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私立中高進学通信

2018年6月号

目標にLock On!! 私の成長Story

星野学園中学校

自分が主役──主体的に生きる方法を教えてくれた中高6年間

浅川達也さん

株式会社 博報堂
OB 浅川達也さん

9名ギリギリの野球部でチームワークを学ぶ
同級生とゼロから作った中学軟式野球部。後列右から2番目が浅川さん。高校2年のときには県秋季大会で2位の成績を収めるまでにチームを成長させました。同級生とゼロから作った中学軟式野球部。後列右から2番目が浅川さん。高校2年のときには県秋季大会で2位の成績を収めるまでにチームを成長させました。

 2期生として星野学園に入学した浅川達也さん。10歳離れた、いとこのお兄さんが私立中学校に通っていたのを見て「自分も行きたい!」と塾に通い始めたのが中学受験のきっかけでした。

 自宅から学校まで近くて通いやすかったこと、海外修学旅行やIT設備が整っていることに魅力を感じて同校を選びました。なにより新設校なら「大勢の人に埋もれることなく、自分の好きなことをして楽しい学校生活を送れるのでは」という期待が大きかったと言います。

 同校は開校当初から勉強とクラブ活動の文武両道、6年後の難関大学への進学実現を目標に掲げ、当時まだ普及していなかったノートパソコンを生徒1人に1台配付するなど、先進的な試みを始めていました。こうしたチャレンジ精神豊かな校風にも心ひかれるものがあったのかもしれません。

 中学2年のときに仲間と軟式野球部を設立。部員は9名ギリギリで1人でも欠けると試合ができないという苦労もありましたが、かえってそれが仲間との結束力を強め、チームワークの大切さを学ぶきっかけになったそうです。

「初めて練習試合で勝ったときのうれしさは忘れられないですね。野球部の仲間とは卒業してからも、よく会っています」

決断のときに思い出す校長先生の言葉
2007年卒業の浅川さん。千葉大学園芸学部、東京大学大学院を経て、2013年、株式会社博報堂に入社。2007年卒業の浅川さん。千葉大学園芸学部、東京大学大学院を経て、2013年、株式会社博報堂に入社。

 社会人として6年目を迎える浅川さん。中高生活で印象に残っているのは、朝会で星野誠校長先生がよく話された『自分が主役』という言葉だそうです。

「学生生活や社会人生活を送る中で、自分ができることを表現したり、やりたいことにチャレンジしたりする機会があります。その決断を迫られた際に意識するフレーズです。星野学園で6年間を過ごして、今に通じる大切にしたいものの一つです」

 実は浅川さん、半年前に部署を異動し、「今は毎日が決断とチャレンジの真っ最中」だと言います。

 広告代理店というと、一つの商品を販売するためにCMを作ったり、キャンペーンを企画したりする仕事を思い浮かべますが、近年は社会的な課題をテーマに掲げ、その解決のためにさまざまなアクションを起こしていくことも、これからの広告代理店が担う仕事の一つだそうです。

「例えば高齢化で懸念される社会問題に、医療費の増加とそれによる財政圧迫が挙げられます。抑制するには若いうちから運動習慣をつけて健康寿命を延ばす予防的な取り組みが大切です。その知識や方法を医師や企業、官公庁などと連係して広めていくのが今、担当している仕事です」

 前年まではマーケティングのセクションで市場調査・分析などの研究的な仕事が多かったそうですが、今は外を飛び回る機会が増えています。クライアントとの打ち合わせや調整、イベントでは講演や実演プログラムの立案、当日は現場の統括と、アクティブに過ごしています。

 今までと異なる環境の中で苦戦を強いられる場面も多いそうですが、「自分が主役」、つまり主体的に自分が動くこと、目の前の課題に真摯に向き合うことで状況を打開できるはずと、前向きに楽しんでいます。

 仕事をする中で中高時代の「縁」を感じる機会があったそうです。

「野球部で一番仲の良かった同級生の勤務先が打ち合わせ先の企業で、『会おうよ!』と盛り上がりました」

 共に高校卒業から10年以上経ちますが、お互いにがんばっている様子を知ることができて勇気づけられたそうです。

 直属の上司が星野学園の卒業生という、うれしい偶然もありました。

「今、企業の採用では出身大学だけでなく中高時代も見る、と言われていますよね。同じ環境で過ごしてきたと思われる人物であれば、どのような考え方をするのかが何となくわかる気がするのです。普段、上司と星野学園の話をすることはありませんが、何か共通項があるのかな、と親しみを感じています。暗黙知のようなものでしょうか」

 建築士のいとこに憧れて千葉大学の園芸学部に進学、東京大学大学院で都市計画を研究したのちにブランディングに関心を広げ、博報堂に入社した浅川さん。卒業生を招いての講演会では「理系なのにどうして?」と聞かれることも多いそうです。

「順風満帆のキャリアではありませんし、挫折体験も含めて率直に話しています。すると『新鮮だった』という反応をもらうことが多いです。だから、今の中高生には可能性がたくさんあるし、目の前のことをがんばろう、と伝えたいです。今春は、東京大学理Ⅱ類に男子が現役合格と聞きました。後輩の活躍は本当にうれしいですね」

 後輩となる受験生に送る言葉は「快活に全力で挑め!」。中高6年間の過ごし方が、その後の生き方の「軸」になることが伝わる力強いメッセージです。

後輩に語り継ぐ納得いくまで取り組む姿勢
当時の野球部顧問だった黒木先生。当時の野球部顧問だった黒木先生。

 中学生のときも、高校生のときも、何事にも全力で取り組む浅川さんの姿をよく覚えています。とくに、部活動で全体の練習が終わった後、1塁ベースにネットを立て、一人で黙々と送球練習をしていた姿が今でも忘れられません。私は、勉強でも、部活動でも気になることがあると、自分が納得いくまでとことんやりぬこうとしていた浅川さんのことを中高生に話をしています。何事にも熱く、冷静に、全力で挑戦する浅川さんの社会でのさらなる活躍を楽しみにしています(黒木誠一朗先生)。

(この記事は『私立中高進学通信2018年6月号』に掲載しました。)

星野学園中学校  

〒350-0824 埼玉県川越市石原町2-71-11
TEL:049-223-2888

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