私立中高進学通信
2018年12月号
本音で語る保護者座談会
城北中学校
~PTAと生徒が焼く! おやじの焼きそば~
親子の会話が増えました

9月29日・30日の2日間にわたって行われた文化祭の最中、PTA本部役員の5名が集合!
文化祭での伝統行事である「おやじの焼きそば」を中心にお話をうかがいました。
今回のメンバー

PTA会長。高2生のお父さま。「子どもは文化祭実行委員をやっていて、文化祭の準備期間中は朝早くから学校に行っています」

PTA副会長・父母の会。高3生のお父さま。「うちの子は入学前にオープンキャンパスや文化祭に来て、第一印象でこの学校を気に入りました」

PTA副会長。高1生のお父さま。「焼きそばは子どもたちに食べてもらいたくて、原価割れしない程度に、できるだけ安く提供しています」

PTA本部役員。高1生のお父さま。「最近はSNSが発達しているので、保護者の皆さんとグループラインを作って連絡を取り合っています」

PTA本部役員。中3生(次男)のお父さま。長男も卒業生です。「次男は小3の頃から文化祭に来て、この学校を気に入っていました」
有志の生徒と一緒に焼きそばを焼く
――PTAでは、主にどのような活動をされていますか?
湯浅さん
活動の半分は文化祭の準備です。ほかには、著名人を招いて講演していただく文化講演会や、保護者の皆さんと一緒に長野県にある学園の研修施設を見学に行く研修旅行などの行事の企画・運営、また「父母の会」という私学全体の会合にも出席します。
PTA役員はこれまでお母さん方が多かったけど、今年は28人のうち17人がお父さん。皆さん、自分の仕事をお持ちですが、土曜日中心でPTA活動をしているので、それほど大きな負担はないと思います。
――皆さん、どういう流れでPTA役員になられるのですか
湯浅さん
基本的に、学校のアンケートで「PTA役員をやりませんか?」と呼びかけて、「やってもいいよ」と賛同してくれた方がほとんどです。
菊池さん
今から4年ほど前、男性役員が3人しかいない時がありました。その際、全保護者にアンケートを出して、7名が入ってくれて、そこから徐々に増えてきました。
松尾さん
研修旅行などの行事に参加した方が「PTA役員でもやってみようかな?」と入ってくれる場合もあります。その意味では裾野が広がったというか、アンケートや行事を通じてPTA役員に興味を持つという流れができてきたようですね。
――PTAのお父さまだけで行っている活動は?
湯浅さん
毎年文化祭で「おやじの焼きそば」のお店を出しています。何十年も昔から続いている、この学校の伝統行事です。
松尾さん
事前に2回ほど打ち合わせをして本番に臨みます。打ち合わせではメンバーの割り振りなど大枠を決めて、後の細かいことはメールでやりとりをします。
上釜さん
数年前まではタイムスケジュールなどのフォーマットがちゃんとできてなかったのですが、昨年フォーマットが確立したので、打ち合わせが2回ですむようになりました。
篠塚さん
焼きそばを焼く、キャベツを切るなどいろいろな役割がありますが、勝手にシフト表を作っても誰も文句を言わないんですよ。「何でもやるよ」って言ってくれて。ありがたいことですね。
――おやじの焼きそばで、何か苦労されたことは?
湯浅さん
3年ほど前は人手が足りなくて休む間もなかったので、肉体的に大変でした。
篠塚さん
昔はギリギリの人数でしたからね。今は人が増えて、余裕をもってできます。
上釜さん
有志の生徒も手伝いに来てもらっていますしね。
湯浅さん
「部活動、何やってんの?」とかね、生徒たちと他愛もない話をしながら焼きそばを焼いています(笑)。
篠塚さん
参加してくれる生徒たちは、みんな真面目にやってくれていますよ。
思春期のわが子と話すきっかけに
――PTA役員を経験されたことで、お子さんとの関係に良い影響がありましたか?
湯浅さん
やはり会話が増えましたね。学校の行事など、子どもと話すきっかけになりますから。
篠塚さん
普通は思春期になると、子どもとのつながりをあまり持てないんですよね。でもお父さんが学校に頻繁に来たり焼きそばを作ったりしていると、子どもと話すきっかけになります。
松尾さん
息子とはきっかけがないと、話をするのはなかなか難しいですよ。「風呂、メシ、寝る」だけになっちゃうから(笑)。
篠塚さん
「おやじの焼きそばに〇〇くんのお父さんが来てるよ」と言うと「あいつ、良いヤツなんだよ」とか、そんな話をしてますね。
菊池さん
PTA役員になったお陰で、校長先生をはじめ、たくさんの先生方とお話をする機会が増えたことも良かったです。進学相談も気軽にできるので、それが役得かな?(笑)。
――お父さん同士での交流もありますか?
湯浅さん
PTA活動が終わった後、飲みに行く機会があります。仕事での人間関係とは違う皆さんと、いろいろなお話をさせていただきます。
上釜さん
PTAの皆さんとは利害関係がないですからね。「子ども」というキーワードでつながって話ができるのはいいことだと思います。
松尾さん
打ち合わせをやるたびに“ 親睦”を深めていますね(笑)。いろいろな学年の保護者がいるので、上の学年のお父さん方の体験談を聞くと面白いし、参考になります。
――PTA活動を通して感じた、この学校の魅力とは?
松尾さん
学校側が、PTA活動は大事な要素の一つだと認識してくれて、先生方もPTAのことをよく理解して向き合ってくださるところがいいですね。
上釜さん
校長先生や教頭先生と話す機会があるのもうれしいです。
菊池さん
先生方とざっくばらんにお話ができるし、相談すればていねいに答えてくださいます。うちは高3生ですが、受験についても細かくアドバイスしてくださいました。親切で熱心な先生方が多いのは大きな魅力ですね。


おやじの焼きそばのチームは、3年前から「JOY48h」と命名されました。
「JOY」は「城北・おやじ・焼きそば」の略で、「48h」は48時間(2日間の文化祭)を意味します。


(この記事は『私立中高進学通信2018年12月号』に掲載しました。)
城北中学校
〒174-8711 東京都板橋区東新町2-28-1
TEL:03-3956-3157
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