTM(デスクトップミュージック)
DTM(デスクトップミュージック)

 フリーの音楽編集・作曲ソフト「サクラ」「Domino」や音声合成ソフト「UTAU」などを使用し、打ち込み音楽を制作。

キャッチコピー作成
キャッチコピー作成

 2018年度より開始。新聞の見出し分析などを経て、実在する企業のキャッチコピーを考える「宣伝会議賞」中高生部門の応募作を作成。

マシュマロ・チャレンジ
マシュマロ・チャレンジ

 決められた素材のみを使って高い塔作りを競う、世界的に有名なチームビルディング・ゲーム「マシュマロ・チャレンジ」(※)にも挑戦。

※マシュマロ・チャレンジ……チームを組んで、マシュマロと乾麺のパスタ、テープ、ひもを使って自立可能なタワーを立て、高さを競うゲーム。チームビルディング・ゲームとして、世界で最も有名。

生徒インタビューデジタルコンテンツ演習 高2で取り組んだ思い出の作品を生徒が語る

城本 翔くん(高3)

自由課題ムービー制作

 もともと写真を撮るのが好きなので、自分で撮影した多くの風景写真をコラージュして、雪を降らせるエフェクトなどをつけて1本の動画に編集しました。演習で学んだデジタル音楽制作の知識も活かしてBGMも自作しました。仲間から「とてもきれい」と言ってもらえてうれしかったです。


福士 裕美夏さん(高3)

Webデザイン制作

 私は理系志望で、はじめは「情報」にさほど興味はありませんでした。ですが、武善先生の「社会と情報」の授業やWeb制作をする「デジタルコンテンツ演習」の授業を通じて、認知心理学や情報と脳の関係に興味を持ち、将来は人間科学系分野を学べる大学をめざすことに決めました。


久徳 彩音さん(高3)

3Dプリンタ実習

 私はCADソフトと3Dプリンタを使い、約20時間かけて回せる観覧車を作りました。ゴンドラ全体の輪が大きすぎて上手く回らず、試行錯誤を重ねて完成できた時はとても感動しました。他にも自由課題制作で3Dプリンタを使ったボードゲームも作成。将来は美術大学に進学したいです。


松木 由佳里さん(高3)

自由課題ノベルゲーム制作

 私は「ティラノビルダー」というソフトを使ってノベルゲームを作りました。内容は本校を舞台にしたオリジナルホラー。シナリオは合間をぬってスマートフォンに打ち込み、背景の写真を撮影して、キャラクターの絵も自分で描きました。物語の先も制作中なので、続きも公開したいです。


渡部 伶海くん(高3)

グループ映像制作

 僕はグループ映像制作で助監督を務め、出演もしました。映像テーマはLGBT。僕らなりの立場からメンバー全員でたくさん話し合い、得意分野で協力しながら差別問題について映像で表現しました。制作は大変でしたが、とても楽しい経験でした。「いちかわイイネ!映像・CMコンクール」にも応募予定です。


武善紀之先生(上段中央)を囲む「デジタルコンテンツ演習」を受講した現高3生たち。(上段左より)城本翔くん、渡部伶海くん。(下段左より)福士裕美夏さん、久徳彩音さん、松木由佳里さん。

武善紀之先生(上段中央)を囲む「デジタルコンテンツ演習」を受講した現高3生たち。
(上段左より)城本翔くん、渡部伶海くん。(下段左より)福士裕美夏さん、久徳彩音さん、松木由佳里さん。

(この記事は『私立中高進学通信2019年6月号』に掲載しました。)

日出学園中学校  

〒272-0824 千葉県市川市菅野3-23-1
TEL:047-324-0071

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