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私立中高進学通信

2019年1月号

6年間の指導メソッド

横浜富士見丘学園中学校

男女別クラスによる共学化がスタート

『真の教育は魂の教育』とし、修養本位・人物本位の教育を理念として『敬愛』『誠実』『自主』を校訓に掲げる同校。2019年度からの男女共学化に向け、基礎学力の徹底向上ときめ細かな指導体制で全生徒をサポートします。
『グローバル アイ』プログラムは、英語を母国語としない留学生と同校の生徒がグループとなり、日本の魅力を話し合ってまとめ、英語でプレゼンテーションをします。

『グローバル アイ』プログラムは、英語を母国語としない留学生と同校の生徒がグループとなり、
日本の魅力を話し合ってまとめ、英語でプレゼンテーションをします。

男女の成長段階に対応した男女別クラス制を導入
長年同校で教鞭を執り、教頭時代から男女共学化や新しいカリキュラムの導入に取り組んできた駒嵜健校長先生。長年同校で教鞭を執り、教頭時代から男女共学化や新しいカリキュラムの導入に取り組んできた駒嵜健校長先生。

 社会構造の急激な変化と多様化に対応すべく、同校は2019年度より、男女共学化を図り、新たなスタートを切ることになりました。

 男女共学化の最たる特徴は、中1から高1までの4年間は、少人数制の女子クラスと、国公立大学・難関私立理数系大学進学をめざす理数特進の男子クラスの別学体制を採ることにあります。2018年度より校長に就任した駒嵜健先生は、その理由を、男女の成長と志向の違いを考えての結果だと話します。

「男子と女子の勉強の仕方は、表現上問題があるかもしれませんが、例えて言えば、男子はスロースタートですが、目標が決まるとがぜん、がんばるウサギ型。女子は初めからコツコツと努力を積み上げるカメ型です。
 興味を持つ教科も男子は理数系、女子は文系であることが多く、卒業後の目標も男子は4年制大学への進学が大前提ですが、女子は職業意識が高いので、自分がなりたいものに対して意欲的です。早めに目標を持ち、必ずしも4年制大学への進学にこだわらない生徒がいるのも事実です。
 その違いを熟考した結果、学習の基礎力を徹底的に育む時期である中1~高1までは男女別クラスで、成長段階に応じたきめ細かな学習指導を徹底するのがベストだと考えました」

 ただし学校行事や部活動など、日常の学園生活は、男子と女子が一緒に活動します。

「男女が同じ校舎内で共に目標を持って学校生活を充実させていく、協働の精神も養います。また高2からは、理数特進クラスは男女混合クラスになり、より具体的な進路に向けて、さらに切磋琢磨する環境をつくりたいと考えています」

男子クラスは数学先取り学習
女子クラスは英語教育を徹底
中1と中2のクラスではネイディブ教員が副担任を務め、日常的に英語を使いながら学校生活の多くの時間を生徒とともに過ごします。英語を怖がらず、親しむ気持ちが育まれます。中1と中2のクラスではネイディブ教員が副担任を務め、日常的に英語を使いながら学校生活の多くの時間を生徒とともに過ごします。英語を怖がらず、親しむ気持ちが育まれます。

 男女の特質の違いに対応するカリキュラム構築も、今回の共学化のポイントです。男子の理数特進クラスは、中学段階で数学の履修時間数を1時間多くして、先取り学習を徹底。加えて、男女クラスともに英語教育に注力し、長年培ってきた英語基礎力向上のプログラムをさらに推し進めます。

「本校の英語教育は、英語科教員が作成したオリジナルテキストを活用し、 “英語を嫌いにさせない”指導を徹底してきました。中1・中2にネイティブ副担任を置き、HRやランチタイムなど、日常的にネイティブ教員と触れ合うことで、英語でのコミュニケーションスキルを自然に身につけます。さらに2019年度から、オンライン英会話を中3の必修プログラムとし、高1にも導入予定です」

 グローバル教育に関しては、各種の海外研修に加え、2017年度から導入されたジェネリックスキル(人間関係能力・課題対応能力・キャリア形成能力)育成プログラムの『グローバル アイ』も注目すべき取り組みです。

「中3で行う『グローバル アイ』は、英語を母国語としないさまざまな国の留学生と本校の生徒4名ほどでグループを組んで、3日間を過ごすグローカル(※1)プログラムです。一緒に横浜を散策しながら英語でのコミュニケーションを体験し、最終日に英語で研究結果をプレゼンテーションします。
 さらに、本校では中1で『他人史』作成や『礼法』を実施。2015年度から高1に導入した企業連携型課題解決学習プログラムの『クエストエデュケーション』を実施しています。これらを通じて、より実践的に楽しみながらこれからの大学受験、社会経験に役立つジェネリックスキルをしっかりと身につけてもらいます」

※1 グローカル…グローバルとローカル(地方や地域)を掛け合わせた造語で、地球規模の視野と、地域からの視点でさまざまな問題を捉えていこうとする考え方。

基礎学力と基礎スキルを徹底
国語4技能向上にも着手

 新しいプログラムを採り入れながら、同校が大切にしているのは、基礎学力とそれを支える基礎スキルの向上です。英語資格試験で今後さらに広がるであろうコンピュータ受験(CBT)に対応するため、PCキーボードでの英語入力を学ぶ取り組みも始めています。

 さらに現在は、すべての学習の基盤を成す国語読解力アップの新たな施策も準備中です。

「2018年度は、試験的に国立情報学研究所を中心とする研究チームが開発した『リーディングスキルテスト(RST)』(※2)を実施しました。現在は結果を詳しく分析中ですが、生徒の国語力の弱点や長所を把握し、来年度以降の国語教育に活かしていく予定です。今後は、国語4技能の向上にも注力しながら、なおいっそうのカリキュラムの充実を図っていきます」

※2 RST…学習の阻害要因をつき止める、基礎的な「読む」力を測るテスト。

横浜富士見丘学園 6年間の教育計画

男女クラス別に多彩な海外プログラムを用意
中3では女子クラス全員が「オーストラリア研修」を体験。2019年度より募集する男子クラスは、中3で「アメリカ西海岸大学訪問研修」を経験します。中3では女子クラス全員が「オーストラリア研修」を体験。2019年度より募集する男子クラスは、中3で「アメリカ西海岸大学訪問研修」を経験します。

 活きた英語力と国際的視野を育成する海外研修・留学プログラムも、男女共学化に伴って再編成されます。男子クラスは、中3生全員と高校生の希望者を対象に「アメリカ西海岸大学訪問研修」を実施。スタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校で現役大学生と交流を持ち、ホームステイを行い、Google本社などシリコンバレーの世界的企業への訪問を通じて、英語力のアップと自分自身の将来設計を考えることができます。

 女子クラスは、中3で全員が9日間の「オーストラリア研修」を体験。ファームステイやドミトリー(学生寮)ステイ、現地学生との交流プログラムを通じて、異文化理解を深めます。さらに中3女子はオーストラリア研修と連続して2カ月半の「オーストラリア短期留学」も可能。また、7月からの短期留学には、希望すれば男女ともに、高1・高2で参加できます。このほか、中1から希望者すべてが参加できる、2週間の「セブ島英語マンツーマン研修」など、クラスや生徒一人ひとりのニーズに合わせたさまざまな海外プログラムが用意されています。


英語を活かす体験型学習
異文化理解をテーマとする『グローバル アイ』のプレゼンテーション発表会。PowerPointを使った資料の作成も留学生とともに行い、英語で発表します。異文化理解をテーマとする『グローバル アイ』のプレゼンテーション発表会。PowerPointを使った資料の作成も留学生とともに行い、英語で発表します。

 同校の英語教育は、体験型学習も充実しています。中3・高1は週に1回、放課後にネイティブ教員による英会話レッスン「エクステンション英会話」を実施。海外研修前には海外の文化やマナーを学ぶなど、一歩踏み込んだ内容が生徒にも好評です。

 中1では家庭科の一部授業をオールイングリッシュで学ぶ「イマージョン授業」、中3では3日間を留学生と過ごす『グローバル アイ』と内容も豊富です。また、同校は大学入試改革に対応した、GTEC(※3)や英検受検を必修化しているのも特徴です。

※3 GTEC…英語4技能検定。「Global Test of English Communication」が正式名称で、その頭文字をとっています。GTECのスコアを入試で活用する大学も増えてきています。

(この記事は『私立中高進学通信2019年1月号』に掲載しました。)

横浜富士見丘学園中学校  

〒241-8502 神奈川県横浜市旭区中沢1-24-1
TEL:045-367-4380

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