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私立中高進学通信

2018年8月号

大学合格力強化計画

江戸川女子中学校

早めの受験対策が現役合格のカギ
難化傾向の私立大学も全方位で対応

2泊3日の「勉強合宿」。1日平均10時間の勉強は、生徒たちの意識を大きく変えます。国公立大学や難関私立大学への合格者輩出には、学校を挙げての取り組みが効果を発揮しています。

2泊3日の「勉強合宿」。1日平均10時間の勉強は、生徒たちの意識を大きく変えます。
国公立大学や難関私立大学への合格者輩出には、学校を挙げての取り組みが効果を発揮しています。

国公立大学や難関私立大学に次々と合格者を送り出す

 今春の大学合格実績は、筑波大学、千葉大学、お茶の水女子大学などの国公立大学に54名、早慶上理・ICUなどの難関私立大学に66名、GMARCHに116名の合格者を送り出しました。合格のカギとなったのは、中高一貫校ならではの「早め」の対策です。高2までに高校3年間の学習内容を終える「先取り授業」はもちろん、進路への意識を高めるためのさまざまな取り組みを行っています。

「数年前から中3を“高校0年生”と位置づけ、卒業文集の代わりに自分の進路に関するテーマで作文を書かせています。目的は、中学受験を終えてほっとした雰囲気になりがちな中学生にも、少しずつ自分の将来を意識してほしいからです。中学の頃から大学でのキャンパスツアーや企業インターンなどを体験してもらい、早めに進路決定ができるように促しています」

 と進路指導課副主任の清田雅弘先生は話します。

 さらに高1・高2では大学が開催する模擬授業などの受験イベントへの参加を積極的に促し、高2の後期には進路面接を実施して、早くも志望校選定を行うそうです。

「高2から受験シミュレーション、勉強合宿と、受験態勢に入るためのプログラムを組んでいます。受験シミュレーションでは自分の受験校合格に向けたプランを作ってもらい、実際に模擬テストで合否判定をします。
 2泊3日の勉強合宿は全員参加です。生徒自身が自習プランを立て、それに沿って学習し、教員はサポートに徹します。この取り組みは、家庭での受験勉強のシミュレーションにもなっています」

 高2からは、「理系」「私立文系」「国公立文系」と、志望校に即したカリキュラムが選択できます。

「早めに受験科目を絞って勉強できるのは、本校の大きなメリットではないでしょうか」

確実かつ早めの対応で合格へと導く

 なぜ、そこまでして「早め」の受験対策をするのでしょうか。その背景には近年の難関私立大学入試の難化傾向が影響していると清田先生は言います。

「3年前から文部科学省の指導もあって、早慶上智やGMARCHなど、東京都内の難関私立大学は合格者数を絞る傾向にあり、合格を得ることが難しくなっています。ですから2月の一般入試は激戦と言えます。そこで、推薦入試やAO入試をしっかり押さえるのが、今の難関私立大学受験のポイントになります」

 昨年、上智大学の推薦入試で5名の合格者を出しました。これは、一般入試では国語や社会科でも高い学力が求められるのに比べ、推薦入試では英語の能力が高ければアドバンテージになる点を最大限に利用した結果です。国公立大学に関しても公募推薦をしっかりと押さえる対応が、合格率の高さにつながっています。

 さらに、2020年度から始まる大学入学共通テストでは、そこで英検などの資格が問われます。英検やGTECなどの検定試験についても6年間を通して計画を立て、早めの取得を推進。英語科の生徒は、高2の時点で半数近くが英検準1級を取得しています。

「資格試験は回数に限りがあるので、“気づいた時には遅かった”となる可能性もありますから、生徒がとりこぼさないように指導しています」

貴重な情報が詰まった体験記『現役合格へのパスポート』
毎年発行される『現役合格へのパスポート』。毎年発行される『現役合格へのパスポート』。

 もう一つ、大学受験に大いに役立っているのが、20年以上受け継がれている先輩たちの受験体験記『現役合格へのパスポート』です。大学進学の動機から偏差値の推移、受験した大学と合否、おすすめの勉強法、入試当日の成功談・失敗談までを先輩たちが詳細に綴ったもので、「どうやって合格をつかみとったか」が具体的にわかる内容になっています。模擬テストの結果も、中3までさかのぼって記録されています。

 この『現役合格へのパスポート』を数年分振り返ってみても、やはり伝わってくるのは、ここ数年の入試の変化だそうです。

「以前は可能だった国公立大学と難関私立大学の併願は、難しくなってきています。国公立大学に合格しても、私立大学を第一志望にして文系の3科目で勝負している受験生に太刀打ちできず、安全校の合格が危ぶまれるケースも出てきています。
 大学受験は保護者の時代とは大きく変わってきています。学校側がていねいにサポートし、生徒や保護者と二人三脚で取り組んでいきたいですね」

 個々の受験への対応と、先輩の体験談をはじめとする多彩な情報提供と早めの対策で、高い合格率を達成している同校。生徒たちも早めに進路を決定できることでモチベーションも上がり、大学進学への意識が早くから高まっているそうです。

貴重な情報が満載です。「成功談よりも失敗談を参考にしてほしい」と清田先生。

貴重な情報が満載です。「成功談よりも失敗談を参考にしてほしい」と清田先生。

(平成30年度)
主な大学合格実績
  学名 総数(名)



筑波大学 8(7)
千葉大学 7(7)
お茶の水女子大学 1(1)
東京外国語大学 1(1)
東京学芸大学 1(1)
電気通信大学 1(1)
横浜国立大学 2(2)
埼玉大学 2(2)
茨城大学 4(4)
千葉県立保健医療大学 1(1)
  学名 総数(名)



早稲田大学 15(13)
慶應義塾大学 11(10)
上智大学 23(22)
東京理科大学 16(14)
国際基督教大学 1(0)
明治大学 20(18)  
青山学院大学 13(10)
立教大学 34(30)
中央大学 10(7)
法政大学 31(28)
学習院大学 8(7)
津田塾大学 6(6)
東京女子大学 36(36)
日本女子大学 26(24)
学習院女子大学 11(11)
成蹊大学 6(5)
成城大学 9(8)
東京女子医科大学 1(0)
明治学院大学 14(13)
國學院大學 5(4)
東京農業大学 22(19)
芝浦工業大学 19(16)

※( )内は現役の合格者数

(この記事は『私立中高進学通信2018年8月号』に掲載しました。)

江戸川女子中学校  

〒133-8552 東京都江戸川区東小岩5-22-1
TEL:03-3659-1241

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