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私立中高進学通信

2018年7月号

校長が語る自立へのプロセス

東京都市大学等々力中学校

困難に対して果敢に立ち向かえる強い心を育てたい

「生徒には、人生を深く見つめ、しっかりと自分の足で歩み、自分の哲学をもって生きてほしいと思います。こうした生き方は中高時代の体験から生まれるはずです」(原田校長先生)

「生徒には、人生を深く見つめ、しっかりと自分の足で歩み、自分の哲学をもって生きてほしいと思います。
こうした生き方は中高時代の体験から生まれるはずです」(原田校長先生)

同校の教育の柱は「ノブレス・オブリージュとグローバルリーダーの育成」です。「ノブレス・オブリージュ」とは「高潔の士」のこと。「自分の責任と義務を自覚し、その責務をどう果たしていくべきかを常に意識して行動できる若者」を意味します。

すべての生徒を自立させることが学校教育の使命
原田 豊(はらだ・ゆたか)原田 豊(はらだ・ゆたか)
校長先生

1958年、東京都出身。大学時代の専攻は近世文学。2009年9月、東京都市大学等々力の副校長に就任し、共学部の創設に尽力する。2012年4月に校長へ就任。趣味は読書と観劇。

「学校教育の使命は、学校に通うすべての生徒が社会的にしっかりと自分の立ち位置を築けるように、自立して生きていく力を身につけさせることだと思います。放任しても自立できる生徒もなかにはいます。しかし、一部の生徒だけが立派な人間に育ったとしても意味はありません」

 と校長の原田豊先生は語ります。

「そう考えてみると、中1、中2の時期にオーソドックスなフォーム、つまり正しい勉強法を全員に教えていく必要があると思うのです。その点に本校はこだわっています」

 その“フォーム”の一つが「システム4A」です。入学時から毎朝「アテインメントテスト」という到達度テストを行い、合格点に満たない生徒は放課後に補習を受けるという独自の学習支援システムです。

「補習を受けたくなければ、前日に生徒はいやでも勉強しなくてはなりません。これを繰り返していくうちに、学ぶべきことが明確になって、自ずと自学自習の習慣が定着するようになります」

恵まれているからこそ時間を大切にする姿勢を
全国優勝の実績をもつ舞チア部。部員同士で励まし合ったり、競い合ったり、教え合ったり……。部活動での体験は、大学受験にも活かされます。全国優勝の実績をもつ舞チア部。部員同士で励まし合ったり、競い合ったり、教え合ったり……。部活動での体験は、大学受験にも活かされます。

「システム4A」を支えているのが「TQノート」。同校では生徒全員がこのノートを持ち、自ら立てた学習計画を記入して実行できるようにしています。例えば、「水曜日の朝は英単語のアテインメントテストがあるから、火曜日の夜には夕食後に1時間勉強しよう」というように、先を見据えて少しずつ計画表が作れるようになっていくのです。

「時間を大切にする姿勢は『ノブレス・オブリージュ』の第一歩です。世界中には貧困や紛争で、勉強したくてもできない子どもたちがたくさんいます。一方、本校の生徒は勉強しようと思えば、いくらでも学ぶことのできる環境もあれば、才能にも恵まれています。そんな恵まれた環境にいる子どもたちが時間をおろそかにする生活を送るというのは、倫理的に許されることではないでしょう」

 礼儀を身につけること、また、文化祭や体育祭などの行事やボランティア活動に励むことも「ノブレス・オブリージュ」の実践です。なかでも部活動にはとくに力を入れています。フェアプレイの精神、困難を乗り越える強い心、時間の管理能力や集中力も養えるからです。中学生の約95%、高校生の約80%が入部しているそうです。

困難を乗り越えることに留学の大きな意味がある
東京都市大学等々力の自立のための育て方
  1. 中学1・2年生のうちに
    正しい勉強法を身につける
  2. 時間の管理能力を養う
  3. 部活動、行事、留学などの体験から学ぶ

 海外長期留学も奨励しています。2017年春には中3からの「特選GLクラス」が誕生。「GL」は「グローバルリーダー」の略称で、このクラスの希望者は高1でカナダかオーストラリアへの長期留学が可能です。現地校で取得した単位は高校の単位として認められます。

「私は留学中よりも留学前が重要だと思っています。英語力と合わせ、どれだけ高い目標を持たせて海外に送り出せるかで成果が違ってきます。志にあふれた生徒が海外で学び、強い刺激を受けると、飛躍的に成長して帰国するのです」

「特選GLクラス」は留学の事前指導を早期から徹底するために開設されました。この一期生たちが今年、長期留学に挑戦します。「特選GLクラス」が誕生する以前から同校では長期留学の希望者を高校生から募り、多くの生徒が海外へと旅立ちました。留学した生徒は、現役で東京外国語大学に合格するなど、大学進学面でも輝かしい実績を残しています。

「私は大学生になってからよりも、感受性が豊かな高校時代に留学したほうが良いと考えています。最初は現地校になじめずに悩んだり、異文化と格闘したりするでしょうが、その困難を乗り越えることに大きな意味があると思います」

 ほかにも全員参加の「イギリス語学研修」や、希望者に向けた「オーストラリア夏季語学研修」、校内で実施される「イングリッシュ・サマーコース」などを用意しています。

 また、同校と二校間交流を結ぶパブリックスクールの「インターナショナルコース」もスタート。世界各国から集まった生徒とともにイギリスの名門ラグビー校で学べます。

「海外留学や語学研修、行事や部活動を通して、困難に対して果敢に立ち向かえる強い心を持った生徒を育てていきたいと思っています」

医療・理系探究型の「オーストラリア夏季語学研修」。クイーンズランド大学やグリフィス大学の医学部を訪問します。

医療・理系探究型の「オーストラリア夏季語学研修」。
クイーンズランド大学やグリフィス大学の医学部を訪問します。

(この記事は『私立中高進学通信2018年7月号』に掲載しました。)

東京都市大学等々力中学校  

〒158-0082 東京都世田谷区等々力8-10-1
TEL:03-5962-0104

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