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私立中高進学通信

2018年6月号

目標にLock On!! 私の成長Story

実践女子学園中学校

自分がケガをした時に支えてくれたような
人を安心させる理学療法士になりたい

堀尾優羽さん

首都大学東京 健康福祉学部 理学療法学科 1年
OG 堀尾優羽ゆうさん

骨折をきっかけに決めた将来の職業
学校説明会で手品をする堀尾さん。同校マジック部の手品は、スポンジボールやロープ、コインなどを使いながら、トークでも人を楽しませます。「理学療法士になったら、手品で患者さんの心を和ませたいですね」(堀尾さん)学校説明会で手品をする堀尾さん。同校マジック部の手品は、スポンジボールやロープ、コインなどを使いながら、トークでも人を楽しませます。「理学療法士になったら、手品で患者さんの心を和ませたいですね」(堀尾さん)

「中3の時、足を骨折して1カ月ほど通院していました。そのリハビリでお世話になったのが、いつも明るく私に話しかけてくださった理学療法士さんです。私のケガについてわかりやすく説明し、私の不安を取り除いてくださいました。『こんな素晴らしい仕事があるんだ』と感銘を受けました」

 理学療法士とは、ケガや病気などで身体機能に障がいを持つ患者に対して、座ったり、歩いたりなどの基本的な動作能力の回復を図る専門職です。

「バレエを習っていた私は、大学で人の体のしくみについて研究したいと思っていました。この理学療法士さんと出会ったことで、研究もいいけれど、人と接しながら知識や技術を活かせるこの仕事に就きたいと思ったんです」

 堀尾さんは高校時代に生徒会の庶務に推薦され「ときわ祭(文化祭)」や生徒集会の運営を担当。生徒からの信頼に応え、学校行事を陰で支えていました。ボランティア委員会の委員長も務め、学校内の古紙やペットボトルの回収、学校周辺の清掃、募金活動などに励んでいたといいます。また、マジック部に所属し、「ときわ祭」はもちろん、学校説明会でも手品を披露して保護者や中学受験生たちを楽しませていました。「みんなのために役に立ちたい。そして、みんなを笑顔にしたい」。そんな思いを行動で示せる生徒だったのです。

成績を着実に伸ばし一般入試で現役合格
「小学生の時、実践女子学園に見学に来たんです。ここが渋谷とは思えないくらい緑がいっぱいで、校舎もきれいで……。この学校で勉強したいと思って受験しました」(堀尾さん)「小学生の時、実践女子学園に見学に来たんです。ここが渋谷とは思えないくらい緑がいっぱいで、校舎もきれいで……。この学校で勉強したいと思って受験しました」(堀尾さん)

「理学療法士になるための学科がある大学を調べていて、目に飛び込んできたのが首都大学東京です。両親に負担をかけたくないので、国公立大学に進学したいと思っていたからです。オープンキャンパスに行き、先生方と学生の距離が近いことがわかり、実践女子学園との共通点のように感じて第一志望にしました」

 首都大学東京の健康福祉学部理学療法学科に現役合格を果たすために、堀尾さんは高1から受験勉強に励みました。その結果、英語の成績が中学時代に比べて大きく伸びたそうです。きっかけは高1の夏休みに参加したオーストラリアへの語学研修でした。一人で現地の家庭にホームステイしたり、現地校の生徒と交流したりして英語が伝わる喜びを知り、英語が好きになったと話します。

 さらに放課後や長期休暇中に開かれる「講習」や「ゼミ」を積極的に受講。高2の冬には2泊3日の「勉強合宿」に参加しました。朝の6時30分から就寝前まで勉強に打ち込む合宿です。こうした努力を積み上げて主要教科の成績がアップし、高3の時にはテストの順位が学年で一桁以内に入ったそうです。

 堀尾さんは、まず首都大学東京の公募推薦入試を受験しました。この入試には面接があるため、実践女子学園の先生方の指導のもと、面接の練習を何度も重ねましたが、合格には届きませんでした。その時のショックは大きかったと振り返ります。

 しかし堀尾さんは、持ち前の明るさで初心に立ち返り、首都大学東京の同学科の一般入試に向けて全力を注ぎました。年末には国際医療福祉大学の理学療法学科の特待奨学生特別選抜入試を受験して合格。翌年1月の国公立大学センター試験では、英語で9割、生物で8割5分の高得点を獲得しました。二次試験の面接では公募推薦入試の時の2倍の練習をしたので、リラックスして受け答えができたと語ります。

先生方に感謝の気持ちでいっぱい
堀尾さんは高1の時、約17日間の「オーストラリア語学研修」に参加。ホストファミリーをマジックで楽しませたり、ホストシスターと一緒にダンスのレッスンを受けたり……。海外での心が通う触れ合いを通して、英語の大切さを実感したそうです。堀尾さんは高1の時、約17日間の「オーストラリア語学研修」に参加。ホストファミリーをマジックで楽しませたり、ホストシスターと一緒にダンスのレッスンを受けたり……。海外での心が通う触れ合いを通して、英語の大切さを実感したそうです。

「合格を伝えると、先生方はみな私以上に喜んでくださって胸が熱くなりました。先生方のおかげで合格でき、感謝の気持ちでいっぱいです」

 120年の歴史を誇る同校の教育方針は「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」。また、めざす女性像として「社会に貢献し リーダーシップを発揮できる女性」「人を思いやるやさしさと感謝の心を持ち 共生できる女性」などの5つを掲げています。堀尾さんは、まさに同校のめざす女性像にふさわしい存在といえるでしょう。

 そんな堀尾さんに、どんな理学療法士になりたいかを聞いてみました。

「私が骨折で通っていた病院には多くの高齢者の方々がリハビリに励んでいました。中学生の私でも歩けるまで大変な苦労をしたのですから、高齢者の方々なら、なおさらだと思います。高齢者の方々が安心して治療に専念できるような理学療法士になりたいですね」

恩師からの応援メッセージ
堀尾さんは人の痛みを受け止め支えることができる女性です
マジック部顧問の松下先生(写真右)、生徒会顧問の
安孫子先生(写真左)とともに。マジック部顧問の松下先生(写真右)、生徒会顧問の 安孫子先生(写真左)とともに。

 堀尾さんは努力家であり、創意工夫のできる生徒でした。たとえば、私が『手に握ったコインが、手を開くと指輪に変わっているマジックを考案しなさい』といった課題を出すと、熱心に取り組んで完成させてしまうのです。堀尾さんなら多くの人を笑顔にできる理学療法士になれるはずです」(松下寿久先生)

「堀尾さんが理学療法士をめざしていると聞いた時に『ときわ祭』での彼女の気配りを思い出しました。相手の気持ちをくみ取った上で、自分の意見を伝え、生徒たちをまとめていたのです。堀尾さんは、人の痛みを受け止め、支えることができる女性です。大学や社会で、重要な役割を果たしてくれると期待しています」(安孫子郁子先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年6月号』に掲載しました。)

実践女子学園中学校  

〒150-0011 東京都渋谷区東1-1-11
TEL:03-3409-1771

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