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私立中高進学通信

2019年1月号

生徒の未来対応型学校へバージョンアップ

聖徳大学附属女子中学校

2019年度より『S探究コース』『LAコース』がスタート!
より深い学びへ

探究学習を新コース導入でさらに深める

 生徒の主体的な学びに力を入れてきた同校は、探究学習やアクティブラーニング型授業に重きを置き、プレセンテーションやグループワークを活用した学びを進めてきました。さらに生徒の思考力や課題解決力を養い、探究学習を推し進めるため、中学と高校に、2019年度より『S(スーペリア)探究コース』と、『LA(ランゲージアーツ)コース』の2コースを新設します。

『S探究コース』は、すべての授業で探究的な取り組みを行うのが特徴。これは、現行の『S選抜クラス』の流れを受けたコースで、生徒が興味あることをより深掘りし、クラスメートと共有して学んでいくコースです。

 一方『LAコース』は、英語学習を軸に、コミュニケーション力やプレゼンテーション力を身につけることに重点を置いています。このコースでも、自ら調べて学ぶ授業や、英語のプレゼンテーションなど、探究学習的な授業が豊富に実施されます。

 いずれのコースも、ICT教育の徹底や英検指導、多彩な英語プログラムなどが用意されています。また、将来の進路については、『S探究コース』は医学部・難関国立大学、『LAコース』では難関私立大学をめざすなど、高い目標が掲げられています。

 探究学習を軸に展開する2つの新コース。その狙いについて、英語科の伊藤友望先生は話します。

「これからは、学びの中で生徒自らが課題を発見し、その課題に対して、どうアプローチして情報を収集するのか、どのように解決するのかを重要視する教育が主流になっていきます。
 例えば英語の授業では、新しい文法事項を学ぶ時、今まで習った文法とはどこが違うのか、同じ部分はどこなのかを生徒自身に見つけてもらうようにしています。生徒自らが発見するプロセスを経ることで、『ここが大事なんだ。ここを間違えないようにしよう』と、気づき、学習への理解が深まり、定着するのです。これが探究学習の始まりだと考えます」

 すべての教科でこうした “気づき”のある探究学習を効果的に行うために、これまで行ってきた取り組みを精査してカリキュラムを整え、新コースをスタートさせるのです。

教科を横断する学習や専門ルームを新設

 新コース設置に先がけ、生徒の学びを活性化する探究学習はすでに始まっています。生徒自らが積極的に学べる仕組みを作り、さまざまな気づきが得られるように工夫を凝らしています。これに加えて、1人1台が所有するiPadを活用。アクティブラーニング型授業で使用しつつ、振り返りや学習課題を教員と共有することにも活用しています。

 今後は、各教科を横断する探究学習も予定されています。

「生徒たちが『表現したい』と思う機会を増やすことが大切だと考えています。英語を例に挙げると、英語の習得は必要ですが、一番大事なのは何を伝えたいかです。英語科では、ほかの教科で学んだことを、英語で発表する活動にも取り組んでいきたいと考えています」

 探究学習を進めるにあたり、ペアワークやグループワークが行いやすい『アクティブラーニングルーム』を新設する予定で、すでに仮運営が始まっています。

 新コース導入で、同校の探究学習の取り組みは、いっそう深まっていくことでしょう。

ここがポイント
新コース導入で、さらに深まる聖徳の探究学習
新大学入試制度にも対応する新しい学び

『S探究コース』『LAコース』では、これまで培ってきたアクティブラーニング型授業やICT活用のノウハウを活かした学びが展開されます。取り入れられるのは、探究学習だけではなく、現行の『S選抜クラス』で培ってきた、着実な力を育む英語教育も引き継いでいます。『S選抜クラス』は、中3生の100%が英検準2級取得、高1では100%が2級を取得しています(2017年3月)。

 同校の伝統である小笠原流礼法を学ぶプログラムも継続して行われます。和食のマナーから煎茶の入れ方、ゆかたや扇子の作法、立ち居振る舞い、本格的な茶道や和服の着付けまで習得できます。6年間の学びの成果として、小笠原流礼法の許状が取得でき、世界で活躍できる女性を育てていきます。

ここがポイント
生徒発信のアイデアを英語で発表する授業
生徒の創造力を発揮できる授業づくり

 すでに全校レベルで探究学習を進めている同校。取材した、『S選抜クラス』(中2生)の英語の授業では、習ったことをもとに、自分たちのアイデアや意見を英語で発表し合う取り組みが行われていました。

 授業はオールイングリッシュに近い形で行われますが、難しい部分は先生が日本語で説明してフォローします。ペアワークやグループワークをふんだんに取り入れ、友達と意見を交換し合う時間も大事にしています。

 この日の授業は「和食」がテーマ。最後に「海外で和食レストランを出すなら、どんな店にするか」という課題が出されました。生徒たちは3~4人のグループで熱心に話し合い、「寿司&うどんのプレートを出す店」「おにぎり専門店」「和菓子の店」など、さまざまなアイデアが飛び出しました。最後に、グループの代表が英語でプレゼンテーションを行い、各グループの意見を全体で共有し授業は終了しました。

    英語の授業の流れ
  1. ペアワークで発音レッスン

    ペアワークで発音レッスン

     まずは今日学ぶテキストを、全員で音読。ペアでお互いの発音を聞き合います。ペアワークやグループワークが多いのも、同校の授業の特徴です。

  2. 全員のiPadに資料配信

    全員のiPadに資料配信

     今回の授業で使う資料が伊藤先生から配信されます。ICTを活用し、効率的に授業を進めています。これをもとに、今回のテーマである「和食」の特徴を、ペアワークで話し合います。知っている単語を用いて、一生懸命英語を使って話していました。

  3. 和食レストランの出店についてアイデアをグループワーク

    和食レストランの出店についてアイデアをグループワーク

    「アメリカでは大きいサイズのものが多いから、食べ物を大きくしたほうがいいんじゃない?」「経営者だからこういうことも考えないと」など、熱い意見が交わされます。

  4. 英語プレゼンテーションと振り返り

    英語プレゼンテーションと振り返り

     ユニークなアイデアが次々と飛び出しました。友達に伝わりにくい表現がある場合は、その場で先生がフォローします。終了後はiPadを使用して授業の振り返りを行います。できた点、できなかった点を自己評価し、最後にコメントを記入して先生に送信します。

(この記事は『私立中高進学通信2019年1月号』に掲載しました。)

聖徳大学附属女子中学校  

〒270-2223 千葉県松戸市秋山600
TEL:047-392-8111

進学通信掲載情報

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進学通信2019年1月号
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