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私立中高進学通信

2018年7月号

大学合格力強化計画

多摩大学目黒中学校

合格実績が大躍進タブレット活用で
大学入試改革への対策を一歩リード

先生も生徒も1台ずつ持つiPad。学習の計画は「生徒手帳」のダイアリー欄に手書きで記入。そのページをカメラで撮影し先生に提出します。アナログとデジタルのそれぞれの良さを生かした学習習慣の確立が目的です。

先生も生徒も1台ずつ持つiPad。学習の計画は「生徒手帳」のダイアリー欄に手書きで記入。
そのページをカメラで撮影し先生に提出します。アナログとデジタルのそれぞれの良さを生かした学習習慣の確立が目的です。

理系大学の合格実績が好調文系もGMARCHで躍進

 東京理科大学など難関理系私立大学や医学部への合格者を出し、理系の大学合格実績が好調な同校。2017年、2018年の大学入試では理系のみならず文系の実績も伸びてきています。GMARCHの合格者数は100名を超えました。

「とくに明治大学や立教大学の合格者数が伸びており、GMARCHの中でも志望校のステージアップが見られました。この成果は、より上位を狙おうという生徒の意識が高まった結果です。これは今年度の高3生にも良い空気をもたらしています」

 と進路指導部長の荒尾吉宣先生は話します。文系といってもさまざまな学部がありますが、同校では男女ともに経済学部、経営学部、商学部など、いわゆる社会科学系学部が人気です。社会科学系学部は企業への就職や資格取得などの面で幅広く対応できるという情報を、キャリア教育の一環として発信しており、これがしっかり浸透しているからだと言います。

就職率の高い地方国公立大学に注目

 GMARCHが伸びた理由には、早慶上智や国公立大学をめざす生徒の増加という、難関大学への進学志向の高まりが背景にあります。同校では生徒たちの選択肢をさらに広げるため、地方国公立大学の就職率の良さなども、生徒や保護者に伝えています。例えば卒業生には、信州大学に進学したのち、大手自動車メーカーに就職した生徒や、前橋工科大学に進み、地方公務員の上級職試験に合格した生徒もいて、その体験談は多種多様です。

 都会を離れて勉強に集中できる環境に身を置き、一人暮らしや下宿生活を経験することで自立心や職業観もしっかりとしてきます。そのような先輩の活躍する姿が、地方国公立大学をめざす動機付けになるのです。

 これまでは受験科目数の多い大学入試センター試験の勉強と、難化する私立大学受験対策との両立は難しいと、生徒自身が志望校を私立大学のみに絞ってしまうケースも見られました。

「本校の生徒たちには十分、両立できる力があります。ですから、弱気にならないように学習面で自信をつける授業やクラスの雰囲気づくりをしています。今後も国公立大学に関しては、自信を持ち、積極的に受験する力がつけられるように進路指導面での課題を克服していきたいと考えています」

 授業では、高1からさまざまな難問や地方国公立大学の過去の入試問題を抜粋して、あえて大学名を出して解かせています。問題を解くことができると、「自分でも志望すれば、このレベルの大学に合格できる」という自信が少しずつ積み重なっていくのです。

タブレット活用で大学入試改革への対応を強化

 2020年度に始まる新大学入試は、現在の高1生から適用されます。大学入試センター試験の代わりに「大学入試共通テスト」が始まり、記述式や知識を活用したアクティブラーニング型の問題が出題される予定です。さらに学校の授業や部活動、行事などでの活動の記録や取得した資格・検定などのデータをまとめ、大学入試に活用できる『eポートフォリオ』の導入も始まっています。

 こうした流れを受け、同校では、学校全体で「どの教科もバランス良く学ぶ」「知識活用型の授業をすべての教科で展開する」「授業でのICT活用を推進する」との方針を重視。国公立大学への進学を前提とした前倒しのカリキュラムを組み、アクティブラーニングでより幅広い、対応力のある学力、思考力や表現力を伴った学力を身につけさせるように取り組みを強化しています。

 なかでも、2020年度の新大学入試に向けた学力向上のための強力なツールとなっているのが「iPad」です。1人1台を所有し、数学と英語はデジタル教科書を使って学びます。

 宿題、小テストも完全にデジタル化することで、宿題の提出状況、小テストの採点、家庭学習の状況把握、先生から生徒・家庭の連絡などが「iPad」上で完結するようになりました。

「紙ベースで集計していた頃より時間が大幅に短縮化され、教員が生徒の状況をじっくり把握するゆとりができました。これが担任と生徒の面談の質を高めることにつながっています。生徒は宿題の進捗やテストの結果などを「iPad」に入力して、自分で学習状況を振り返ることができます」

 進路指導の観点から進めるタブレット端末の導入は、今後、他の教科にも広めていく考えです。生徒一人ひとりへのきめ細かな対応を実現し、新大学入試への対応力を高める「先手」の取り組みは、すでに始まっているのです。

大学進学に対して「自分もやればできる、という空気感を作っていきたい」と進路指導部長の荒尾吉宣先生。教べんをとる数学の授業でデジタル教科書やiPadをいち早く活用しています。大学進学に対して「自分もやればできる、という空気感を作っていきたい」と進路指導部長の荒尾吉宣先生。教べんをとる数学の授業でデジタル教科書やiPadをいち早く活用しています。
生徒手帳はダイアリー式で学習習慣の形成に役立ちます。巻末には大学入試スケジュールや大学名一覧を掲載。普段から進路に対する意識付けをします。生徒手帳はダイアリー式で学習習慣の形成に役立ちます。巻末には大学入試スケジュールや大学名一覧を掲載。普段から進路に対する意識付けをします。
2017年度(2018年5月現在)
主な大学合格実績
学名 合格者総数(名) 現役(名)




東京外国語大学 3 3
東京学芸大学 1 1
東京芸術大学 1 1
東京農工大学 2 2
電気通信大学 1 1
東京海洋大学 1 1
首都大学東京 2 2
埼玉大学 1 1
横浜国立大学 1 0
横浜市立大学 1 1
山形大学 1 1
秋田大学 1 1
前橋工科大学 2 2
会津大学 1 0
学名 合格者総数(名) 現役(名)



早稲田大学 11 11
慶應義塾大学 5 5
上智大学 13 13
東京理科大学 9 9
明治大学 26 25
青山学院大学 7 6
立教大学 17 17
中央大学 12 10
法政大学 51 50
学習院大学 8 6
成蹊大学 11 11
成城大学 14 14
明治学院大学 16 15
國學院大學 4 4
日本大学 81 75
東洋大学 23 22
駒澤大学 8 8
専修大学 9 9
東海大学 22 19
獨協大学 3 2
芝浦工業大学 23 22
東京都市大学 115 113
北里大学 4 4
東京薬科大学 1 1
日本女子大学 7 7
東京女子大学 1 0

(この記事は『私立中高進学通信2018年7月号』に掲載しました。)

多摩大学目黒中学校  

〒153-0064 東京都目黒区下目黒4-10-24
TEL:03-3714-2661

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