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私立中高進学通信

2018年6月号

校長が語る自立へのプロセス

昭和学院中学校

志高く、チャレンジし続ける心を育む6年間

生徒と先生の距離が近いのも同校の魅力。「一緒に写真を撮ろう」という大井校長先生の気さくな声かけに、中1から高2までの生徒が集まりました。

生徒と先生の距離が近いのも同校の魅力。「一緒に写真を撮ろう」という大井校長先生の気さくな声かけに、
中1から高2までの生徒が集まりました。

昨年度は、国立大学に11名の現役合格者を出すなど、大躍進を遂げた昭和学院。都立中高一貫校から赴任した校長先生の下、教員と生徒が一体となった『チーム昭和』で、より良い学校づくりに取り組んでいます。

クラスの一体感が育む生徒同士の絆
大井 俊博(おおい・としひろ)大井 俊博(おおい・としひろ)

香川県出身。筑波大学体育専門学群卒業後、体育・保健体育教員として多数の公立高校に勤務。のちに都立高校の教頭や校長を歴任し、教育長人事部職員課主事などを経て、2016年、現職に着任。

 昭和学院の校長に着任して、今年で3年目を迎えた大井俊博先生。着任直後から、『チーム昭和』として学校全体で改善を進めています。

「この3月の卒業生は、現役で国立大学に11名の生徒が合格しました。昨年度が6名だったことを考えると大躍進です。早慶などの難関大学への現役合格者も増加傾向にあります」

 大井先生自らが、生徒の進路相談や部活動の指導に当たるなど、学校を挙げての取り組みが、少しずつ形になって表れている証です。

「全国レベルで活躍する部活動もどんどん増えています。私は、高い志を持ち続けることが、これからの時代を生き抜くために、最も欠かせないことだと考えています。進路も『行ける大学』ではなく『行きたい大学』、将来も『できる仕事』ではなく『やりたい仕事』をめざそうということです」

 しかし、先行き不透明な時代に、子どもたちが将来のビジョンを思い描くのは、簡単ではありません。

「だからこそ志高く、最後まであきらめないでチャレンジする心を持ってほしい。私はこれこそが自立であり、いちばん大切なことだと考えています。本校で学ぶ6年間は、そのための土台を築く時間です。生徒たちには『チーム昭和』のプライドを持って、未来をたくましく生き抜いてほしい。これこそが本校の教育におけるいちばんの狙いです」

 生徒、先生、そして学校全体を巻き込んでの意識改革を積極的に推し進めている大井先生。なかでもとくに重要視しているのが中学教育です。

「中学時代は自分の殻を打ち破り、自我を確立していく時です。子どもたちはもがき苦しみながらも、一日一日成長していくのです。目覚ましい吸収力を見せる時期だからこそ、教員も保護者も本当にていねいに、きめ細やかに接していくことが求められます。この段階でしっかりと面倒をみることが、高校での伸びやかな成長につながるのです」

中学では主体的に学ぶ力を高校では受験に対応する力を

 中学教育の確かな土台づくりこそが生徒の未来を創るとの考えから、大井先生が導入したのが、全教科のアクティブラーニング。なかでもとくに力を注いでいるのが英語教育です。

「ALT(外国語指導助手)と日本人教員の2名態勢で、英会話力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力を総合的に高める授業をしています。イングリッシュシャワーで、英語嫌いにさせない。英語の環境に慣れることをいちばん大切にしています」

 中2での2泊3日のイングリッシュキャンプ、文化祭の英語劇、中3でのオーストラリア語学研修という3ステップの英語力向上プログラムを組んでいる同校。

「5月に行うイングリッシュキャンプは、国際線乗務員がステイするホテルで、外国人クルーにご協力をいただき、ディナーやゲームを一緒に楽しみます。言葉が通じる、通じないといった英語教育以外にも、こういう職業もあるのかという、キャリア教育にもつながります」

 英語を主体的に学ぶことで、中学の3年間で相当な実力がつくと語る大井先生。積極的なアクティブラーニングを通じてめざしているのは、中学卒業時までに英検2級を取得することです。

「英語の基礎を中学で徹底的に学び、高校ではさらに理論づけて、大学入試に対応できる力を確実につけていきます」

自分を磨く6年間で身につける入試改革にも対応する応用力

①自ら考え、学び、行動できる生徒

②高い志を持ち、「文武両道」をめざす生徒

③自らを律し、人を思いやることのできる人間性豊かな生徒

 全授業で展開する、双方向性のあるアクティブラーニングで育む論理的思考力、判断する力、自分の意見として表現する力は、2020年の大学入試改革でも、大いに活かされることが期待されています。

「思春期は、自分磨きをするかけがえのない時です。生徒たちには、本校で過ごす6年間を通して、『自分は何をすべきか』ということをよく考えながら、自分という原石を磨いてほしいと考えています。教員や保護者、友人、地域との関わりのなかで、じっくりと磨かれた原石は、十人十色の輝きを放つようになると信じています」

 教員と生徒が一丸となって『チーム昭和』を合言葉に、まさにノンストップで変化を遂げている昭和学院。

「教育に完成形はありません」と語る大井先生の手腕に、期待が高まります。

中3の春休みに実施されるオーストラリア語学研修には、生徒全員が参加します。中3の春休みに実施されるオーストラリア語学研修には、生徒全員が参加します。
「英語に慣れることがいちばん大事」と語る大井校長先生。中学ではとくに話すことに重点を置いて授業が進められます。「英語に慣れることがいちばん大事」と語る大井校長先生。中学ではとくに話すことに重点を置いて授業が進められます。

(この記事は『私立中高進学通信2018年6月号』に掲載しました。)

昭和学院中学校  

〒272-0823 千葉県市川市東菅野2-17-1
TEL:047-323-4171

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