私立中高進学通信
2018年11月号
本音で語る保護者座談会
玉川聖学院中等部
たくさんの出会いや良い体験を通して
「かけがえのない私」になれます

「人は優しい経験を通して優しい人になってゆく。」安藤学院長の言葉です。建学の精神は聖書より「神に対しては信仰・事に対しては希望・人に対しては愛」。自分を大切にすること、他者を慈しむこと、平和を築く静かな勇気、時代を貫く教育を受けて幸いだという保護者の方3名に、学校の魅力をうかがいました。
今回のメンバー

ソフトボール部に所属する高1生のお父さま。長女も同校の卒業生。保護者の父親同士でサークルを作ろうと計画中です。

ウインドオーケストラ部、手話賛美同好会に所属している高3生と中2生のお母さま。

ウインドオーケストラ部、手話賛美同好会に所属している高1生のお母さま。
「私」が「かけがえのない私」になっていく
――この学校を受験したきっかけを教えてください。
菅生さん
元々うちの長女がこの学校に通っていました。楽しそうに通っていた姉に影響を受けて、今、三女がここに通っています。
米田さん
説明会で「女性の寿命が80歳として、その中の6年間または3年間、玉川聖学院は子どもたちに何をしてあげられるのか」と真摯に語る、信仰者であり教育者である先生の姿勢に感動しました。
菅生さん
私も説明会はすごく良かったと思います。説明会に参加して感動し「またお話を聞きたい」と何回も参加するお父さま方もいましたよ。
大日方さん
娘のお友達のお姉さんがここに通っていて、すごく感じの良い子だったんです。当時中3だったけど大人ときちんと話すことができて、妹思いで、彼女のように育ってほしいと思いました。娘が小6の秋に学院祭を見に行って、説明会にも参加しました。本人がここに行きたいと言い出して、秋から準備を始めました。
――お子さんが入学してから変わったこと、成長したことは?
大日方さん
小6までと比べると、ここに入学してから気持ちが穏やかになり、表情も豊かになりました。この学校に居場所があるという安心感があるのだと思います。
米田さん
先生方は、親の視点を超えたキリスト教的視点で子どもたちを捉えてくださっています。新しいことに踏み出せるように背中を押してくださいます。「教育の場とは、子どもたちが夢を持って動き出せるような場所を設定すること」と説明会で話された通りでした。
菅生さん
うちの娘はソフトボール部のキャプテンをやらせてもらっています。体育祭の実行委員会もやっていました。
大日方さん
うちの娘は中2からホームルーム委員をやっていますが、お陰で自分で考えて行動できるようになりました。先生は「これをやってください」と指示するのではなく、まず生徒がどうやりたいのか意見を聞いたうえで「じゃ、やってみて」とやらせてくれます。失敗したときはフォローしてもらえるという安心感があるので、思い切って取り組むことができるのだと思います。
菅生さん
中3の終わりには修了論文もあります。自分でテーマを決めて、調査してその成果をまとめるという。これも勉強になりますよね。
大日方さん
みんなの前で発表もするんですよね。
米田さん
修了論文には、その分野の先生がマンツーマンでついてくださいます。親切で手厚いです。
菅生さん
勉強もするようになりますね。この学校では、まず人間として大事なことをしっかりと教えてくれます。それで子どもが「自分でやらなきゃいけない」と自覚して、自主的に勉強するようになるのです。うちの娘も高1になって机に向かう時間が増えました。
説明会では学校の雰囲気を肌で感じてほしい
――保護者から見た学校の雰囲気はどんな感じですか?
菅生さん
生徒がみんな仲良しで、卒業後も学校に訪れる人が多いです。成人式の後もほとんどの卒業生が学校に集まってきて……あれはすごいと思います。
米田さん
卒業生が集まる「ホームカミングデー」という日もありますよね。
菅生さん
部活動も楽しそうですよ。娘のいるソフトボール部は、まったくピリピリしていなくて、みんなで楽しんでやっている印象です。
大日方さん
うちの娘のいるウインドオーケストラ部と手話賛美同好会でも楽しんでやっていますね。学院祭や地域のイベントなどで演奏しますが、彼女たちがステージに上がると、ほんわかした雰囲気になるんです。
米田さん
群馬県の老人ホームで演奏したこともありましたね。
大日方さん
ええ。部活動以外でも、ボランティア活動の機会は多いですよね。学校側が生徒たちにいろいろなボランティアを紹介してくれて、それに参加したい人は自分でエントリーするんです。
米田さん
玉聖での体験の質・価値は高いですね。ここで与えられた世界観・価値観は娘たちの一生の宝です。
――受験生の保護者の皆さまに、一言メッセージを。
米田さん
大きく強くを誇張する能力主義の現代の中で、玉聖が基としている聖書から、良き人格教育がなされ、真の強さを子どもたちに教育しています。この学校に入れて良かったです。
菅生さん
一度説明会に来て、この学校の雰囲気を肌で感じとってほしいですね。うちの娘も「入学して良かった」と言っていますが、子どもの「ここに通いたい」という直感ってけっこう当たっていると思います。
大日方さん
そうですよね。私は最初からこの学校に入学してほしかったけど、娘にはあえて言わずに、娘が自分から「行きたい」と言い出して受験を決めました。結局、親が勧めるのではなく、本人が「行きたい」と思わないといけませんから。




(この記事は『私立中高進学通信2018年11月号』に掲載しました。)
玉川聖学院中等部
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7-11-22
TEL:03-3702-4141
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