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私立中高進学通信

2019年2・3月合併号

注目のPICK UP TOPIC!

東京純心女子中学校

オーストラリアの姉妹校とのターム留学

異なる文化を受け入れ理解する姿勢を養う
キャロライン・チザム高校から留学生として同校で学んでいる、タリーラさん(左)とエミリーさん(右)。三田先生(中央)は、「二人の日本語を学ぶ姿勢が、クラスメートの英語への学習意欲を高める効果につながっている」と話します。

キャロライン・チザム高校から留学生として同校で学んでいる、タリーラさん(左)とエミリーさん(右)。
三田先生(中央)は、「二人の日本語を学ぶ姿勢が、クラスメートの英語への学習意欲を高める効果につながっている」と話します。

2017年より姉妹校とのターム留学がスタート

「いつどこにいても誰かの役に立ち、自分の考えを豊かに表現できるコミュニケーション力」を身につけることをめざして英語を指導している同校。長年にわたり高1の夏休みを利用して、希望者を対象に海外研修を行ってきました。コースは2つあります。1つはオーストラリアのゴールドコーストにある語学学校に入り、さまざまな国の人々と一緒に学ぶコースです。もう1つは、シドニーにあるキャロライン・チザム高校で現地の生徒と交流しながら、英語力を伸ばし、異文化を体験します。

 2017年にはキャロライン・チザム高校と姉妹校の提携を結び、約2カ月間のターム留学を始めました。授業料は両校で互いに負担し合うので無料。また、東京都の補助金を使うため一般的な留学費用の半額未満でできます。

交換留学で身につく
多様性を受け入れる姿勢
農作業の授業では、牛の飼育などを手伝いました。農作業の授業では、牛の飼育などを手伝いました。

 ターム留学は、英検の準2級以上を持つ希望者に対して、英語のプレゼンテーションと日本語での面接試験が行われ、現在は2名が選ばれています。

「ターム留学一期生は、自ら応募してくるくらいなので、英語を勉強する積極性を持っていました。留学中、生徒にはメールでレポートを毎週送るように課題を与えていました。そのレポートには、毎日がチャレンジでさまざまな困難があることが記され、帰国した生徒からは、それらを自分で乗り越えたという自信が感じられました。その後も、英語の学習意欲を高め、英語の上手・下手を気にせず積極的に会話をし、英語での活動に参加していますね」(英語科主任/三田浩子先生)

 一方で、同校はキャロライン・チザム高校から2名の生徒を留学生として受け入れています。

「キャロライン・チザム校の中1生は、日本語の授業が必修です。ふたりとも、日本の文化に強い好奇心がありました。来日したふたりはすぐに生徒たちとも馴染み、今では一見すると区別がつかないほどクラスに溶け込んでいます。それでも、彼女たちにとって日本語は難しく、生徒たちが言葉を教えたり手助けしたりしています。
 生徒は、彼女たちが日本語を学ぶ姿勢と、英語を学ぶ自分たちを重ねて見ているのかもしれません。ふたりと交流することで、語学に対する壁がなくなるといいですね」

 三田先生はターム留学では、英語力のほかにも期待している成果があると言います。

「これからの日本は、考えや習慣、文化などがまったく違う人とも話し合いながら同じ方向をめざして仕事をすることが求められるようになるでしょう。外国人の価値観や考え方は日本人と異なると考えがちですが、日本から出ると自分が異質な存在になります。ターム留学の経験を通じて、異文化に対し自分を開き、違いを認め合えるようになってほしいですね」

キャロライン・チザム高校に留学した一期生
キャロライン・チザム高校のクラスメートと一緒に。(前列左から2人目と後列左端が同校からの留学生)キャロライン・チザム高校のクラスメートと一緒に。(前列左から2人目と後列左端が同校からの留学生)
学校のパーティーでは、浴衣を着た姿をクラスメートに披露しました。学校のパーティーでは、浴衣を着た姿をクラスメートに披露しました。
「英語の純心」で一生ものの英語力を身につける

 中学3年間では英語を英語のまま理解する “英語の回路”を構築し、高校ではこの “回路”を深化させます。

「英語の基礎は、文法と語彙力です。日頃の授業ではこまめに小テストを実施し、基礎をしっかりと身につけます。また、スピーキング活動では、生徒同士でペアを組んで会話の訓練をしています。単元が終わると、テキスト内容を自分の言葉で要約したりチームを組んで発表したりしています。これらの取り組みにより、発言内容の充実はもとより、相手に届くような大きくはっきりした声で自信をもって英語を話せるようになり、英語を話す時の照れがなくなっていきます」(三田先生)

 授業のほかにも、英語を使ったイベントは豊富です。

「語学研修では、中2のイングリッシュキャンプ、高1の海外研修とターム留学があります。学内行事としては、スピーチコンテストと、学年の区別がない単語と文法の試験があります。イベントで楽しみながら英語を学びます」

同校に交換留学中の二人にインタビュー

――どうして留学しようと思ったのですか。

タリーラさんタリーラさん

「小さい頃から地理、世界史、語学に興味があり、日本の文化をもっと深く知りたいと思いました」
(タリーラさん)

「日本語をもっと勉強をしたいと思っていて、そのためには日本で暮らすのが一番いい方法だと思ったからです」(エミリーさん)

――日本に来て驚いたことは何ですか。

「オーストラリアと違って、どこに行っても人が多いところです。とくに電車の混雑ぶりがすごいです」
(タリーラさん)

エミリーさんエミリーさん

「学校の一日がとても長いところです。私が通っていた学校は、午後3時前には下校していました。土曜日も授業があることにも驚きました」(エミリーさん)

――日本語は難しいですか。

「コンビニなどの店員がとても速く話すので、何と言っているのか聞き取れないことがあります」
(タリーラさん)

「会話が速いですね。私がゆっくりとした日本語で店員と話していると、クラスメートが英語で助けてくれようとします。でも、日本語がうまくなりたいので、常に日本語で話すようにお願いしています」(エミリーさん)

(この記事は『私立中高進学通信2019年2・3月合併号』に掲載しました。)

東京純心女子中学校  

〒192-0011 東京都八王子市滝山町2-600
TEL:042-691-1345

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