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私立中高進学通信

2019年1月号

私学の校外学習・学外交流

麗澤中学校

関西研修旅行
伝統に息づく先人の志や願いに触れ
国際社会を生きる基盤を培う

伊勢神宮外宮を参拝した後、内宮の玄関口である宇治橋の前にて。日常の世界と神聖な世界を結ぶ架け橋とされており、内宮のお参りは、ここで一礼して渡ることから始まります。

伊勢神宮外宮を参拝した後、内宮の玄関口である宇治橋の前にて。
日常の世界と神聖な世界を結ぶ架け橋とされており、内宮のお参りは、ここで一礼して渡ることから始まります。

自然や人からの「恩」を実感し、それを社会へ返す人になる道筋をつかむことをめざす「自分ゆめプロジェクト」。その一環である「目に見えないもの」に思いを馳せる旅に密着しました。

神域へとつながる長い参道を進む生徒たち。宿泊行事ならではの開放感を満喫するとともに、伊勢神宮のスケール感を肌で感じ、「画像や映像とは迫力が違う!」と驚いていました。神域へとつながる長い参道を進む生徒たち。宿泊行事ならではの開放感を満喫するとともに、伊勢神宮のスケール感を肌で感じ、「画像や映像とは迫力が違う!」と驚いていました。

 感謝の心、思いやりの心、自立の心を育むモラロジー(道徳科学)教育の一環として、「自分ゆめプロジェクト」を展開する同校。中学を見聞の裾野を広げる時期と位置づけ、中2で日本の歴史・文化の研究に取り組みます。生徒たちは神話、神道、神社に関する講話・研修を通して、日本人が大事にしてきた思いやりの精神や、伝統に息づく先人の志、願いなどを学んできました。3泊4日の関西研修旅行では伊勢・奈良・京都を巡り、神話の世界、歴史、文化などを体感しました。

 1日目は伊勢神宮へ。「イメージしていたよりも広い!」と驚いたり、ガイドの説明に聞き入ったりと、表情豊かな生徒たち。「次の式年遷宮のための敷地を見て感銘を受けました」など、「自分プロジェクト」で得た教養があるからこその感想も聞かれ、単に見るだけではなく、それぞれのお宮に祀られている神様や、それらにまつわる神話、神話の時代より受け継がれる祭に込められた思いなど、「目に見えないもの」に思いを馳せる様子が伝わってきます。

「この研修では講話を通して、式年遷宮の根底にあるとされる、繰り返し再生し永遠をめざす『常若とこわかの精神』も学びます。そうした体験の一つひとつが、生き方や国際人としての礎となるアイデンティティにつながると信じています」(学年部長/北岡希久朗先生)

神宮の悠久の歴史とスケール感を実感!
御正宮を参拝した後、荒祭宮をはじめとする別宮を参ったり、神木に触れたりと、広い敷地内をゆっくりと巡りました。

 御正宮を参拝した後、荒祭宮をはじめとする別宮を参ったり、神木に触れたりと、広い敷地内をゆっくりと巡りました。

階段を上がった先に鎮座するのは、天照大御神が祀られている御正宮。2000年を超える悠久の歴史に、背筋が伸びる思いです。

 階段を上がった先に鎮座するのは、天照大御神が祀られている御正宮。2000年を超える悠久の歴史に、背筋が伸びる思いです。

かつての禊の場である五十鈴川 御手洗場。手水舎もありますが、ここで清めるのがならわしです。この研修に先駆けて、校外研修として茨城の鹿島神宮、千葉の香取神宮を参拝していることもあり、手水はもちろん参拝も、自然体で行っていたのが印象的でした。

 かつての禊の場である五十鈴川 御手洗場。手水舎もありますが、ここで清めるのがならわしです。この研修に先駆けて、校外研修として茨城の鹿島神宮、千葉の香取神宮を参拝していることもあり、手水はもちろん参拝も、自然体で行っていたのが印象的でした。

内宮参拝後は、伊勢市の代表的な観光地として知られるおはらい町とおかげ横丁へ。伊勢うどんなどの郷土料理店や全国的に有名な老舗和菓子屋の本店、土産物店などが軒を連ねる、レトロな雰囲気を醸し出す空間です。それぞれにご当地グルメやショッピングを楽しみました。

 内宮参拝後は、伊勢市の代表的な観光地として知られるおはらい町とおかげ横丁へ。伊勢うどんなどの郷土料理店や全国的に有名な老舗和菓子屋の本店、土産物店などが軒を連ねる、レトロな雰囲気を醸し出す空間です。それぞれにご当地グルメやショッピングを楽しみました。

生徒にインタビュー
日本の良さに気づくことができました

 関西研修旅行の実行委員を務めた2名に、「自分プロジェクト」や関西研修旅行について聞きました。

実行委員長 Y さん
実行委員長 Y さん

 伊勢神宮については事前学習を通して自分なりにイメージしていたのですが、実際に建造物を見て、想像を超える迫力だったので驚きました。中2の「自分プロジェクト」で、日本人の生き方、先人の生き方などを学び実感しているのは、「日本人ってすごい」ということ。折に触れて、日本のよさを感じることができるようになったと思います。

実行副委員長 M さん
実行副委員長 M さん

 日本人は他国の人に比べて、礼儀やマナーをきちんと守るという話を聞きます。「自分プロジェクト」で自国の歴史を学ぶなかで、そうした部分は先人から受け継いだものなのかなと考えるようになりました。伊勢神宮を訪れて感動したのは、その美しさです。画像や映像を見ただけでは、木の剪定せんていが隅々まで行き届いている様子には気づけませんでした。

大きな恩を知り、自分には何ができるのかを考えられる人に
北岡 希久朗 先生学年部長
北岡 希久朗 先生

 自分が世代を超えてさまざまな人々に大事にされていることや、「これがなければ今の自分は存在できない」と思える大きな恩、また、大切にされてきた「命」を「使」って成し遂げるべき価値ある何か。「自分プロジェクト」は、それらに気づけるプログラムを実践したいという思いからスタートしました。

 志や願いは、それを抱く人がいなくなっても受け継がれていくものです。生徒たちにはまず、そういった志や願いに気づいてほしい。目に見えている現象のなかにどのような伝統が息づいているのか。心の眼によってでしか観ることができない先人の志や願い、それらを継承発展させてきた人たちの努力に対して心を向けられる人になってほしいと思います。

 伊勢の神宮の式年遷宮に込められているとされる、建物や宝物を古の技術で新しく生まれ変わらせることにより、その永続を願う循環の思想は、おそらく環境問題にも、生き方にも、アイデンティティにもつながるものでしょう。人々が忘れがちな日本人の根幹とも言えるものを、次代を担う生徒たちに知ってもらい育むことが、中等教育に携わる者の使命だと考えています。

(この記事は『私立中高進学通信2019年1月号』に掲載しました。)

麗澤中学校  

〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
TEL:04-7173-3700

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