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私立中高進学通信

2018年7月号

目標にLock On!! 私の成長Story

富士見中学校

勉強、部活動、生徒会、ニュージーランド留学
そのどれもが私を成長させてくれた宝物

OG 伊東美優さん

一橋大学 法学部 1年
OG 伊東美優さん

人生の一大転機となったニュージーランドへの留学
「行きたくても行けない友達の分もニュージーランドでがんばろうと思いました」(伊東さん)「行きたくても行けない友達の分もニュージーランドでがんばろうと思いました」(伊東さん)

「中学生の時から好き嫌いがなく、すべての教科・科目をまんべんなく勉強しました。それが国立大学に現役合格できた理由かもしれません」

 そう話すのは今春、一橋大学法学部に入学した伊東美優さんです。高校に進んでもその学習スタイルは変わらず、中高を通して部活動はソフトボールに熱中、生徒会では副会長、会長を務めました。

 

 そのバイタリティあふれる行動力の源は、旺盛な知的好奇心もさることながら、何でも自分で体験しないと気がすまない性格にあるようです。

 そんな伊東さんが『人生の一大転機』と振り返るのが、高1の時、富士見の代表として派遣されたニュージーランドへの3カ月留学です。

「行けば何とかなるだろうと思っていましたが、最初は何を話しかけられているのかまったくわかりませんでした。学校の授業はもちろん、ホームステイ先に帰っても聞き取れません。加えてホストファミリーはスコットランドからの移住者で、ホストシスターはドイツ人だったんです」

 つまり伊東さんは、ニュージーランド、スコットランド、ドイツという3つの価値観と向き合うことになったのです。

「言葉と文化の壁に心が折れそうになったこともありました。親元を離れたのは初めてのことでしたし、それまでの私の世界といえば富士見一色。周りは同じ環境、同じ価値観を共有する友達ばかりでしたから、なおさら心細かったのかもしれません。現地の学校で、生まれて初めて『あなたってシャイね』と言われました」

 と苦笑する伊東さん。

 伊東さんを奮い立たせたのが、派遣前の講習会で先生から託された言葉。「あなたは学校から選ばれた、たった4名の代表なのよ。行きたくても行けない仲間の分もがんばって」でした。

「何でも体験したくてニュージーランドまで来たのに、このままではいけないと思いました。とにかく行動あるのみ。それからはタウランガの街へ一人でショッピングに出かけたり、ビーチを散策したりして外へ目を向けるようにしました。学校のドラマ制作の授業では率先して共同作業を行い、数学では最優秀となるエクセレントを獲得。クラスメートから祝福を受けた時には手応えを感じることができました」

 周囲から認められると同時に、伊東さん自身「誰でも、どんなことでも受け入れられるようになった」と話します。

順調だった受験勉強のはずが1月のセンター試験で失敗
「岡野先生(写真右)は生徒全員が認める癒し系です。受験勉強をしている時も、辛くなると先生に会って癒されていました」と笑顔で話す伊東さん。「岡野先生(写真右)は生徒全員が認める癒し系です。受験勉強をしている時も、辛くなると先生に会って癒されていました」と笑顔で話す伊東さん。

「短期留学を終えて富士見に戻ったのは高1の9月でした。そのため、2学期の最初の授業を受けることができませんでした。でも、ニュージーランドに行けなかった友達の分もがんばるという気持ちを持ち続けていたので、みんなからノートを見せてもらい、先生を質問責めにしていたら、中間テストの成績が上がったんです。うれしかったですね。それがモチベーションになって、その後もずっと成績上位をキープすることができました」

 勉強へのモチベーションはもう一つあったといいます。それは将来、弁護士になるという目標です。

「テレビドラマを観て、かっこいいと思ったんです。単純ですよね。でも、何でも体験、とにかく行動というタイプの私にはピッタリの職業ではないかと思いました。富士見では大学の教授をお招きした模擬授業が行われるのですが、いくつか受けた中でも法律の授業が断トツに面白かったです」

 早くから大学の法学部に目標を定めた伊東さんですが、内心、一橋大学は無理だろうという思いもあったそうです。

「それで高2の面談の時に、担任の岡野昭彦先生に相談したんです。そうしたら『大丈夫だ、君ならできるよ』と励まされて、ホッとしました。私たち生徒をいつも見守り、そっと背中を押してくれる先生が言うのだから大丈夫だって思えたんです」

 それからは学校の授業を大切にして高3の12月まで順調に受験勉強を続けたという伊東さん。

「でも、1月のセンター試験で失敗してしまいました。これでは一橋大学は難しいという判定が出てしまい、あわてて私立大学も受験しました。このような状況だったので、一橋大学に合格できた時は、奇跡が起きたって岡野先生に報告しました(笑)」

 岡野先生は伊東さんにこう言ったそうです。「それは奇跡でも何でもなく、富士見で6年間がんばった成果だよ。全教科・科目をきちんと学習して、とくに英語、そして数学をがんばったことが国立大学の文系受験に役立ったんだよ」と。

 岡野先生の話すとおりだったと伊東さんは振り返ります。

私の世界はフジミイロでも、これからは……

「富士見での6年間は、勉強も部活動も生徒会活動もニュージーランド留学も、やりたいことは何でもやってきました。まさに富士見一色という感じで(笑)。でもこれからは、その殻を破って新たな体験を積み上げていきたいと思います。憶することなく、ひるむことなく、チャレンジ精神で。その土台をつくってくれたのがこの場所であり、いつもやさしく応援してくれた富士見の先生方でした」

 新たなスタート地点に立った伊東さんの笑顔がはじけました。

恩師からの応援メッセージ
目標が高ければ高いほど成長できる
君ならできるから、がんばって
岡野先生(写真右)と。「センターホールの大階段で、よく先生と立ち話をしました。フレンドリーな先生ばかりなので学校生活が楽しめました」(伊東さん)岡野先生(写真右)と。「センターホールの大階段で、よく先生と立ち話をしました。フレンドリーな先生ばかりなので学校生活が楽しめました」(伊東さん)

 ニュージーランドから戻ってきた伊東さんには、以前より一まわり大きくなった印象を受けました。中学でも生徒会長として学校を引っ張っていましたが、帰国後は周囲に細かく目を配り、一人ひとりを立てられるようになりました。外国での体験が彼女に自信を与えたのだと思います。高校でも生徒会長として活動し、担任の私への注文や学校への要望提出など、生徒の先頭に立ってイキイキと学校生活を送っていた姿を思い出します。「将来は弁護士に」という目標は今回初めて聞きましたが、伊東さんなら大丈夫。もし、司法試験で辛くなったら、いつでも戻ってきなさい。「君にならできるよ」と励ましてあげるから。(岡野先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年7月号』に掲載しました。)

富士見中学校  

〒176-0023 東京都練馬区中村北4-8-26
TEL:03-3999-2136

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