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私立中高進学通信

2018年9月号

その先に備えるキャリア教育

田園調布学園中等部

統計
“統計”教育によって社会で必要なスキルを身につける

「統計検定」受検を推奨し、数学での指導を工夫することで、将来に役立つスキルを身につけるとともに、大学入試対策につながる確かな学力を伸ばすことをめざしています。
「レーザー光の波長測定」授業。実験で得た数値の誤差を統計的に処理し、正確な波長の値を予測します。

「レーザー光の波長測定」授業。実験で得た数値の誤差を統計的に処理し、正確な波長の値を予測します。

誤差の統計的処理の方法について説明する長岡先生。誤差の統計的処理の方法について説明する長岡先生。

 データに基づいて社会的事象を分析したり、確率的に将来の傾向を予測したりする “統計”の考え方は、現代社会では身につけておくべき必須のスキルです。

 選挙結果やテレビ番組の視聴率など身の回りに統計を用いた事象は多く、会社や役所などでも、統計に基づいて意思決定することは日常的に行われています。さらに、IT化の進展により膨大となったビッグデータをいかに活用するかが社会的な課題となっています。従来の学校教育では、統計についての指導が十分に扱われていませんでしたが、統計的な考え方の重要度が増した結果、高校の「数Ⅰ」に「データの分析」が導入されるなど、統計の指導に力が入れられています。

 同校では、いち早く統計の重要性を認識し、社会で役立つ学びとして統計の指導を戦略的に進めてきました。推進役である数学科の長岡敬佑先生と細野智之先生にお話をうかがいました。

「数学科として、統計検定の受検を推奨し、中学の数学のシラバスを、6月と11月に実施される検定を受検できるように編成しています」(長岡先生)

 統計検定とは、統計に関する知識や活用力を評価する試験で、難易度ごとに4級から1級まであります。同校では数学の単元のうち統計に関するものを先に実施し、資料の整理や標本調査の分析にじっくり取り組むほか、授業で統計検定の過去問を取り上げて、データから何を読み取るかを考えさせています。これにより、中2までに統計検定4級レベルの力が養われ、中3で受検できるようになりました。

「今後ますます社会で必要になるであろう統計スキルを身につけられることに加え、センター試験に代わる大学入試共通テストの対策にもなります。さらに、大学入試で課せられる小論文もデータを読み取って論じる設問が多いので、その対策にもつながります。そのため定期考査では、社会で役立つ実用的な問題を出しています」(細野先生)

 実は統計は数学だけにとどまらず、理科や社会科などの教科でも重要視されています。また、統計の課題を理解するには読解力も必要です。そこで、他教科との横断型授業も行われ、生徒は統計がさまざまな分野に有効であることを実感しています。こうした取り組みにより、エビデンス(証拠)に基づいて判断する姿勢が養われるのです。

Report教科横断型授業で理科と数学の融合を体感する
「コンデンサーの電気容量を求める」授業。コンデンサーの放電時の電流量を計り、そのグラフから微分方程式で放電開始時の放電量を求めます。「コンデンサーの電気容量を求める」授業。コンデンサーの放電時の電流量を計り、そのグラフから微分方程式で放電開始時の放電量を求めます。

 土曜プログラムの「高3総合物理」では、理科と数学の教員の指導により、「レーザー光の波長測定」や「コンデンサーの電気容量を求める」授業が実施されています。実験によって得たデータを、統計的に処理するなど、理科と数学の融合によって理解を深めます。

Report真偽を判断する力を養い大学入試にも役立てる
数学科主任長岡 敬佑 先生数学科主任
長岡 敬佑 先生

「教科書にある問題は、平均値などの数値を求めるものが多いのですが、むしろそのデータから何かを読み取る力をつけてもらいたいと思い、授業では統計検定で出題された問題を展開しています。かなり難関の統計検定2級を受検する生徒もいます。その生徒にとっては、センター試験の『数ⅡB』で選択できる確率統計の問題は容易に解けるでしょう」(長岡先生)

数学科細野 智之 先生数学科
細野 智之 先生

「統計を学ぶことで、社会にあふれる情報が本当に正しいかどうかを判断できるようになってほしいと思っています。また、プレゼンテーションやスピーチなどでは、根拠とすべきデータを提示しながら発表する表現力を身につけてもらいたいと願っています」
(細野先生)

統計検定のサイト

統計検定のサイト

(この記事は『私立中高進学通信2018年9月号』に掲載しました。)

田園調布学園中等部  

〒158-8512 東京都世田谷区東玉川2-21-8
TEL:03-3727-6121

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