私立中高進学通信
2018年11月号
Students' Chat Spot
京華女子中学校
先生とも先輩ともとても距離が近いので
何でも相談できます

学園祭の準備で輝いていた生徒会の先輩方みたいになれるようがんばります!
高校生と中学生が協力して生徒会を運営している京華女子。2018年度の生徒会をメインとなって引っ張る高2生2名と中3生3名、そして彼女たちを陰で支える中3生1名の計6名が集合。生徒会活動や学園祭への意気込み、学校生活などについて、率直に話していただきました。

生徒会書記担当。バドミントン部所属。内部進学生。S特進文系クラス。「高校で生徒数が増えてドキドキしたけど、高入生はみんなやさしくてクラスはとても良い雰囲気です」

生徒会会計担当。茶道部所属。内部進学生。S特進理系クラス。「理系を選択しましたが、授業の中で一番好きな教科は、アクティブラーニングを取り入れた日本史です」

生徒会中学副会長。「中2までバレーボール部に所属していましたが、今年は生徒会に入ったこともありバレー部は退部。生徒会に限らず、本校の先輩方は皆さんとても素敵です」

(中3)
生徒会中学副会長。「小学生の頃に、文化祭でマーチングバンド部を初めて見てひと目ぼれ。入学と共に入部してカラーガードを担当しましたが、今は退部して生徒会に全力投球中です」

生徒会書記担当。バレーボール部所属。「柳沼さんと三田村さんから『一緒に生徒会をやってみようよ』と声をかけてもらったのが、生徒会に立候補しようと思ったきっかけでした」

(中3)
バレーボール部所属。ポジションはミドルブロッカー。「友人に誘われて入部を決めたのですが、バレーボール部は高校生と一緒に練習できる日もあるので、とても刺激的です」
――生徒会の主な仕事とメンバーの決定方法を教えてください

布施さん
4月に開催される「生徒大会」で生徒会選挙をします。今年は生徒会長だけが選挙となり、ここにいるメンバーは信任投票でした。
最上さん
生徒会長は高校生が1人で、副会長は中学・高校から各2人。ほかに書記と会計、あと執行役員のメンバーが生徒会をサポートします。仕事は主に学園祭の準備と運営です。
森さん
選挙では投票する側も、立候補者の話し方や、この人が当選したらどんなことをしてくれるかなど、真剣に検討します。立候補したきっかけもいろいろありますよね?
最上さん
私は以前から学校の運営に携わってみたいと思っていました。
三田村さん
私も生徒会の仕事に以前から興味があったので、千葉さんや柳沼さんに「一緒にやってみない?」って声をかけてみたんです。
千葉さん
昨年、生徒会の先輩方が校内を走り回って学園祭を運営している姿を見て、キラキラしていてステキだなと思っていたので、やってみようと。
柳沼さん
私たちも先輩方のようになりたかったし、自分を変えるきっかけにもなると思いました。
布施さん
入学して5年目になりますが、生徒会に入るまで知らなかったことがたくさんありました。昨年までのように校内の発表や展示を回るのも楽しいのですが、また別の楽しみ方が見つかった、という感じです。
――学園祭に向けての準備を具体的に教えてください

最上さん
学園祭は京華中学・高校と京華商業高校との同日開催。合同企画もあるので、3校で決めたテーマに向けてがんばるのですが……男子の考え方って、やっぱり女子とは違うんだなって実感します。
布施さん
男性陣がとても個性豊かなので、女子校では考えられないアイデアがたくさん出てくるんです。「こういう考え方をするんだな」って感心したり、驚いたり(笑)。
千葉さん
後夜祭では毎年先生方がスペシャルバンドを組んで、昨年は男性の先生が女装してダンスを披露してくださいました。その企画は高校生の先輩方がリーダーシップを取って動いてくださるので、ありがたいです。
三田村さん
高校生の先輩方は皆さん頼りになるし、いつも明るくて楽しい雰囲気を作ってくれるんです。
柳沼さん
憧れちゃうよね。
布施さん
中学生もしっかりと考えたうえで意見を出してくれるから、逆に頼りにさせてもらっているんですよ。
最上さん
おかげで「高校生ももっとがんばらなきゃ!」って気持ちになります。昨年は学園創立120周年で学園祭も盛大だったから、今年もそれに負けないくらいがんばりたいと思っています。
柳沼さん
来ていただいたお客さま全員に「楽しかった」と言っていただけるような場を作りたいですよね。
千葉さん
年齢を問わず楽しんでいただきたいし、そのためにはまず自分の仕事を責任もってやり遂げないと。
布施さん
パンフレットなどの細かい部分にもきちんと目を配りたいよね。
三田村さん
生徒会の一員として関わるのは初めてなので、戸惑うことも多いと思いますが、学校の良いところをすべて見ていただけるような学園祭にしたいですね。
森さん
生徒会の皆さんの思いを感謝しつつ受け止めて、私たちも全力で精いっぱい楽しみたいと思います。
柳沼さん
そう言ってもらえるとがんばれるし、すごくうれしいな(笑)。
――この学校に入学しようと決めたきっかけを教えてください

森さん
兄が京華高校に通っているので、この学校とは入学前から縁があったんです。いつ来ても明るくていい学校だな、と思っていました。
柳沼さん
私も京華高校に兄がいます。兄から「先生との距離がすごく近いよ」と聞いていたんですが、入学して言葉通りの学校だったので本当に驚いたし、うれしかったです。
布施さん
説明会の雰囲気もとてもアットホームなんですよね。
最上さん
校舎の赤いじゅうたんとか、素敵だよね。
三田村さん
“学校”と言われて浮かぶイメージに比べると少しコンパクトな規模だと思うけど、そこがいいんです!
千葉さん
校舎がこぢんまりしているから、部活動の体育室の部屋割りなど少し大変な部分もありますが、私は大人数が苦手なので、生徒数が少ないところはむしろ気に入っています。
――皆さんにとって先生方はどんな存在ですか?

最上さん
人間関係で何か起こりそうな時に、いち早く気付いて声をかけてくださる存在です。本当に良い意味で距離が近いと思います。
布施さん
問題が大きくなる前に先生が原因を摘み取ってくださる。まさに早期発見、早期治療という感じです。
森さん
クラス替えをしても学年を担当する先生が一緒に進級するケースが多いので、学年のどこかのクラスには昨年までの担任の先生がいてくれます。そのおかげで、先生方が一人ひとりをきちんと見てくださることはもちろん、学年全体も見渡してくださっているように感じます。
最上さん
確かに今の担任の先生は5年間私の学年の担当だね。だから何でも先生に話せるし、親身に相談にのってもらえます。
三田村さん
中学生は「能率手帳」という手帳に一日のスケジュールを書いて提出するんです。私は日曜日には朝寝坊しがちなんだけど、それも先生にはバレバレなんです(笑)。
千葉さん
中学生は人数が少ないので毎日先生がチェックしてくれますが、高校生は違うんですよね?
布施さん
今年度からは「Classi」というアプリを使ってるよ。
最上さん
その日に勉強した科目や一日の感想を携帯電話のアプリから送信すると、先生からメッセージが送られてくる仕組みなんです。
布施さん
「能率手帳」は担任の先生しか見られないけど、「Classi」は複数の先生からコメントが届くので面白いです。今の高1生からはタブレットが全員支給なのでうらやましい(笑)。毎日の勉強に活用しているようですよ。
――タブレットは授業でも使うんですか?

三田村さん
授業で使ったPDFや、教科書以外の資料などがデータで送られてくることがあります。
柳沼さん
でも今のところ、頻繁に使う先生と、まったく使わない先生に二分されている印象です。
千葉さん
テスト勉強用の資料を全部タブレットに送ってくる先生の科目は、勉強前にダウンロードして活用しています。
――学校の良いところを挙げてもらえますか?

布施さん
繰り返しになってしまいますが、先生との距離が本当に近くて、どんなことでも先生に相談できるところが一番の魅力だと思います。
三田村さん
学校の規模があまり大きくない分、先輩との距離も近くて、いろいろ勉強になります!
柳沼さん
先輩も先生も「家族」みたい。クラスのみんなで協力する行事もたくさんあるから仲間がたくさんできるし、先生も本当に面倒見が良くて、素敵な先生が多いんです。
千葉さん
バレンタインやハロウィンは先生も一緒に盛り上がってくれるもんね。ハロウィンにはネイティブの先生がクッキーを焼いてきてくれるし、バレンタインには職員室の机がかわいいチョコでいっぱいに!! 女性の先生も校長先生も、チョコを差し上げたらお返しをくださるんですよ。
柳沼さん
お返しも凝ってるからホワイトデーが楽しみなんだよね。
千葉さん
本当に毎日毎日、楽しいことがいっぱいなんです。
最上さん
5年間通ってきたなかで、勉強面で困ったことはあっても、友人関係で学校に行きたくないと思ったことはなかったです。絶対にこの6年間は無駄にならないと思います。
森さん
“学校=勉強”というイメージが強いと思うけど、この学校は部活動も学校行事も本当に充実していて、勉強以外の面でもここに来て良かったと日々実感しています。入学して後悔することはないと断言できます!!




(この記事は『私立中高進学通信2018年11月号』に掲載しました。)
京華女子中学校
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TEL:03-3946-4434
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