LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2018年12月号

生徒の未来対応型学校へバージョンアップ

十文字中学校

パソコンを効果的に使って
大学入試や社会で役立つスキルを身につける

電子版ノート『Classi』を導入し、学校行事や学習状況の振り返りなどをデジタル化して記録しています。

電子版ノート『Classi』を導入し、学校行事や学習状況の振り返りなどをデジタル化して記録しています。

キーボードでパソコンを使いこなせるように

「今は当たり前のようにパソコンが使われている社会。だからこそ、中高時代からキーボード付きのパソコンを使うことで、生徒たちのITのスキルをどんどん鍛えてあげたい」――。

 そう話すのは高校教頭を務める横尾康治先生です。同校では来年度の高1から、1人1台ずつ、キーボード付きのタブレット型パソコンを所持するようになります。

 同校にはマルチメディアルームや英語のCALLコール教室をはじめ、校内のさまざまな場所に、デスクトップ型やタブレット型パソコン、iPadが用意されています。合わせれば250台以上となり、今でも十分、生徒たちがICT機器に触れられる環境にあります。そのような中でも、1人に1台タブレット型パソコンを導入するのは、より身近なツールとして利用してもらうためです。

「タブレット端末やスマートフォンも便利ですが、大学や社会に出た時のことを考えると、やはりキーボード入力のスキルは欠かせません。それで、あえてキーボード付きにしたのです」

ICT機器の利活用で興味や関心を整理

 来年度の導入に先立ち、今年はクラウド型のプログラム『Classiクラッシー』を、中3と高1を対象に導入しました。『Classi』には学習や行事、部活動などの記録を保存するポートフォリオ機能が備わっていて、データをオンライン上に蓄積することで、日々の振り返りに活用できます。校内のパソコンからでも、各家庭のパソコンからでもログインでき、2020年度の大学入試改革に向け『eポートフォリオ』(※)や志望理由書などの作成に役立てていきます。

 また『Classi』を使うことで、先生と生徒の間でデータの共有や課題提出のやりとりが簡単にできるようになりました。

 例えば中3は生徒それぞれが研究した内容を文化祭のポスターセッションで発表します。今年は『Classi』を使って、まず教員がまとめ方の基礎となる枠(フレーム)を生徒に送り、生徒はそれをもとに夏休み中、各自で研究を進めました。夏休みの間、オンライン上で先生とのやりとりを繰り返すことで、研究がより深まり、充実した内容の発表になったそうです。

「課題研究が好きな生徒が多いので、パソコンを使うことでより自分の思い通りに研究や発表ができ、皆イキイキとしています」(中学校教頭/浅見武先生)

 さらには先取り学習でも活用されています。同校では中3から高校のカリキュラムを学び始めます。高校の「数学Ⅰ」の「データの分析」を学ぶ際には、生徒らがグループごとにテーマを決めて調査を行い、蓄積したデータを検証して相関関係があるかどうかを調べました。幾何や代数、解析ができる数学用のソフトウェアを使い、調査から発表資料作成までパソコンを大いに活用したそうです。

 中学で磨かれた研究や発表に取り組む力は高校につながり、より高度な内容へと進化していきます。

「パソコンを使って研究結果をまとめるメリットは、手軽に書き直しができること。その繰り返しによって、自分の興味や関心が整理され、進路やこれからの生き方について見つめるきっかけになるはずです」

 2022年には創立100周年を迎える伝統校でありながら、社会のニーズを的確にとらえ、ぶれることなくICT機器の利用を進めている同校。その取り組みに、今後も目が離せません。

※ eポートフォリオ…授業レポートや部活動、学校外の活動成果など、学校生活のさまざまな活動の記録を、デジタル化して残すシステム。各自が振り返りに活用できるほか、大学入試改革では、そのデータベースを大学入学選抜基準の一部として利用する動きもあり、それに対応するため導入する学校も増えています。

ここがポイント
充実したキャリア教育で将来の夢、進路を見つける
Move on プロジェクト
昨年、東北大学主催の飛翔型『科学者の卵養成講座』に参加して入賞した同校生徒。ほかにもさまざまな大学のプログラムに参加し、興味や関心を広げる機会が用意されています。昨年、東北大学主催の飛翔型『科学者の卵養成講座』に参加して入賞した同校生徒。ほかにもさまざまな大学のプログラムに参加し、興味や関心を広げる機会が用意されています。

 同校の建学の精神は、校歌にも歌われる『身をきたへ/心きたへて/世の中に/たちてかひある/人と生きなむ』。その言葉にあるように、生徒たちがさまざまな体験を通して心身を鍛え、将来、社会の役に立てる人材に育つよう教育が行われています。

 伝統を大切にしながらも、時代の変化を的確にとらえてきた同校では、2016年度からは『Move on プロジェクト』とした学校改革に取り組んできました。

 講演会や大学・他機関との連携など充実したキャリアプログラムを用意し、プロの演奏家やノーベル賞受賞者などの話を直接聞くことができる機会を多数設定。ほかにも、テレビ局の協力で報道番組を制作体験したり、総理大臣官邸や裁判所を見学したり、生徒たちの可能性を伸ばす取り組みが続けられています。理系の進学率も高いことから、医歯薬系、理工系それぞれの夢をかなえる体験活動が充実しているのも特徴です。

ここがポイント
多様な仲間との関わりでたくさんの体験を
中高の両教頭先生が考える同校の魅力をお聞きしました
中学教頭の浅見武先生(右)と高校教頭の横尾康治先生。中学教頭の浅見武先生(右)と高校教頭の横尾康治先生。

 本校は帰国生入試やチャレンジ型入試、得意型入試なども行っているので、多様な生徒が入学してきます。いろいろなタイプの生徒と一緒に学校生活を送ることで、さまざまな刺激があるはずです。部活動との両立をがんばっている生徒もたくさんいます。夢を持っていろいろなことにチャレンジしようとしている生徒たちを、これからも応援していきたいです。(中学教頭/浅見武先生)

 のびのびと過ごせる居心地の良さなど、女子校ならではの良さがあります。そして、自分たちで決めて実行するという本校ならではの自律を促す教育を受け、生徒たちは大きく成長しています。さまざまな経験を通して、可能性がどんどん広がっていく学校生活を楽しんでもらいたいと思います。(高校教頭/横尾康治先生)

ここがポイント
プログラミング講座が開講
将来必要なスキルとして基礎から学ぶ
段階を追って学んでいくので、わかりやすいと生徒からも好評です。段階を追って学んでいくので、わかりやすいと生徒からも好評です。

 今年度から始まったプログラミング講座は長期休暇を使って、希望者を対象に開かれています。十文字学園女子大学の教授が講師を務め、アメリカのMITメディアラボが開発した教材を使って、プログラミングの仕組みを学ぶものです。

 また、来年の2月にもお茶の水女子大生の協力のもと、ロボットプログラミングのセミナーを実施します。

「プログラミングは機械とコミュニケーションを図る方法であり、将来、必要になるスキルの一つです。さまざまな形で今後も積極的に取り入れていきたいと思っています」
(横尾先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年12月号』に掲載しました。)

十文字中学校  

〒170-0004 東京都豊島区北大塚1-10-33
TEL:03-3918-0511

進学通信掲載情報

【校長が語る 自立へのプロセス】世のためになる教養のある女性を送り出したい
【未来を切り拓くグローバル教育】英語での発信力を育む多彩な教育プログラム
【生徒の未来対応型学校へバージョンアップ】パソコンを効果的に使って大学入試や社会で役立つスキルを身につける
【その先に備えるキャリア教育】未来 生徒の可能性を広げる多彩なキャリアプログラム
【中学入試のポイント】多元型入試システムで多様な個性を募る
【グローバル時代の学び方】論理的な発信力に加え協働する力も育成
【アクティブラーニングで伸ばす新しい学力】保健体育科の『DDP』で発信力を高める
【SCHOOL UPDATE】Move onプロジェクト グローバル化する世界で社会貢献できる女性を育成
【目標にLock On!! 私の成長Story】先生や友達に支えられた中高生活 現役で第一志望の国立大学に合格
【6年間の指導メソッド】グローバル社会で、生き抜く力を育てる
【キャンパスのVISION】多様化する社会を生き抜く力を育むゆったりと開放的な校舎
【未来を生き抜く学力のつけかた】グローバル社会の中で生き抜く強さを身につけ他人の痛みがわかるやさしい心を育む
【授業見聞録】英語 新しい英語の授業を実現するデジタル教科書を開発
【母校にエール!OGOB interview】昨年日本一に輝いたマンドリン部 その部での経験、友達や先生との絆が社会人になって気づいた私達の宝物です
【部活レポート】マンドリン部
【キャンパス歩き】2014年3月 新館完成 生徒の活動の場が大きく広がりました!
進学通信2018年12月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ