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私立中高進学通信

2019年1月号

注目のPICK UP TOPIC!

桐朋女子中学校

一人ひとりを伸ばして、しっかり支える
伝統的な「そのつど評価」と「成績伝達」

きめ細かな視点で生徒の本質を見守る
大きなテストへの評価ではなく、「そのつど評価」
成績を伝える個人面談「成績伝達」。生徒は教員から各教科の評価やコメントを聞いて面談ノートに記入します。日頃の学習に対する姿勢や反省点、今後の目標や進路について話し合います。成績を伝える個人面談「成績伝達」。生徒は教員から各教科の評価やコメントを聞いて面談ノートに記入します。日頃の学習に対する姿勢や反省点、今後の目標や進路について話し合います。

 創造力あふれる女性の育成をめざし、生徒一人ひとりを大切にする教育を行う同校には、中間・期末テストがありません。しかし、単元ごとのテスト、小テストなど、評価対象となることがそのつどあります。「テストはレントゲン」という考えに基づいて、教員はテストごとに改善点、優れた点などきめ細かなコメントをつけて返却します。生徒はそれをヒントに、自分で克服する方法、良いところを伸ばす方法を考え、『テスト直しノート』に記入します。教員は、テスト直しノートにも目を通します。点数だけでなく、これからどう取り組もうとしているのか、その姿勢も評価の対象となります。

「第6代校長の生江義男先生は、『試験は単なる判決であってはならない』と述べています。『自分の誤りに気づき、その誤りを繰り返さないためにはどうしたらいいかを考えるきっかけとなるもの』が本校のテストです。明日への前進のステップなのです」
(入試広報室/吉川陽大先生)

 校外学習のレポート、作品、行事への取り組み、ディスカッションでの発言など、教員はさまざまな視点から生徒を評価します。このようなきめ細かな評価を「そのつど評価」と呼びます。

「中間・期末テストがないと聞くと、楽に感じるかもしれませんが、各種テストとノート提出、レポート課題などがそのつど評価されるので、一つひとつの比重は大きいです。体育祭などの行事への取り組み姿勢も、教員は一人ひとりをしっかりと見ています。
 教員は『そのつど評価』を通して、生徒が自分の能力を最大限に発揮して、自分の頭で考え、発信できるよう、日々の生活を充実させる手助けをしたいと考えています」(吉川先生)

生徒の適性・能力を個人面談方式で伝える

 同校にないものがもう一つあります。通知表です。1970年に廃止されましたが、それは成績がつかないということではありません。前期・後期の各学期が修了すると、個人面談で成績が伝えられます。

「『成績伝達』と呼ばれる個人面談は、まず生徒と教員で行われます。担任は、各教科担当から届いたさまざまな観点からの評価とコメントを踏まえて、生徒自身の考えを聞きながら、成績を口頭で伝えます。生徒は事前に自己評価を記入した『面談ノート』に伝えられたことを書き込み、さらに面談後に今後の目標・決意を書きます。次に生徒は面談ノートを基に家庭で保護者と話し合いを持ち、さらに保護者と教員で面談し、生徒の適性や能力を考え、成果や反省、目標を共有し、生徒をバックアップします」(吉川先生)

 生徒が自分で次への有効なステップを踏み出すために、しっかり対話をする「成績伝達」には、一人ひとりの本質をとらえ、飛躍を支える同校の教育への姿勢が表れています。

(この記事は『私立中高進学通信2019年1月号』に掲載しました。)

進学通信2019年1月号
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