LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2018年9月号

学校生活ハイライト

東京家政大学附属女子中学校

命の大切さを学び、心を育む『家政ビオトープ』の活動

緑豊かで広大な大学の敷地内にある同校の『家政ビオトープ』。2つの池とそれをつなぐ湿地、たくさんの植物で形成されるビオトープは、生徒たちが自然について学ぶ場となっています。中学生で構成されるビオトープ委員会は、同校を象徴する存在です。

仕掛けを使って池に生息するマドジョウを捕獲し、観察するビオトープ委員会の生徒たち。都会育ちの生徒たちにとって自然に触れる機会はとても貴重です。仕掛けを使って池に生息するマドジョウを捕獲し、観察するビオトープ委員会の生徒たち。都会育ちの生徒たちにとって自然に触れる機会はとても貴重です。

『自主自律』の建学の精神のもと、多文化共生社会で活躍できる女性を育成している同校。中学の各クラスから選出されるビオトープ委員会の活動も、自主性を重んじて行われています。学校説明会でビオトープ委員会のことを知って入学前から興味を持ち、「ぜひ参加したい」と立候補する生徒も数多くいます。何も知らず、委員に任命されて参加した生徒も、「参加してみると楽しくて、2年目からは立候補しました」と、楽しんでいます。

 学年ごとに月に2回ほど行われる活動では、ビオトープの手入れのほか、生態系の記録、体験観察会の実施、蝶の標本づくり、学校説明会でビオトープを紹介する準備などを行っています。

「自然は人間の思い通りにはなりません。活動するなかで、忍耐を試されるような場面が多く出てきますので、生徒にとって、自己をコントロールする力を育てる機会にもつながっています」(指導担当/河野恵先生)

 活動の成果が評価され、日本生態系協会主催の「全国学校・園庭ビオトープコンクール」では連続7回受賞、さらに今年は東京都「緑化等功労者」に決定という栄誉に輝きました。また、北区の環境展への参加など地域とつながる活動にも参加し、生徒たちの視野を広げ、教養を深めています。

「生徒たちがやりたいことは、“難しいかな”と思っても、安全面を考慮しつつ挑戦させています。失敗を通して何かを学び、成長していくことが大切です」

6年前の在校生が蝶の育成をめざして造園したバタフライガーデン。蝶がきて卵を産む環境ができあがるまで、3年かかったと言います。「理科の授業で学んでいても、教科書通りということはありません。その体験が大切ですね」と河野先生。6年前の在校生が蝶の育成をめざして造園したバタフライガーデン。蝶がきて卵を産む環境ができあがるまで、3年かかったと言います。「理科の授業で学んでいても、教科書通りということはありません。その体験が大切ですね」と河野先生。
緑豊かなビオトープには、メダカやヒキガエル、蝶、トンボ、野鳥などたくさんの生物が生息しています。緑豊かなビオトープには、メダカやヒキガエル、蝶、トンボ、野鳥などたくさんの生物が生息しています。
校内向けの体験観察会の様子。このほかにも学校説明会でのプレゼンテーションや植物を使ったアクセサリー教室の指導、セミの抜け殻調査、夏の体験教室など、さまざまなイベントが実施されます。校内向けの体験観察会の様子。このほかにも学校説明会でのプレゼンテーションや植物を使ったアクセサリー教室の指導、セミの抜け殻調査、夏の体験教室など、さまざまなイベントが実施されます。
蝶の標本作り。最近はアレルギーをもつ生徒も増えているので、動植物に触れる場合は十分注意を払って指導しているそうです。また器具なども「危ないから使わせない」ではなく、きちんと使い方を指導しながら、使用させています。蝶の標本作り。最近はアレルギーをもつ生徒も増えているので、動植物に触れる場合は十分注意を払って指導しているそうです。また器具なども「危ないから使わせない」ではなく、きちんと使い方を指導しながら、使用させています。
ビオトープ委員会の研究発表は、2017年度「全国学校・園庭ビオトープコンクール」で日本生態系協会賞を受賞しました。会場の東京大学赤門前で記念撮影。ビオトープ委員会の研究発表は、2017年度「全国学校・園庭ビオトープコンクール」で日本生態系協会賞を受賞しました。会場の東京大学赤門前で記念撮影。

(この記事は『私立中高進学通信2018年9月号』に掲載しました。)

東京家政大学附属女子中学校  

〒173-8602 東京都板橋区加賀1-18-1
TEL:03-3961-2447

進学通信掲載情報

【注目のPICK UP TOPIC!】大きな催しを成長の場に「自主自律」を胸に社会が求める女性をめざす
【学校生活ハイライト】命の大切さを学び、心を育む『家政ビオトープ』の活動
【SCHOOL UPDATE】さらに未来を見据えた教育へ 高い志を持ったしなやかでたくましい女性を育てたい
【SCHOOL UPDATE】英語で学ぶ4つの講座 楽しみながら異文化を学ぶ
【アクティブラーニングで伸ばす新しい学力】協同学習とKaseiセミナーで主体性と思考力を養う
【The Voice 校長インタビュー】挑戦する勇気や自分で判断する「たくましさ」を育てたい
【その先に備えるキャリア教育】25歳 成長段階に合わせて組まれた螺旋的な教育プログラム
【生徒の未来対応型学校へバージョンアップ】躍進i教育』がスタート!「生徒一人ひとりが主役」となり「競争ではなく共創」する力を身につける
【制服物語】伝統校の気品を保ちながらより美しく、そして女性らしく
【自立と自律】建学の精神「自主自律」に基づき多様化する社会に対応できる女性を育成
【育ち盛り食事情 学食調べ隊】中学3年間のスクールランチで食の大切さと知識がしっかり身につく
【未来を生き抜く学力のつけかた】仲間と学び、高め合い自主自律のもと未来を拓くしなやかな女性を育てる
【その先に備える キャリア教育】25歳の理想の自分をめざす『ヴァンサンカン・プラン』
【校長が語る 思春期の伸ばし方】「自主自律」の精神のもと 自ら学ぶ意欲と力を育てる
【キャンパス歩き】安心して過ごせる恵まれた環境で未来を拓くしなやかな女性を育てる
進学通信2018年9月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ