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私立中高進学通信

2019年1月号

私学の英語最前線

昭和女子大学附属昭和中学校

21世紀の国際感覚を育む
グローバル留学コース

2016年度より新設した『グローバル留学コース』は、英語力を鍛える授業やプログラムが充実。中3では10カ月のカナダ長期留学が必修となっています。
実践的な英語力を育成するために

 変わりゆく社会情勢のなかで、語学を自由に操り世界で活躍する女性を育てるために、同校は2016年度より『グローバル留学コース』を新設しました。英語でディスカッションできる実践的な英語力を身につけ、多彩な海外プログラムで国際感覚や異文化理解力を育む、中高6年間のコースです。

 グローバル留学コースへの受験には、英語は必須ではありません。国語・算数の2科、国語・算数・英語の3科、国語・算数・理科・社会科の4科のうちから選択して受験することができます。

 同コースは高度な英語力の習得のため、中1から週7時間の英語の授業を設けて、基礎固めを集中的に行っています。4時間は日本人教員が、3時間はネイティブ教員が指導するなど、チームティーチングや少人数制授業を取り入れながら、入学当初の生徒の英語力の差をていねいに埋めていく指導を心がけています。

 美術や数学の一部の授業を英語で教える「イマージョン授業」や朝礼時の3分間の英語スピーチ、終礼時の英文日記、日本語による文法問題の宿題、レシテーション・スピーチコンテストなど、ありとあらゆる取り組みで、英語力を鍛えていきます。ネイティブ教員の授業ではYouTubeの動画を活用したり、英語によるディベートを取り入れたり、時事ニュースを英字新聞で音読する試みをしたりしています。

 また、担任や副担任を英語科の日本人教員とネイティブ教員が受け持つため、常に英語を聞いて、話す環境にあります。授業でわからなかったことは朝礼・終礼の後や休み時間に聞くことができますし、教室の時間割や係の分担表などはすべて英語で書かれており、教室内の雰囲気もグローバルを意識したものになっています。

 このような環境で過ごすため、入学時にはクラスの3分の2の生徒が英検未取得ですが、中1の3月には全員が取得。2級、準2級の取得者も出るなど、目覚しい成果をあげました。現在は中3で準2級および2級の取得を目標としています。2級を取得した生徒は「取り出し授業」でさらに高いレベルの授業を受けて準1級をめざしています。

「生徒には個人所有のノートパソコンを学校に持ち込んでもらい、授業での教材の配信や課題の提出に利用しています。ICTを活用することで、授業では英語を話す時間を最大限に確保するようにしています」
(中高部英語科/卯城大先生)

グローバル留学コース6年間の流れ
グローバル留学コース6年間の流れ

中1から海外体験中3で10カ月のカナダ長期留学
「『グローバル留学コース』のプログラムは盛りだくさんですが、詰込み型ではありません。英語に触れることが楽しくなる環境づくりを大切にしています」と、グローバル留学コース中3担任の髙津乃理子先生(右)。左は中高部英語科の卯城大先生。「『グローバル留学コース』のプログラムは盛りだくさんですが、詰込み型ではありません。英語に触れることが楽しくなる環境づくりを大切にしています」と、グローバル留学コース中3担任の髙津乃理子先生(右)。左は中高部英語科の卯城大先生。

 グローバル留学コースでは、習得した英語力を試し、国際感覚を磨くために、中1の2月には、海外研修旅行「アジアディスカバリー」を実施。シンガポール・マレーシアを訪ねて現地の生徒と交流し、アジアについて学んでいきます。さらに中2の3月には、アメリカ・ボストンの現地校で学ぶ「ボストン研修」を実施。環境問題など、国際的な社会課題をテーマに事前学習を深め、現地の生徒と意見交換をして提言にまとめるなど、より高度な学びにチャレンジします。やりとりは、もちろんすべて英語です。ホームビジットも体験し、英語でのコミュニケーション力の向上を図ります。

 こうして中学3年間で培ってきた英語力は、コースの生徒全員が参加する、高1のカナダ留学で試されます。カナダ・アルバータ州に10カ月間滞在し、ホームステイをしながら、語学力に応じて現地校の授業を受講するのです。通常の科目のほか、英語の補習授業、芸術、コンピュータ、調理や美容などの選択科目もあり、学びたいことに応じて履修科目が組み立てられるようになっています。

 留学中に履修した単位はすべて高1の単位として認定されるので、帰国後は高2への進級が可能です。帰国後、生徒たちはカナダで培った語学力や視野を元に、さらなる英語学習や国内外の大学進学準備に取りかかります。

「さまざまな海外研修、国際交流体験を通して、世界中に友人を作りながら、視野を広げていってほしいと願っています」(グローバル留学コース中3担任/髙津乃理子先生)

POINT1
英語を毎日使う環境で“慣れる”

 中2のグローバル留学コースの授業では、中1の時にシンガポール・マレーシアを訪れた海外研修旅行「アジアディスカバリー」を振り返り、これから同じ研修に行く現中1生にプレゼンをするための準備をしていました。日本人教員もほとんど英語で授業を進めるので、英語を話す機会が自ずと増えます。

POINT2
グローバル留学コースのクラスは英語の掲示でいっぱい

 教室内の掲示物はほとんどが英語表記になっています。中3のクラスでは、国連の持続可能な開発目標「SDGs」の17の目標が英語で掲げられていました。同校はユネスコスクールに登録しており、ESD(持続可能な開発のための教育)の伝統があります。

POINT3
ボストン研修は英語で探究学習をする第一歩

 グローバル留学コースのボストン研修は「The Boston Missionα」と呼ばれ、本科コースより実践的な内容で実施されます。中1の「アジアディスカバリー」に続く2度目の海外。現地校の生徒や現地の人たちとの交流を通して、英語力と多様性を理解する12日間を過ごします。

POINT4
本科コース、スーパーサイエンスコースでもグローバルな取り組みを実施

 同校の中学には、グローバル留学コースのほかに、バランス良く高い学力をつけたい生徒のための本科コースがあり、中3からは理数系に進みたい生徒のためのスーパーサイエンスコースを選択することもできます。

 本科コースでは、グローバル留学コースと同様、中2の3月に「ボストン研修」が実施され、現地の生徒と交流しながら探究学習を行うなど、アクティブラーニング型の取り組みを体験します。また、本科コース、スーパーサイエンスコースでは、高1で沖縄、ベトナム、マレーシア、オーストラリアの4カ所から選択し、4~7日の研修プログラムが実施され、グローバルな力を育てる取り組みを行っています。

(この記事は『私立中高進学通信2019年1月号』に掲載しました。)

昭和女子大学附属昭和中学校  

〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
TEL:03-3411-5115

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