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私立中高進学通信

2019年4・5月合併号

校長が語る 自立へのプロセス

共立女子第二中学校

体験を通して学び、後輩へ受け継いでいく

蔵書量6万冊を誇る図書館にて在校生と撮影。「本校にはのびのびした性格の生徒がとても多いのですが、この自然豊かな環境が子どもたちの情操面に良い効果を与えているのだと思います」と晴山先生。

蔵書量6万冊を誇る図書館にて在校生と撮影。
「本校にはのびのびした性格の生徒がとても多いのですが、
この自然豊かな環境が子どもたちの情操面に良い効果を与えているのだと思います」と晴山先生。

創立以来、「誠実」「勤勉」「友愛」の校訓のもと、“社会に広く貢献できる、自立した女性の育成”をめざしている同校。今回は晴山誠也校長先生にご登場いただき、生徒たちを自立に導くための取り組みについて語っていただきました。

“体験”を重視した「礼法」と「ファーム教育」
晴山誠也(はれやま・せいや)晴山誠也(はれやま・せいや)
1959年、兵庫県西宮市生まれ。筑波大学生物学類で動物生理学を専攻。1982年に大学を卒業し、生物の教員として同校に赴任。その後教頭を経て、2016年に校長に就任する。自らファーム教育を発案するなど、自然と共生した教育に力を入れている。

 豊かな自然環境を活かし、“体験を重視した教育”として、さまざまな取り組みを行っている同校。

「社会に貢献できる自立した女性を育てるために、3つの力を大事にしていきたいと考えています。1つ目は“豊かな感性を育む力”、2つ目は“自らが考えて発信する力”、3つ目は“他者を理解し、共生する力”です」と晴山誠也校長先生は話します。具体的な取り組みの一つが、道徳の一環として行われる「礼法」の授業です。

「和室・洋室での作法、礼の仕方、お箸の持ち方、浴衣の着付け、手紙の書き方など、日本人女性としての基本的な所作を学ぶ時間と位置付けています。これは大学の推薦、AO入試の面接だけでなく、社会人になってからも非常に役立つもので、『学んでおいて良かった』と卒業生からの声もたくさん寄せられています」

 この礼法が最初に活かされる場が中3生の職場体験です。この職場体験は、生徒自身が自ら働く職場(企業や地元の商店、カフェ、幼稚園、図書館、病院などの施設)を見つけ出し、依頼するところから始まります。その時に礼法が活きてくるのです。

「終了後のお礼状を書く際にも、手紙の書き方が役立ちます。2日間の職場体験で体験したことをレポートにまとめて発表もすることで、中学生にとっては、社会に目を向ける大きなきっかけとなります」

 また中1の理科と家庭科の学習として「ファーム教育」もあります。これは東京ドーム5個分の敷地面積を持ち、緑豊かな自然に囲まれる同校の環境を活かした“体験教育”です。

「校内の畑で野菜の栽培を行っています。4月にキュウリ、ナス、ピーマン、トマトなどの種をまき、間引きをし、生長の様子を観察したりして、6~7月に収穫。ただ採るだけでなく、本校で行っている『食育』や調理実習の食材としても使います。また、生徒が野菜を家に持って帰って、家族に料理を振る舞うのですが、これは保護者にも好評です。こういう家庭や生活と連携した体験は、生徒たちの自立にも結びつくと思います」

海外留学での体験を先輩から後輩に伝える

「最近では、海外留学にも力を入れています」と言う晴山先生。従来から行われていた短期の語学研修に加え、今年から約3カ月間の中期留学(ターム留学)もスタート。5名の高1生がニュージーランドに旅立っています。

「教員の引率なしで、生徒だけで現地に行くところから始まります。この経験を積むことで語学はもちろん、世界的視野を持った自立心を養ってもらいたい。これが21世紀型のグローバルを意識した自立と言えるでしょう。この中期留学は、今後人数の枠を広げて推進したいと考えています」

 海外留学に参加する生徒は「社会における女性の役割」など一人一つずつ学習テーマを立てて出発し、帰国後に現地で学んだ成果を在校生や保護者に向けて発表。「体験から学び、その成果を後輩たちにつなげていく」というのも大きな特徴です。

「発表する先輩を見た後輩が『次は、私も留学してみたい』と思う……そういう“つながり”を感じます。先輩を良いお手本として『私もあのようになりたい』と憧れるのは、女子校ならではだと思います」と話す晴山先生。こうした“先輩から後輩へ”という連鎖が、130年を超える学園の歴史の中で連綿と受け継がれているのです。

自ら発信して世の中を活性化させる女性に
自立するために大切なこと
  1. 体験を通して学ぶ
  2. 学んだ成果を後輩へ伝える
  3. 自ら考えて発信する

 “自らが考えて発信する力”を重視する同校では、発表の場が非常に多いことも特徴です。英語のスピーチコンテスや主張大会、群読(文学作品の一節をクラス単位で読む)、ビブリオバトル(本の書評を発表し合う)などが行われています。

「昔に比べると、今はプレゼンがうまく、発信力のある生徒が多くなったと思います。どんどん発信して、大人になった時、活動的で、世の中を活性化させる女性になってほしいです」

 ほかにも、学力の基礎を養うために3年間で100冊の本を読もうという「3ー100計画(読書推進プロジェクト)」など、さまざまな取り組みを行っている同校。最後に晴山先生は、これから中学受験をめざす小学生に、メッセージをくれました。

「“共感する心”を大事にしてほしいです。家族や友達など周りの人たちといろいろな思いを共感できることは大切ですし、そうした心は自然と共存する意味でも重要です。自然に理解があって関心を持てる子、他者と協調して物事に取り組める子には、ぜひ本校に来ていただきたいと思います」

晴山先生と談笑する在校生。先生と生徒の距離が近いのも同校の特徴です。「心と心が触れ合う教育が基盤になっているからこそ、自立心も培われるのです」(晴山先生)晴山先生と談笑する在校生。先生と生徒の距離が近いのも同校の特徴です。「心と心が触れ合う教育が基盤になっているからこそ、自立心も培われるのです」(晴山先生)
ファーム教育のために、自前で堆肥も作られています。地元の方に馬糞を提供してもらい、校内の落ち葉と混ぜて堆肥置き場に。「微生物が馬糞と落ち葉を分解して堆肥ができ、それを畑に混ぜるとおいしい野菜ができる。そういうサイクルも学ばせたい」(晴山先生)ファーム教育のために、自前で堆肥も作られています。地元の方に馬糞を提供してもらい、校内の落ち葉と混ぜて堆肥置き場に。「微生物が馬糞と落ち葉を分解して堆肥ができ、それを畑に混ぜるとおいしい野菜ができる。そういうサイクルも学ばせたい」(晴山先生)

(この記事は『私立中高進学通信2019年4・5月合併号』に掲載しました。)

共立女子第二中学校  

〒193-8666 東京都八王子市元八王子町1-710
TEL:042-661-9952

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