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私立中高進学通信

2019年2・3月合併号

私たち、僕たちが大好きな先生

東京成徳大学中学校

音楽は心を開くツール
音楽科の授業がグローバル教育にも
大いに役立つと思います

音楽科 塚田洋丈先生

音楽科 塚田洋丈(つかだ よしたけ)先生

東京藝術大学を卒業後、東京混声合唱団や小澤征爾音楽塾に所属し、オペラ歌手として活躍。26歳の時に同校へ音楽科教員として着任し、今年で18年目。吹奏楽部、合唱部の顧問として両部の指導にあたっています。

 中学・高校の音楽科の授業のほかに系列校の幼稚園児にも指導。高1の学年主任を務めるかたわら、吹奏楽部、合唱部の顧問も務める塚田洋丈先生。18年の教員生活を経た現在の思いを聞いてみました。

音楽に導いてくれた恩師のようになりたい

――教員になられたきっかけを教えてください。

身振り手振りを交えて語ってくださった塚田先生。その気さくなキャラクターは、多くの生徒から慕われているそうです。身振り手振りを交えて語ってくださった塚田先生。その気さくなキャラクターは、多くの生徒から慕われているそうです。

 私は学生時代からオペラをやっています。オペラというジャンルはまだまだファンが少ないので、音楽の好きな子を増やして、結果的にオペラのファンも増やしていければと思ったことが一つ。それと音楽へのきっかけを作ってくださったのが、学生時代の音楽科の先生でした。一人ひとりをしっかりと見ていて良いところを引き出してくださる先生で、歌はどちらかというと苦手だった私の、歌の力を引き出してくださいました。その恩師のようになりたいと思ったこともきっかけの一つです。

――現在、合唱祭に向けて練習中なんですね。

 本番は12月に行われますが、2学期の初めから練習をしてきました。音楽科の授業は週に1回なので、練習の時間は十分ではありません。ですから担任の先生にご協力を仰いで、朝や放課後に時間を作っていただいています。

 合唱祭では、校長先生と教頭先生、学年付きの先生のほかにゲストとして合唱のプロの先生を招いて投票を行い、その上で優勝チームを決めます。どのクラスも優勝をめざしていますが、中3生は中学最後なので、とくに熱が入っています。つい先ほども「体育祭では負けてしまったので、今回は勝ちたい。秘密特訓に付き合ってください」と生徒から頼まれました。

合唱祭の練習でクラスの雰囲気が変化

――先生が授業で大切にしているのは、どんなことですか?

 叱らずに笑顔を引き出すことです。「歌え!」と強引に言っても歌えませんから。歌が苦手な生徒もいますが、音程が外れているなら声の大きさをほめてあげます。声が小さくても良いところがあれば、そこを伸ばせるようにほめます。ほめるのは音楽の基本。授業では、やさしい先生だと思いますよ(笑)。学年主任も務めておりますが、その立場で接する時は厳しく言うこともあります。音楽でもそうですが、良い、悪いという線引きは大事にしています。

――教員になられて18年とのことですが、これまでの学校生活で印象に残っていることは?

 合唱祭で中1のクラスが優勝した時はうれしかったです。そのクラスは声もよく出ていたし、とても楽しそうに笑顔で歌っていました。みんなが投票したくなるような出来でしたね。

 校長先生もよくおっしゃるのですが、合唱祭ではそのクラスの雰囲気がよくわかるんです。元気のいいクラスは、その元気さが出ます。逆に明るさが足りなかったクラスが、合唱祭に向けて練習をすることで楽しい雰囲気になることもあります。そういうお手伝いをこれからもできればと思っています。

――部活動の顧問もされているのですね。

 吹奏楽部と合唱部の顧問を兼任しています。合唱部はもう1人顧問の先生がいますが、吹奏楽部が自主練習をしている時に合唱部を見に行ったりと、時間的には大変な面があります。

 部活動で印象に残っているのは、フルートをなかなかうまく演奏できなかった生徒が、驚くほど上達した時のことです。何度かアドバイスをするうちに、ようやくその生徒に合った練習方法が見つかったんですね。その生徒に合った指導をできた時はうれしいです。

歌うことで生徒たちの笑顔を増やしたい

――高1の学年主任をされて、どんなことを感じますか?

 実は学年主任になって、担任をしている時よりも生徒と直に接する機会は少なくなりました。そこは残念なのですが、担任の時よりも満遍なく全体を見られることは良いと思います。

 今は、なるべく生徒たちの顔を見られるように、朝と放課後は高校のフロアに顔を出すようにしています。直接、相談しに来てくれる生徒もいますよ。中学生の間は、多少クラスの仲間とケンカになることもありますが、高校生にもなると相手との距離感がつかめてきて、ケンカはなくなります。自分たちで学んでいくのでしょうね。それも中高一貫校の良いところだと思います。

――相談では、どんな内容が多いのですか?

 中学生は人間関係についての相談が多いです。職員室は気軽に入れる雰囲気なので、普通に雑談をしにくる生徒もいますよ。高校生になると、主に進路の相談になります。音大をめざしている生徒の相談にものっています。また、7~8時間目の演習の時間では、常設コースでは網羅できない、進路に必要な科目や内容を補っています。そこで音大対策もしています。

――ご自身の今後の目標は?

 今は合唱祭が中心ですが、もっと歌声があふれる学校にしたいと思います。歌うことで生徒たちの笑顔を増やしたいです。私は生徒たちに、人の気持ちがわかる人になってほしいと思っています。人の心の声を聞くためには、まず自分の心を開かなければいけない。その心を開かせるツールの一つが“音楽”だと思うのです。

 わが校ではグローバル教育の一環として全員でのニュージーランド留学にも取り組んでいて、コミュニケーション能力を育むことに力を入れています。英語は週に8時間あります。音楽科は縮小傾向にありますが、私は音楽もグローバル教育の一つだと思うんです。これからの社会に必要なコミュニケーション能力を養ううえで音楽は大いに役立つものなので、これからも音楽で豊かな心を育てていきたいです。

この日の音楽の授業は、合唱祭の練習。
塚田先生は生徒一人ひとりに目を配り、姿勢を正してあげるなど親身の指導を行っていました。

(この記事は『私立中高進学通信2019年2・3月合併号』に掲載しました。)

東京成徳大学中学校  

〒114-8526 東京都北区豊島8-26-9
TEL:03-3911-7109

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