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私立中高進学通信

2018年11月号

SCHOOL UPDATE

帝京中学校

夏期希望講習「STOP! 忘災」(害をれない)
いざという時に決断し自分も仲間も守れるリーダーに

生徒たちは、現実に災害が自分の身に起きた場合を想定して、真剣に考えていました。

生徒たちは、現実に災害が自分の身に起きた場合を想定して、真剣に考えていました。

 指導方針は「生徒の勤勉努力を大切にする」。同校は、夏休み中も規則正しい生活を送り、継続的に学習できるよう、7月後半と8月後半に夏期講習を実施しています。

 夏期講習には、興味がある授業を選択する希望講習と、苦手科目の克服のために受講する指名講習があります。希望講習には、中1から高3の生徒が一緒に学ぶ授業もあり、その中から「STOP! 忘災」の授業について取材しました。

「STOP! 忘災」の授業は、東日本大震災が起きた2011年から続いています。「災害への危機意識が風化しないように正しい知識を伝えるのは、生徒を守る学校の役目」という社会科の鈴木斎彦先生の思いが発端となり、家庭科の伊郷真紀先生と理科の森加奈子先生が賛同し、実施されています。3人の先生が互いの専門分野における知見を活かし、各地の防災センターなどで情報を収集しながら、計8回の授業を行っています。

 当日の授業では、阪神・淡路大震災の教訓から生まれた防災シミュレーションゲーム「クロスロード」が行われました。各班4~5名のグループに分かれ、自分たちが災害に直面していると想定して、班の全員で意見を出し合って最善の行動を探ります。

 森先生から「話し合いは、友達を説き伏せるのではなく、さまざまな意見に耳を傾け、協力して課題を解決することを目的に行いましょう。もし自分だけ違う意見だったとしても、なぜそのように考えたのか、しっかり伝えることが大切です」と声がかかり、上級生は後輩たちをやさしく導き、中1生も活発に意見を述べていました。

 班でまとめた意見は、最後に代表者がその理由とともに発表します。意見を述べる生徒たちからは、万一の災害時には自分がリーダーシップをとるという気概が感じられました。

「授業を重ねるごとに、生徒は積極的に発言できるようになっていきます。責任感をもって、他者を思いやり、仲間と助け合う姿勢が育まれていると実感しています」(伊郷先生)

参加した生徒の感想
「普段はあまり意識していなかった災害のことについて、いろいろとわかったので授業を受けて良かったです。みんなの意見を聞いて、違う考え方に気づいたり、自分の意見をわかってもらおうと考えて話したり、とても楽しく学べました」(中1/T・Kさん)

「普段はあまり意識していなかった災害のことについて、いろいろとわかったので授業を受けて良かったです。みんなの意見を聞いて、違う考え方に気づいたり、自分の意見をわかってもらおうと考えて話したり、とても楽しく学べました」(中1/T・Kさん)

「防災に関する最新情報を知りたくて、昨年に続いて参加しました。今日行ったクロスロードは、1つの決まった正解があるわけではなく、考えることが難しかったのですが、積極的にみんなをリードして、班の意見をうまくまとめて発表できたと思います」(高3/R・Kさん)

「防災に関する最新情報を知りたくて、昨年に続いて参加しました。今日行ったクロスロードは、1つの決まった正解があるわけではなく、考えることが難しかったのですが、積極的にみんなをリードして、班の意見をうまくまとめて発表できたと思います」(高3/R・Kさん)

さまざまな意見に耳を傾け、協力して課題を解決する
災害の恐ろしさを正しく理解し、身を守る術を身につける

班内のディスカッションでも全体の発表でも、生徒たちは論理的に意見を述べていました。

「旅行先で地震が発生し、倒壊した建物から助けを求められたらどのように対応するか」
「避難所に家族同然の飼い犬を連れていくか」など、具体的なシチュエーションでどのように行動するか、
班内で意見を出し合います。

各班の意見は整理して黒板に書き出され、生徒たちは多様な意見から新たな「気付き」を得ます。各班の意見は整理して黒板に書き出され、生徒たちは多様な意見から新たな「気付き」を得ます。
左から家庭科の伊郷先生、社会科の鈴木先生、理科の森先生。それぞれが専門分野の知識を持ち寄り、「生徒たちの身を守る」という共通の思いで授業を行っています。左から家庭科の伊郷先生、社会科の鈴木先生、理科の森先生。それぞれが専門分野の知識を持ち寄り、「生徒たちの身を守る」という共通の思いで授業を行っています。
日本赤十字社や東京都教育委員会が出している教材を用いるほか、生徒たちを連れて都内の各防災施設を訪れるなど、さまざまな方法で防災について学んでいます。日本赤十字社や東京都教育委員会が出している教材を用いるほか、生徒たちを連れて都内の各防災施設を訪れるなど、さまざまな方法で防災について学んでいます。

(この記事は『私立中高進学通信2018年11月号』に掲載しました。)

帝京中学校  

〒173-8555 東京都板橋区稲荷台27-1
TEL:03-3963-6383

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