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私立中高進学通信

2018年8月号

The Voice 校長インタビュー

専修大学松戸中学校

『報恩奉仕』の建学精神をもとに
生徒を基本に据えた学校づくりを

德山 斉 (とくやま・ひとし)校長先生

德山 斉 (とくやま・ひとし)校長先生
1953年、徳島県生まれ。東京理科大学卒業後、
1976年、専修大学松戸高等学校に数学科教員として入職。
進路指導部長、教頭、専修大学松戸幼稚園園長などを歴任し、2018年4月より現職。
2013年には千葉県知事感謝状授与。自身も空手三段の有段者で、
高校で顧問を務めていた空手道部を全国準優勝へと導いた。

心身ともに強い生徒を国際社会のリーダーに
英語教育専用の校舎「アンビションホール」にて、ネイティブのメーガン・フォギー先生と。メーガン先生は同校の姉妹校であるアメリカ・ネブラスカのラックス中学の出身。ネブラスカ大学からのインターン研修を経て、同校に英語教員として赴任。英語教育専用の校舎「アンビションホール」にて、ネイティブのメーガン・フォギー先生と。メーガン先生は同校の姉妹校であるアメリカ・ネブラスカのラックス中学の出身。ネブラスカ大学からのインターン研修を経て、同校に英語教員として赴任。

 私は1976年に本校の高校に数学科教員として入職し、専修大学松戸での教員生活は今年で43年目を迎えました。今年度からは中高の校長という重責を担うこととなり、改めて本校の教育の中心となる『報恩奉仕』の精神の大切さを噛みしめています。

『報恩奉仕』は、『人のため、社会のために役立ちたい』という専修大学の建学の精神に基づき、『質実剛健』『誠実力行』とともに本校の根底を支えています。『報恩奉仕』が育むのは、自分と他者の違いを知って、他者を尊重する寛容な心を持つ、「心身ともに強い生徒」です。人を差別せず、多種多様な文化を認め、互いに協力し合ってより良い社会を作り上げていく心は、グローバル化する社会を強く生き抜いていくための「国際教育」の根底を作ります。

 さらに、本校では「理数系教育」にも注力しています。理数系教育は、論理的、客観的な思考力を育てます。これらの力も国際化社会において、なくてはならない力です。そうした力を、6年間を通して総合的に養うのが本校の目標です。

ハイレベルな国際教育と“使える英語”教育を実践
国際社会のリーダーとして活躍できる
「心豊かな知恵ある人材」を育成するために
  1. 良質の国際理解教育
  2. 充実した授業カリキュラム
  3. 多彩な学校行事・部活動

 中高一貫教育の良さは、6年間の学びを段階的に行うことで、ていねいな指導による成績向上に加えて、物の考え方や行動の指針を、生徒自身が自主性を持ってしっかりと培えることにあります。

 英語教育に関しても、本校では中1より難易度の高い『NEW TREASURE』をメインテキストに英語4技能の基礎を徹底して学び、週2時間はネイティブ教員を交えたチーム・ティーチングによる少人数制の英会話授業を行って “使える英語”の育成に努めています。

 中3になると、約13日間のアメリカ・ネブラスカ修学旅行に学年全員が参加します。英語を使うことを目的とし、サマースクールでは現地の生徒と交流しながら演劇やビデオ制作、プログラミングといった多彩な学びを体験したり、現地の大学生とグループ行動したりと、中身の濃い取り組みとなっています。

 これは姉妹校であるリンカーン市のラックス中学と本校が、15年以上前から、直接やり取りを重ね、絶大な信頼関係を築いてきたからこそ実現したものです。現地の同年代の生徒との交流は、生徒たちに大きな刺激を与えてくれます。生徒は皆、自信をつけ、国際化社会への意識を高め、将来への高い目標意識を抱くきっかけにもなっています。

 高校に進むと、先取り教育や放課後講座で育成された高度な学力と、各種行事や部活動を通じた自主の精神をより発展させ、生徒たちは「自分が活躍したいフィールド」を実現するために、モチベーションを高く持って難関大学へと挑戦。大きな成果を挙げています。

「努力の習慣化」とポジティブな「言葉掛け」を

 大学受験システムの変化に対応したカリキュラムの充実や、生徒の自主性を尊重した各種行事への取り組みなど、本校が誇りを持つポイントはいくつもあります。ですが、私の長い教員生活で実感した「教育にとって最も大事にしなければならないこと」は、わずか2つに集約されます。それが「努力の習慣化」と「言葉」の大切さです。

 現代の子どもは「自己肯定感が低い」と言われています。私もそれを、教育現場で感じてきた教員の一人です。だからこそ、教員からのポジティブな言葉掛けや、生徒同士が認め合うことでの言葉掛けを通じて、生徒それぞれが自分の可能性の大きさを知り、自信を持ってもらいたいのです。

 さらに、学習や部活動での努力を継続し、自分が成長する喜び、そこから生まれる自信と将来への目標を、生徒に持ってもらいたい。そのための努力を、私たち教員が率先して行う。それが私の考える中高教育の在り方です。

 実は私は、大学を出て初めて本校に赴任したとき、ここに留まるのは数年間に過ぎないだろうと考えていました。ですが、現場の教員全員が、生徒一人ひとりを心から気遣い、見守り、密に会議を開いて個々の学習指導や生活指導に全力で取り組んでいる姿を知って本校が大好きになり、気がつけば40年以上が経っていました。

 そんな教員の取り組みは今も変わらず、より良い学習環境の構築が現在も着実に進んでいます。礼儀正しく、真面目で誠実な生徒の気質、校風を守りながら、時代が求めるニーズに応え、牽引する専大松戸であるべく努力を続けていきます。

[沿革]
 1959年、川島正次郎(専修大学理事長)初代理事長、堀七蔵初代校長のもと、専修大学松戸高等学校を開校し、1960年代~1970年代にかけて数々の新校舎を落成。2000年、専修大学松戸中学校を開校。2004年には、最新の視聴覚施設を完備した英語教育専用の校舎「アンビションホール(高志館)」も完成した。

(この記事は『私立中高進学通信2018年8月号』に掲載しました。)

専修大学松戸中学校  

〒271-8585 千葉県松戸市上本郷2-3621
TEL:047-362-9102

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