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私立中高進学通信

2018年11月号

私学の英語最前線

昌平中学校

『IB』を取り入れ全員が
英語が得意になる教育

2017年に、埼玉県で初の国際バカロレア(IB)の認定校となった同校。
IBの手法を取り入れた英語学習が生徒の基礎力を培っています。
中1の授業で行われた『クエスチョンリレー』。クラスメートにリレー方式で質問していきます。英語で発言する機会が全員にあるのがポイントです。

中1の授業で行われた『クエスチョンリレー』。クラスメートにリレー方式で質問していきます。
英語で発言する機会が全員にあるのがポイントです。

『3年間で英語力を育てる』をモットーに指導

 2017年3月に同校の中学がIBのミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)に認定されました。IBは探究心、知識、思いやりに富む若者の育成を目標としており、同校の英語学習もこの目標に沿って進められています。

 同校のモットーは、中学3年間で、英語を学んだことのない生徒にもしっかりと英語力をつけさせること。そのために、「英語を使う」「使えるようになる」という点を念頭に置いた学習が行われます。といっても、語学力だけを重視したカリキュラムではありません。「知識と実践の融合」が英語教育の柱となっています。グラマー(文法)とIBに教科を分け、グラマーの時間は座学で知識を深め、IBの時間はアクティビティを含めた楽しい「学び」を実践しています。

 英語を初めて学ぶ生徒がとまどわないよう、中1・中2・中3と段階を経て学習を進めていくのも特徴です。入学直後は、まず日常でのあいさつから。生徒たちは、英語の先生に「私に会ったら、必ず英語であいさつしてください」と言われ、普段から、英語に親しんでいきます。

 授業は最初からオールイングリッシュではなく、中1の1学期には日本語を多く使って説明し、2学期、3学期と英語での説明を少しずつ増やしていきます。中2では先生からの質問にも、単語ではなく、文章で答えられるようにサポートしていきます。中3になると、英語の授業のほとんどはオールイングリッシュで行われ、英字新聞の切り抜きを使ったグループワークなど、高度な取り組みも増えていきます。

「生徒の成長段階に応じ、教員側もボギャブラリーや、使うグラマーを増やすことを意識して指導しています」

 と、中1の英語を担当する戸恒和香子先生は言います。

 また、『全員が英語を得意科目に』を目標にしており、授業内において英語で話す機会を数多くつくり、クラスの生徒全員が必ず英語を話すように導いています。さらに、中1から週2回の補習を含め、さまざまなサポートを用意。再テストを行う、生徒がわかるまで放課後や時間外にも寄り添って教えるなど、生徒が初めて学ぶ言語にとまどわないよう、ていねいなケアを行っています。

 取り組みの中で、生徒もだんだんと英語がわかるようになり、面白く感じるようになってきます。中学に入って初めて英語を学んだ生徒の中から、高校で短期留学をする生徒が何人も出てきました。

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)とは

 1968年にスイスのジュネーブで設立された国際バカロレア機構が提供する教育プログラム。国際的な視野を持った人材を育成するため、年齢に応じたプログラムが提供されています。世界140以上の国・地域、約4,800校において実施。

難関大学突破も
"考える力"の延長にある

 普段からIBの精神にのっとり、"考える力"を重視した授業を行っていることも、大きな特徴です。英語では中1の時から、物事の報告のあとに、必ず感想や自分の意見を付け加えることを要求されます。例えば、「昨日、〇〇を食べました」で終わるのではなく、それがおいしかったのか、もう一度食べたいのか、といったちょっとしたセンテンスを付け加えるようアドバイスされるのです。

 中1生からそういった訓練を受けている生徒たちは、中3生になって社会問題を扱う時に、深く洞察し、しっかりと自分の意見を言えるようになるそうです。深く考え、自分の意見を持ち、表現できる力の育成は、英語に関わらず、同校の教育の中でも、とくに力を入れていることです。そして、自分の意見や考えを持つだけでなく、さらに人の意見も聞いてやりとりができる人材こそが、今後のグローバル社会で最も必要とされると考えているのです。

 じっくり考える姿勢は、大学の合格実績にも反映されています。平成30年には一貫コースからは、卒業生47名のうち東京大学、一橋大学、横浜国立大学など国公立大学に8名、早慶上理に13名、GMARCHには18名の合格者を出しています。6年間の学びを通して身につけた、「結果を求めるには、どういう手順で、どういう目標を持って近づいていけばいいか?」を常に考えて行動する習慣が、高い合格実績にも結びついていると、先生方も感じているそうです。

「本校には楽しいことがたくさんある一方で、自分で努力しないといけないこともたくさんあります。でも、努力した時に本当に自分がなりたい自分になれるということを実感できる場所です。それをサポートしてくれる先生もたくさんいますし、英語を通して広い世界に触れる機会もたくさんあります」

 と、戸恒先生。IBの精神に基づいたていねいな指導とカリキュラムが、生徒たちの将来の選択肢を大きく広げています。

POINT1
「知識と実践の融合」で"本当に使える英語"まで高める

 会話を中心とした授業を行う際も、たびたびライティングの時間が設けられます。

「1回ライティングをはさむことで、難しい内容も頭の中で整理でき、自分の考えをまとめることができます」

 と、戸恒先生。伝えたいことを一度文章にすることで、その後のディスカッションやグループワークにもつながります。

POINT2
どんどん間違えてOK! 生徒の意欲を支える雰囲気づくり

 どんどん自分の意見を言うことを応援する同校の授業。授業で間違えて笑う人がいれば、先生がきちんと注意します。教育の中で、人間関係も構築していくというのが、IBの概念。勉強だけでなく、豊かな人間性を育むことが、同校の目標です。

POINT3
『朝単語』で英語の苦手をなくす

 朝のショートホームルームを利用して行われる『朝単語』のテスト(中1~高3まで週3回実施)。グラマーの時間にも、『朝単語』に出る英単語について、英語担当の先生が解説するなどサポートします。先生方が一丸となって臨んでいる取り組みです。

担当の先生より
英語に慣れるまで徹底的にサポート

「初めて本格的に英語を学ぶ生徒にとっては、英語そのものに慣れるまでが大変だと思います。でも、その壁を越えると、どんどん楽しくなっていくことを私たちは知っているので、中1では徹底的に生徒のそばについてサポートすることを大切にしています。本当にゼロから学びますから、安心して入学してほしいですね」
(中学1学年主任・国際教育部副部長・英語科副主任/戸恒和香子先生)

在校生より
オーストラリア短期留学で普段の学びが活きました

「高1でオーストラリアに2カ月間の短期留学をしました。小学校ではまったく英語を学んでいませんでしたが、この学校の授業でアルファベットから教わり、だんだんわかるようになって、もっと上達したいと思うようになりました。英語以外にもIBの教育で、自分の意見を伝える訓練をしたのがとてもプラスになったと思います。将来は外交官をめざしていて、スペイン語やドイツ語も勉強したいと思っています」(高校1年 Y・Eさん)

(この記事は『私立中高進学通信2018年11月号』に掲載しました。)

昌平中学校  

〒345-0044 埼玉県北葛飾郡杉戸町下野851
TEL:0480-34-3381

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