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私立中高進学通信

2019年特別号

THE VOICE 校長インタビュー

駒沢学園女子中学校

25年間生徒と共に歩み蓄積した現場の経験を活かし
教員と共に、生徒に寄り添う校長へ

土屋登美恵(つちや・とみえ)校長先生

土屋 登美恵つちや とみえ校長先生

2019年4月から新校長として新たなスタートを切った土屋登美恵先生。長年にわたり駒沢学園女子で生徒を見守ってきた土屋先生に、ご自身の教育観や新校長としての抱負などについて語っていただきました。

教員だった母の姿を見て
自然と同じ道へ

 私の母も教員を務めておりました。母の時代は、まだ女性がフルタイムで働きながら子育てをするということが珍しい時代です。そんななかで、教員として、また母親としての務めを全うすることは、さぞかし苦労も多かったと思います。

 私は幼い頃より、母から「これからは、女性も男性と同じように働く新しい時代になっていくだろう。女性が社会に出るためには、女子への教育が大事になってくる」と、口癖のように聞かされて育ちました。そうした環境にあったので、私が教員を志したのは自然の流れでした。

 公立校の教員という選択もありましたが、私は建学の精神がしっかりある私立校で働きたいと思っていました。別の学校で3年間勤めた後、駒沢学園女子にきて25年が経ちました。偶然にも母と同じように女子教育へと携わるようになり、私も新しい時代に輝ける女性の育成をめざしていきたいと思っています。

誰でも迎え入れる
やさしく温かい雰囲気

 私が初めて駒沢学園女子を訪れた時、とても温かい雰囲気が校内にあふれていたことを今でもはっきりと憶えています。私を迎えてくれる生徒の笑顔や、親切に話しかけてくれる教員など、学内の全員から温かい光を感じました。

 本校が持つそのような温かい雰囲気の正体を求めて25年間勤務してきましたが、今になって、それは駒沢学園女子の建学の精神から生まれているのではないかと考えるようになりました。本校の教育は、仏教を礎としています。仏教は厳しくて難しいものと考える方がいらっしゃいますが、大切なことは、共に生き、互いを思いやる慈悲の心です。駒沢学園女子の生徒はあいさつを大事にしていますが、とくに教員が授業などで指導したわけではありません。「お互いが気持ち良い関係を築きたい」という心から、自然と生まれているのではないでしょうか。あいさつ以外でも、相手を思いやる空気が学内に自然に満ちていて、私はそれを"温かい雰囲気"と感じたのでしょう。

 文化祭などの行事に、小さなお子さまや障がいのある方がいらっしゃると、生徒は自分から駆け寄り声をかけています。お客さまから「生徒たちのやさしい出迎えがうれしかった」とお言葉をいただくことがあり、きっと私が以前に感じた雰囲気を感じていただけているのだろうとうれしく思います。仏教の精神から自然にあふれてくるやさしさと、感謝の気持ちから芽生えた行動を、これからも大事にしていきたいと思っています。

しなやかな心を育む
時代に対応する6つの教育の柱

 現代は、はっきりとした"正解"がない時代で、社会ではいかなる事態にも柔軟に対応する力が求められています。中学校ではそのような21世紀を自分らしく生きていくための教育プログラムとして現在、「学習システム」「探究型学習(21WS[21世紀ワールドスタディーズ])」「リーダーシップ教育」「EQ教育」「キャリア教育」「英語教育」という6つの教育の柱を軸に指導しています。

 女子校として、女子校ならではの学びも取り入れています。この教育でいろいろなことを体験して、自分を発見し自信を持ってほしいと考えています。駒沢学園女子の創立者の精神に、「その場に応じて必要とされる人間になる」というものがありますが、しなやかな心を持って周りの人と協力し、その場に応じた自分らしさを発揮できれば、自分の幸せ、ひいては世界の幸せにつながっていくと思います。

生徒の日常の変化に気づけるような
距離の近い校長をめざす

 校長に就任するまでの私は、生徒の英語指導やホームルームの担任などを務めながら、生徒と一緒に過ごすことを第一に考えていました。生徒はいつも、教員として人としてあるべき大切なことを教えてくれます。25年間、生徒の気持ちを一番に考え、保護者や教員と一緒に歩んで経験を重ねてきました。学校の経営を中心に考える管理職的な校長をめざすという方向性もありますが、私は自分のキャリアを活かした校長になりたいですね。日常の中で生徒が見せる変化に気づいてあげられるような、生徒との距離が近い校長がいてもよいのではないかと思っています。

駒沢学園女子へ行ってみよう!

 学校生活を体験できるオープンスクールや文化祭「りんどう祭」が開催されます。校長先生や在校生に、直接話を聞けるチャンスです。くわしくは、駒沢学園女子HP学校説明会・公開行事をご参照ください。

オープンスクール

2019年9月21日(土)、10月19日(土)、11月9日(土)
9:30~12:00(受付9:00~)
中学の授業体験のほか、授業見学や校内施設見学、個別相談が行われます。

りんどう祭(文化祭)

2019年10月12日(土)・13日(日)
10:00〜15:00(受付終了14:30)
今年のりんどう祭のテーマは「やっぱりこまじょ おもし令和」。在校生による展示、発表、販売が行われます。大学・短大の学園祭も同時開催される盛大な文化祭です。

学校見学会

2019年9月28日(土)、10月26日(土)、11月16日(土)
10:30~11:30(受付10:00~)

入試シミュレーション・入試説明会(予約制)

8:30~12:30(受付8:00~)
2科、4科の入試を短縮版で体験可能。解説授業や受験直前アドバイス、募集要項の説明が行われます。

沿革

 1927年、駒沢高等女学院開設。1947年、学制改革により駒沢学園女子中学校開設。建学の精神は「正念・行学一如」。「正念」は自分を見つめ自己を確立すること、「行学一如」は生きることと学ぶことを一致させること。学習やいろいろな活動にも意欲的であり、人には優しく自分の目標に向かって苦しくても信念を貫く、そんな人格の育成をめざしています。

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