私立中高進学通信
2019年2・3月合併号
学校生活ハイライト
サレジアン国際学園世田谷中学校
奉仕の精神をもとに
生徒が主体的に取り組む『純花祭 』

毎年恒例の『高3食堂』は、高3生全体が一致団結して取り組む企画です。
受験勉強で忙しい高3生は事前準備に時間をかけられないため、当日のこの活動が学園祭活動のメインとなります。
創設者である聖ヨハネ・ボスコの教え『Assistenza(アシステンツァ)=共に在る教育』を指針とし、少人数での完全中高一貫教育を行う同校。学園祭は生徒を中心に企画・運営され、自主性を学ぶ場となっています。OGも数多く来校し、保護者も参加する一大イベントです。
自主性を重んじる学園祭で生徒の成長を大きく後押し

ボランティア研修などを通し、自主性・協調性に富んだ女性を育成する同校。9月の学園祭『純花祭』でも、実行委員会を中心に生徒たちは主体的に活動しています。
「数年前から純花祭を、より生徒主体の取り組みへと変更しました。現在の形にしてから、生徒自らが発想して動く場面が増えてきたと思います。全員が自由に、責任を持って取り組める純花祭が目標です」
と、教頭の小西恒先生は言います。
純花祭の実行委員会は前年度に立ち上げられ、1年間をかけて準備を行います。
「純花祭に憧れ、ずっと実行委員をやりたいと思っていました。でも、全員をまとめていくのは、思っていたよりも難しかったです。今のメンバーが支えてくれたから、無事に準備を進められたのだと思います」
(実行委員長/三原さん・高2)
一人ひとりが真剣に取り組む純花祭は、生徒の成長を大きく後押しする行事です。純花祭当日、実行委員会のメンバーは、来客のスリッパを拭いて準備するなど、率先して裏方の仕事にも従事していました。
「何をどう判断するかが問われます。自分たちで計画し、実行する力は、これからの時代に必要な力でもあると思います」
と、小西先生。仲間と共に苦労を乗り越え、舞台発表や展示、模擬店の運営に汗を流した経験は、生徒たち全員の今後の人生の礎となることでしょう。






(この記事は『私立中高進学通信2019年2・3月合併号』に掲載しました。)
サレジアン国際学園世田谷中学校
〒157-0074 東京都世田谷区大蔵2-8-1
TEL:03-3416-1150
進学通信掲載情報

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