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私立中高進学通信

2018年6月号

未来を切り拓くグローバル教育

獨協中学校

「ドイツ研修旅行」で養う世界的視野の問題解決力
歴史と伝統が育む獨協独自の教育

ドイツ研修旅行では、ハノーファー市の生物教育園(Schulbiologiezentrum)で、環境・自然・生物について学習。生物教育園は、市内の小中高生が学びに来る地域に密着した施設です。森林や農園、コンポスト、生物飼育小屋などが点在する約6ヘクタールの敷地で、五感を通じて学びます。

ドイツ研修旅行では、ハノーファー市の生物教育園(Schulbiologiezentrum)で、
環境・自然・生物について学習。生物教育園は、市内の小中高生が学びに来る地域に密着した施設です。
森林や農園、コンポスト、生物飼育小屋などが点在する約6ヘクタールの敷地で、五感を通じて学びます。

創立以来続く伝統のドイツ語学習

 ドイツ文化の摂取を目的に、明治14年に創立された獨逸学協会を母体とする同校。130年を越える年月を経た今でも、その伝統は引き継がれ、高校から第2外国語としてドイツ語を学ぶことができます。

「英語を学ぶことで英語圏の文化に親しむだけでなく、ドイツの言語や文化にも触れる本校の教育は、より広い視野を持ったグローバルな人間の育成を実現します。ドイツは東西統一以降も、難民問題などヨーロッパ社会が抱える問題を、多様な変革で乗り越えてきています。世界視野の問題解決力を学ぶにはふさわしい国だと、私たちも実感しています」(教頭/坂東広明先生)

 現在、全体の3割ほどの生徒がドイツ語を履修し、世界基準のCEFR(※1)に準拠したカリキュラムをネイティブを含めた複数の教員から学んでいます。CEFRの資格試験に合格した生徒には、ドイツへの短期留学も用意されています。

ギムナジウムの学生と課題解決に取り組む

 生きたドイツ語とその文化を学ぶ貴重な体験の場として、同校では毎年夏休みにドイツ研修旅行を実施しています。

「中3から高2の希望者が対象で、10日間から12日間ほど滞在します。この研修旅行は、ドイツ語を履修していなくても参加できます。定員は約20名ほどですが、毎年、希望者が多いため、エントリーシートに現地で何を学びたいかを書き込んでもらい、面接試験を経て参加者を決定します。参加する生徒の意識も高く、全員がとても意欲的です」

 生徒たちはギムナジウム(※2)の学生の家にホームステイをしたり、ハノーファー市内にある小中高生向けの環境教育施設で体験型授業を経験したり、ミュンヘン郊外で動物との共生を学ぶ宿泊型施設に滞在したりと、多彩なプログラムを通してドイツの文化や生活、最先端の環境教育に触れていきます(※3)。

 また、それ以外にも、ギムナジウムの学生たちと世界を取り巻く多様な社会問題について学び合い、討論し合う機会も積極的に設けています。

「例えば、ドイツを含めたヨーロッパでは難民や移民の問題が大きな社会問題になっています。こうした問題は、日本国内にいてはなかなか実感を持って考えることが難しい問題ですが、ドイツに行けば、すぐ目の前にそうした方たちの居住区が設けられています。実際に移民の方の話を聞く機会を得られた年もありました。彼らの語る言葉にドイツの学生たちとともに向き合うなかで、生徒たちは多くのことを感じ、学んでくれたと思います。
 環境問題と難民・移民問題。一見すると別々の課題のように見えますが、異質な存在との『共生』という点で共通する、人類にとって重い課題です。もちろん、すぐに答えが見出せるような課題ではありませんが、ドイツ研修旅行をきっかけとして、考え始める生徒が出てきているのは頼もしく思います」

※1 CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)……「Common European Framework of Reference for Languages」の略。英語だけでなくドイツ語、フランス語、スペイン語などさまざまな言語の習得状況を、共通の基準で測る目的で作られました。基礎レベルから母国語レベルまで、6段階のレベルが用意されています。
※2 ギムナジウム……大学進学を希望する生徒が進学する8年制の学校。日本でいう中高一貫教育に
※3 ドイツ研修旅行のプログラムの内容は、年によって変わることがあります。

Action Report File001
異文化交流と社会問題への理解を深める
ドイツ研修旅行は環境教育が大きなテーマ

 ドイツ研修旅行では毎年、テーマを設けてプログラムの内容を変化させていますが、毎回変わらず1つのテーマとなっているのは「環境教育」です。ドイツ・ハノーファー市の環境教育施設「生物教育園」での学習を柱に、ドイツの先進的な環境問題への取り組みを、ギムナジウムの学生との交流を通して学びます。

「参加する学年は高1生が多いですね。事前に日本に関連するテーマを調べ、現地でドイツの人たちに向けて発表する機会も設けています。

 各市の見学では、都市環境に対する考え方、移民問題に対するドイツ社会の対応など、日本とは異なる社会問題への取り組みを理解するのも大きな目的です。

 すっかりドイツに魅せられ、3年連続で参加する生徒や研修旅行の学びを深めるために、大学の農学部や都市環境に関係する学部をめざす生徒も増えています」(坂東先生)

ハノーファーではライプニッツ大学の研究室も訪問しましたハノーファーではライプニッツ大学の研究室も訪問しました
ドイツ人ホストファミリーとの楽しい思い出ができましたドイツ人ホストファミリーとの楽しい思い出ができました
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英語圏の海外研修も豊富に用意
多彩な内容のシアトルホームステイや全員参加のハワイ修学旅行も実施

 英語圏における海外交流の機会も多く設けています。高1ではアメリカのシアトルホームステイ研修、高2では全員参加のハワイ修学旅行が実施されます。シアトルホームステイは、アメリカ・シアトル郊外を中心に17日間実施されます。世界的企業の見学やサンフランシスコ小旅行、スタンフォード大学などに在籍する日本人研究者を訪問するなど、多彩なプログラムを体験し、英語力を高め、アメリカの生活や文化に触れます。高2の「ハワイ修学旅行」は4泊6日で実施。ハワイ大学協力のもと、ハワイ島の自然をテーマに、ほかでは体験できない充実したプログラムを体験します。また高1と高2はアメリカの国立公園で大自然に触れる「イエローストーン・サイエンスツアー」にも参加できます。

ドイツ研修に続きドイツ研修に続き自然をテーマに学習ドイツ研修に続きドイツ研修に続き自然をテーマに学習
世界遺産イエローストーンで本物の自然科学を体験世界遺産イエローストーンで本物の自然科学を体験
一生忘れられないシアトルホームステイでの温かな交流一生忘れられないシアトルホームステイでの温かな交流
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ドイツ語を本格的に学ぶ
伝統のドイツ語教育でCEFR準拠グレードを取得

 ドイツ語学習は高1から始まります。ネイティブ教員と熟練の日本人教員のもと、1年間のみ、教養としてのドイツ語に親しむコースと、3年間でCEFR準拠のA1~B1のグレード取得をめざす本格的なコースが選択できます。中学生でも興味のある生徒は、「ドイツ語同好会」に参加して、ドイツ語やドイツ文化に親しんでいます。

ケルン大学から教育実習生を受け入れ授業に参加してもらいます

ケルン大学から教育実習生を受け入れ授業に参加してもらいます

(この記事は『私立中高進学通信2018年6月号』に掲載しました。)

獨協中学校  

〒112-0014 東京都文京区関口3-8-1
TEL:03-3943-3651

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